南の国のユリ

26歳、独身、彼氏なし。平日OL、週末はデリヘル嬢(ときどき夜も)。 実は源氏名の自分…

南の国のユリ

26歳、独身、彼氏なし。平日OL、週末はデリヘル嬢(ときどき夜も)。 実は源氏名の自分が好きだったりする私の、ここでしか吐き出せない本音のつれづれ。 いつか南国でのんびり暮らしたい。

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現役風俗嬢、自分の心の掃け口として、note をはじめてみる。

私には秘密がある。 大それたようで、実は結構な女性が 同じようなものを持っているかもしれない、意外とありふれた秘密。 表向きは、そこそこ名の知れた4年制大学を卒業し、 少しおカタい中堅企業に勤める、どこにでもいる会社員。 そんな私が、週末と夜だけ、 某地方都市で「デリヘル嬢」として働いている。 一般的に、後ろ暗く、世の中にオープンにできないと言われるこの仕事。 私も例に漏れず、必死に周囲に源氏名の自分を隠しながら、 日々、昼間の自分との共存を図っている。 どうやら、

    • 風俗嬢の自分を理解してもらうということ。(Nくんとのこと②)

      2か月越しの対面 「身バレ事件」が起きてから約2週間。 「会う」と私が決心してからは、彼と、妙に事務的に予定の調整をした。 彼は私の休みに合わせて仕事を調整してくれ、飛行機で私の住む街へ、遥々会いに来てくれることになった。 風俗嬢になって初めて、お客さんやお店の関係者以外で、私のふたつ目の仕事を知る人と会う。そんな日が、大した覚悟もなく実現することになるとは、ついこの間まで予想していなかった。 待ち合わせの場所は、空港の到着ゲート。 デリヘルの仕事のお陰で、初対面に

      • Nくんとのこと。

        ※過去の経緯は以下 いよいよ明日、Nくんに会う。 これまで、約2か月の間、ほぼ毎晩電話で話をしていた相手。 私の昼の顔と、夜の顔の両方を、うっかり知らせてしまった相手。 いざ会うってなると、やっぱり怖い。 このまま、電話だけで ゆるやかな距離を保っていたほうがよかったんじゃないか 一度会ってしまうと、どちらかの期待が、もう一方より大きくなって 結果、今のバランスのとれた関係は終わるんじゃないか そんなネガティブなことばっかり考えてる。 私の秘密を知られたとき、

        • 風俗嬢の思い出①「着衣泳のカトウさん」

          私のデリヘル嬢歴も、今年ではや6年目。 日々、様々なお客様とお会いする中で 忘れられないあの人やこの人、 人にはおおっぴらに語れないけれど、大切な思い出ができる。 そんな、今でも心に残るお客様と、 愛すべきあたたかい思い出たち、シリーズ。 ※実話のためオチは弱めです。悪しからず。 都内某所のデリヘルに勤めていた大学生時代。 私には、決まって出勤後一本目の枠を、 180分コースでとってくれる、30代後半の常連様がいた。 名を仮に、カトウさんとする。 彼がいつも決ま

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        現役風俗嬢、自分の心の掃け口として、note をはじめてみる。

          風俗嬢はつらいよ①昼職との兼業について。

          風俗嬢というお仕事。 稼ぐ金額の大きさやら、 完全自由出勤という自由さやら。 そんな特殊性を持つ良い面と引き換えに、 失うものや、人とズレてきてしまう事が多々あるわけで。 風俗嬢一本になって、 普通の価値観なんて振り切ってしまえばいいのだけれど。 どうしても、八方美人な承認欲求が、 一般社会との関わりを、捨てさせてくれない。 風俗嬢、 行きは良い良い、帰りは怖い。 そんな、至極個人的な、風俗嬢はつらいよシリーズ、 なんとなく、書き始めてみます。 昼職が、けっこう

          風俗嬢はつらいよ①昼職との兼業について。

          人気風俗嬢は基本的に「いい顔しい」である。

          自惚れるわけではないけれど。 私は、これまで自分の住処とライフスタイルに合わせ、 計4店舗(数週程度の短期間在籍は除く) のお店を渡り歩いてきたが、 そのどこでも、入店後2か月目には 本指名数ランキングの上位に入ることができている。 けれども、自分の容姿がとびぬけて良い訳ではないと自覚しているし、 スタイルも人並み、プレイも至極平凡、だと思っている。 なんで、お客さんはこんな私に返ってきてくれるのだろう? こんな私のどこがいいのだろう? ぼんやり考えながらも、日々コ

          人気風俗嬢は基本的に「いい顔しい」である。

          私が風俗嬢になったワケ。

          私の風俗デビューは、大学3年生、21歳の冬でした。 始まりは、「借金」による「生活苦」、 毎日その日を生きるのに必死で、泣きながらこの仕事にいきつき… なんて。 そんなドラマチックな苦労話を書きたいけれど。 私は、実は人に語れる大それた理由なんてない、 いわゆる”今ドキ”スタイルの風俗嬢です。 今回は、お客さんにすら語らない、 自分のカッコ悪い”本音の本音”のデビュー話を 自己紹介がてら、語ってみようと思います。 (ひょっとすると、  貴方のオキニが語る劇的なスト

          私が風俗嬢になったワケ。

          風俗嬢だから病むのか、病んでいるから風俗嬢になるのか

          「風俗嬢って病むよね」 「そもそも病んでるから、風俗嬢になるんじゃない?」 そんな、卵が先か鶏が先か論争。 私個人の場合、これって、どっちも正解なのでは、と思っている。 そう思う理由を、徒然に書いてみる。 もしこれを読んでいる貴女が同業者なら、 自身の感覚との相違を楽しんでほしいし、 はたまた貴方が特定の姫にガチ恋しているお方なら、 こんな思いが彼女にもあるかもしれない、と 参考程度に読んでいただければ嬉しいです。 仮説①「風俗嬢だから病む」説 この仕事をしていて

          風俗嬢だから病むのか、病んでいるから風俗嬢になるのか

          「身バレ事件」のその後について

          12/18に書いた、身バレ電話事件の一部始終。 その後、意を決してNくんへ電話をした。 何も話さずやり過ごすのも、このままフェードアウトするのも、 絶対に違う。そう感じて。 通話ボタンを押すのは怖かったが、 彼は、私を笑わせるためにいつもする、なんともおどけた声で 「もしも~し」 と電話をとってくれた。 彼との電話の記録。 会社員と平行して、副業として風俗嬢をしていること。 これをひとしきり打ち明けた後、彼が言ったこと。 そう言われて、なんで私がこの仕事をはじめた

          「身バレ事件」のその後について

          思いがけない恋人(?)バレ。その時の感情。

          恋人への身バレ。 風俗嬢にとって、最も避けたい、 けれどもきっと、意外とよくあるトラブルのひとつ。 わたし自身は、こんなこととは無縁だと思っていた。 なんでかって。 この仕事をしている間は、恋人を作ることをしないから。 わたしには恋人との関係とお店とを両立する器用さが無くて、 お客さんに、自分の心の ”恋愛HP” を全振りしちゃうから。 彼氏がいなければ、そもそも彼氏バレもない、 そんな風に、安直に考えていたけれど。 それに類する事件が、思いがけず突然、起きてしまった

          思いがけない恋人(?)バレ。その時の感情。