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コラージュでクリスマスカード

ドイツの紙染め技法「クライスターパピア」で作った紙をメインの材料に、そのほか色紙やシールを使い、クリスマスカードをつくるワークショップを親子向けに行いました。
切って貼る!コラージュの技法を使って、1時間ほど制作を楽しんでいただきました。

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いつもワークショップの導入では「こんな作り方がありますよー」とサンプルをみていただいたり、何パターンか実際に作りながら説明するのですが、クリスマスツリーや、オーナメントなどの形を自分で想い描き、イメージ通りに切り抜いてつくるのって案外難しいものですよね。
私も型どおり、決められた工程通りにつくるのは、昔からあまり得意な方ではなかったですし、完成したところで自分の想像を超えるものにならないことの方が多い…という経験を何度もしてきたので、今回は「こういう作り方もありですよ」と参加者にご紹介したつくり方を記したいと思います。

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まずは、薄い紙(コピー用紙程度)に、気になる色や形をできるだけ隙間なくどんどん貼っていきます。
ちなみに乳幼児でも、丸シールならとりあえずペタペタ貼れますし、ハサミを使わずとも手で紙を破って貼ることも可能。

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続いて、厚手の紙で予め作っておいたツリー型やくつした型(極めてシンプルなシルエットでOK!)で、どのように切り取るか位置を決めます。
鉛筆で薄く印をつけ、ハサミで切って、さらにカードの台紙に貼って完成!
この方法なら、トリミングする時の楽しさや新しい発見、自分の意思を超えた作品をつくることができます。

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あまり工程が複雑にならないよう、難しくならないようにする。
さらに、どんな人が作ってもその人らしさやオリジナル性が滲み出て、素敵な仕上がりになるよう、材料の揃え方やプロセスを考慮する。
…というのを考えるのが、アートプログラムやワークショップを企画する時の醍醐味。

それから「ワークショップ」の定義、色々ありますが、最も大事なのは参加者の「自主性」かと。さらに、参加者同志でコミュニケーションが生まれたり、新しいアイディアの交換が行われたりしていくのが理想です。
参加者の作品写真はここでは紹介できませんが、私の想定を超える素敵な作品がたくさん完成しました。