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味スタとふたつの東京

【11月24日】
2023シーズン最後のアウェイは東京。
前乗りして夜の浅草を徘徊。
闇に浮かぶ浅草寺を初めて見た。
昼間とは趣が全く違ってこれもまたいいな。

昼間は観光客でごった返していた仲見世も、店が閉まると人もそんなにいないのでゆっくりと歩けた。
ふらふらと夜の街を徘徊しながら、適当なところで飲食。
やっぱりどこで飲んでもSapporoは美味しい。
翌日の試合に向けて英気を養って終了。


【11月25日】
天候は晴れ模様。最高気温は12度。
うーーーーん、道北の12度なら犬の散歩にちょうどいい気温だけど、スタジアムで座って観戦となるとそれは寒いはず。一応いろいろ持ってきたので何とか耐えるしかないか。

スタジアムについて、まずは昼食確保のために「青赤パーク」へ。
何度も味スタに来ていたのに、なぜ知らなかったのだろう。
「味スタは食べるものないんだよなー」
と言っていた私を叱りたい。
昼食を買って自席へ。
思ったよりも寒くない。なので、持ってきた防寒用品はリュックにしまったままで試合開始を迎える。

前半に先制されてそのままハーフタイム。
コンコースの売店で買った「みつ芋スティック」甘くておいしかった。
後半、福ちゃんと菅ちゃんに替わってチェックと桐耶が入る。
その二人から同点ゴールが生まれた。
よしよしいいぞいいぞ、なんだか相手の足止まってるけど寒いからか?そんなのどうでもいいや、どんどんやっちまえ!
そして、今度は桐耶から剛にパスが出て逆転ゴール!
座ってみていた相方氏も思わず立ち上がる。
なんといっても圧巻だったのは、途中交代でできた大森真吾。
あの時間帯にあのシュート。来季の彼が楽しみ。

味スタでの逆転勝利なんて想像してなかった。まして、FC東京にシーズンダブルできるなんて想像の範囲外だった。
激戦の代償か、DFの要の大八が負傷退場したのは痛い。ひざを痛めての退場だったが、軽傷であってほしい。
それでも、勝利の後の高揚した気分のまま味スタを後にした。


【11月25日】
朝から寒い。しかも雨。
北海道の気温より高いはずなのに、とても寒く感じるのはなぜだろう。

15時開始の試合までちょっと観光。
初めて来た大泉学園。
いやーこれはね。松本零士先生のファンにしたら、ほおずりしたくなるよねメーテルに。

まずは、前作の朝ドラの主人公のモデル 牧野富太郎博士の邸宅だったこちら(https://www.makinoteien.jp/information/)を見学。
来園者はご老人人生の先輩方しかいない。そして声が大変うるさいにぎやか。
肝心の花はというと、ほぼ何もなく千両とノジギクと柊くらいしか残っていなかった。まあ晩秋だし仕方ない。柊に花が咲くなんて知らなかったので、それだけでもいいものが見られた。
今度は花のある時期にまた見学したい。

次にここ(https://museum.toei-anim.co.jp/)
なんとなんと無料。民間の施設で無料。すばらしい。
昭和の人間は、やはり松本零士先生コーナーが一番よかった。ハーロック様かっこよかった。
ところでスラムダンクコーナーがなかったのはどういうことだろうか。
小さいお友達がプリキュアと一緒に歌っていたのが微笑ましかったけど、おばちゃんプリキュアよくわかんなかった。

さて、二日連続での味スタ。
前日とは色が変わってすっかり緑の味スタ。
緑でも黄色でもない他サポが、プレイオフとはどんなものかを高みの見物体験に来た。
ピリピリした雰囲気。いいねぇ、ひりついてるねぇって他人事だから楽しんでいたけど、これが自分事だったら席の種別問わず「勝たせたい」というただその一点だけになるはずだ。
ホームのヴェルディサポもアウェイの千葉サポも、どちらも自チームの勝利だけを願って応援の声を上げていた。
試合は、2-1でヴェルディが勝利しJ1昇格への望みをつないだ。
両チームサポの対照的な雰囲気を見て、今期もJ1に残留できたことを心の底から安堵した。
あれに巻き込まれるのだけは本当にご勘弁願いたい。巻き込まれるのであれば、上位争いのほうがいい。同じ悔し涙でもまだ救いがあると思うから。

帰りの電車は、ジャパンカップの観客の帰路と重なり大混雑だった。
そういえば、私の前の席のお父さんがハーフタイムに
「俺、イクイノックス当たったぞ!!」
とたいそう喜んでいらっしゃった。おめでとうございます。

【11月27日】
旭川空港外の温度計は‐1℃だったけれど、全然寒くない。
なんとも不思議だ。
恐れていた積雪も、なんだか肩透かしだった。
帰宅すると、大変な量の嬉ションを漏らしながら甘え鳴きですずさんが出迎えてくれた。















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