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現役風俗嬢、自分の心の掃け口として、note をはじめてみる。


私には秘密がある。


大それたようで、実は結構な女性が
同じようなものを持っているかもしれない、意外とありふれた秘密。


表向きは、そこそこ名の知れた4年制大学を卒業し、
少しおカタい中堅企業に勤める、どこにでもいる会社員。

そんな私が、週末と夜だけ、
某地方都市で「デリヘル嬢」として働いている。


一般的に、後ろ暗く、世の中にオープンにできないと言われるこの仕事。
私も例に漏れず、必死に周囲に源氏名の自分を隠しながら、
日々、昼間の自分との共存を図っている。


どうやら、人は隠し事が多くなると、心の中でジレンマを起こすらしい。

ひた隠しにしている源氏名の自分が、その存在を認めてほしくて、
お腹の中でフツフツと沸きあがってくる感覚。

いつの間にか、本当の自分と、見せかけの自分の乖離が起きて、
誰にも本当の自分が知られていない、
受け入れられていないような、
虚しさ。

そんな風に感じたのは、夜の世界に入って半年が過ぎたころか。
こんな感覚と付き合いながら、やがて5年になる。


この、時折り心に現れる
ぼんやりした孤独をなんとかしたい。

顔を出しては語れない、夜の世界にまつわる自分の思いを、
一度どこかに思いっきり吐き出してみたい。

そう思い、ものの5分でこのアカウントを作成した。


誰にも見られなくてもいいけれど。


もし誰かが見ていてくれたら、
「こんな自分をわかってくれる人がいる」と、
お腹の中のつっかえが、少し楽になるかもしれないな。


そんな感じで、ゆるく始めていきます。


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