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TOUR DE HOKKAIDO 2022(UCI2.2) Etape-1

皆さんお久しぶりです。
先日、ジュニアの登竜門 四日市の『全国ジュニア競技大会』も終了し、長かったロードレースシーズンも終了しました。
今年は本当に忙しく、充実した年でした。

さて、TDHでは我々、北海道地域選抜へのご支援、ご声援ありがとうございました。

先に結果を申し上げますと、目標としていたところへは到達出来ませんでしたが、この3〜4年間の取り組みの手応えを得られるレースでした。
当初、自己負担金の軽減へご協力いただいた方へのみ配布したレースレポートでしたが、この度こちらのNOTEにて限定公開することとしました。
もしも、支援してくださった方でレポートを受け取っていない方がいればこちらでご連絡ください。こちらのシステム上でレポートを『プレゼントする』という対応を致します。(又はメールにて送付)

私自身、前回大会(2019年)でステージ8位で集団スプリントに敗れた過去があり、今回は個人的側面でも修正と強化を行い臨んだ大会でした。

photo:Tour de Hokkaido 公式 HP


一社会人サイクリストが仕事と両立しながら臨む、UCI2.2とはどんな世界なのか、興味を持ってくださる方は是非ご一読頂けると嬉しいです。



大会名:
TOUR DE HOKKAIDO 2022(UCI2.2) DAY-1
開催場所:北海道 札幌市〜共和町
開催日:2022年9月9日〜9月11日
カテゴリー:UCI 2.2
コース:171km
天候:快晴
出走人数:67名ほど
リザルト:36位 +16’15”(完走48名)


3年ぶりの開催で、色々と感覚も何もかも忘れており(プロ選手も退いて、UCIレースを走る機会もないため)何だか違和感を感じながら前日の集合で中島公園へ。
案の定忘れ物が多く、家族に買ってきてもらったりと、おぼつかない感じでレース当日。。。

今回のレースの1番の目標は島野の総合10位以内(UCIポイント獲得圏内)
その観点でレースを考えると第一ステージは本当に難しかった。
あらゆる可能性があり、一瞬たりとも気が抜けない。
事前に他チームの選手の話を聞いても皆、それぞれがバラバラな見解を示していたので、それだけ展開が読みにくいということだろうと察した。

コースプロフィールは最初に大きな峠を2つ(朝里峠・毛無峠)を超え、細かなアップダウンを含む平坦をこなした後に残り50km地点あたりに構える当丸峠。
いずれも登り終わるまでには20分前後掛かる大きな峠だ。



考えられるシナリオとしては当丸で総合勢が踏んで勝負を決めてくるパターンが一番シンプルだが、斜度が比較的緩いため勝負をより確実なものにするため朝里峠前から踏んで勝負する人間を絞り込むということも予想された。
だがそうなると平坦を少人数でこなす必要があり、2日目のハードコースを考えると、1日目でそこまで脚を使って勝負するのを嫌う(そこで勝負に出る必要がないと判断する)ということも想定される。
どのパターンも等しい確率で存在する可能性で、どういう判断(レース)をするかは強者(ガルシア選手、トマ選手、山本大喜選手、増田選手など)次第という感じだった。

今シーズンの全てが掛かったレースがスタート。
パレードランが終わりリアルスタートが切られる。

スタートから集団は不規則な動きを見せる。

誰がどうしたいのかあまり読みきれない動きが続いた。
抜け出しがあっても牽制することがしばしば。
何故、入っていないチームが積極的に追いかけて潰しに行かないのか…何だか逃げを早く作りたいような…そんな空気を感じた。

抜け出しがグループが出来てから、しばらくしてから閃いたようにどこかのチームが急に追い始める。
そんなシャッフルを繰り返しているうちに、少しづつ逃げが出来てからのキャッチのスピードが鈍くなってくる。
そんな中、朝里峠へ入る手前のダムの長いトンネル内、見えないところで20人程度の大きな抜け出しがあった。
トンネルで特に声で知らせる選手もおらず、集団のスピードアップもなかったので、抜け出しに気づけなかった。
外に出てびっくりだったが、何故だかそのまま追わない雰囲気だった。
ここに島野も牧野も入れていない。
これは大きなリスクだ。

直感的に島野、牧野の2人を連れて前へブリッジを開始。

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