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【ベートーヴェン】ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」第2楽章 Op.13(1日1曲紹介)

<作曲家>
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

<作品>
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」 第2楽章 Op.13

<youtube>

<コメント>
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)は、ドイツの作曲家。
J.S.バッハ等と並んで音楽史上極めて重要な作曲家であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。
その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされている。

・人物像
人物としては、身長は165cm前後と当時の西洋人としては中背ながら、筋肉質のがっしりとした体格をしていた。
父親に似て大の酒好きであり、基本的に服装には無頓着であった。そのため、弟子のツェルニーは初めて会った時、「ロビンソン・クルーソーのよう」、「黒い髪の毛は頭の周りでもじゃもじゃと逆立っている」という感想を抱いたと言われる。

作曲に夢中になって無帽で歩いていたため、浮浪者と誤認逮捕されてウィーン市長が謝罪する珍事も起こった。
しかし、部屋の中は乱雑であった一方、入浴と洗濯を好むなど綺麗好きであったと言われる。

性格は矛盾と言っても差し支えのない正反対な側面があった。人づきあいにおいて、ことのほか親切で無邪気かと思えば、厳しく冷酷で非道な行動に出るなどと気分の揺れが激しかった。

聴覚を喪失しながらも音楽家として最高の成果をあげたことから、彼を英雄視・神格化する人々が多く生まれた。そして、メトロノームの価値を認め、初めて活用した音楽家だとも言われている。

・音楽性
ベートーベンの音楽はおおまかに3つのジャンル(ピアノソナタ(32曲)、弦楽四重奏(16曲)、交響曲(9曲))に分けられており、
本作は作曲者のピアノソナタの中で初めて高く、永続的な人気を勝ち得た作品で、
気鋭のピアニストとしてだけでなく作曲家としてのベートーヴェンの名声を高める重要な成功作となりました。

・本作について
また、本作は第1~3楽章からなるピアノソナタです。各特長は以下の通り。
第1楽章はハ短調のグラーヴェの序奏がついたソナタ形式で、左手のトレモロが特徴である。
第2楽章は変イ長調の穏やかで美しいアダージョで特に有名な曲。
第3楽章はハ短調でドラマティックな16小節の主題をもつロンド形式。

「悲愴」という副題は初版譜の表紙に既につけられていて、
作曲者本人の了解の下に付されたものであろうと考えられています(自身の発案であったのか否かはわからない)(wiki参考)

>>今日は長くなりました・・。この作品は非常に有名で聞いたことのある方が多いと思います。
アニメやCMなどでよく使われており、最近だと「心が叫びたがってるんだ」の映画に使用されていました。

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