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"note"はふんわり育むメディア

noteにビジネスよりスペックを搭載した新プランができた。proという月額5万円のプラン。

機会があったのでお話聞いてきました。

結論から言うと、取れる数値がうすーーーーい、のでウェブマーケティングには向かないように私は思います。
グーグルアナリティクスと連携してやっと何かになる感じでしょうか。

でも、この"ふんわりやさしく誰も傷つけたくない"、という空気は新しくて、それでいて今の時代の雰囲気に合っているし、

そのふんわり感て、
ブランディングやコミュニティリレーションとは相性がいいように感じました。

「育む型」に向いている気がします。

備忘的なものですが、だれかの参考になればと思います。

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◎note pro説明会(10/8@ピースオブケイク)


▼概要

・ミッション「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」
・2014年ローンチ
・MAU:2000万人(2019年10月発表)
・会員登録数:150万人
・1日に上がって来る記事の数10,000投稿
・読んでもらう仕組み
 ├「おすすめ」はスタッフ人力でピックアップした記事
 └「ピックアップ」はAIで読者の嗜好にあったものをピックアップ


▼特徴

①ランキングがない
・クリエイターにとって心地の良い空間をつくる
(ランキングをつくると読まれるものに記事内容が収斂されて来て、それはnoteとしては望まない)

②広告がない
・煽り、誇大広告で集客をしないようにしている
(信用や信頼をベースにコンテンツを制作し、それで集客してほしい)
・広告の表示で、コンテンツへの没入感を阻害させない

③楽しく描けるようにする
・投稿の達成レベルごとに褒めるコメントを表示(レベルアップをサポートする)


▼書くテーマを提案する

・定期的にイベント的にテーマを提案する各種のバナーを出す
・企業向けにコンテストというのも機能としてある
(企業と協業してイベントやインセンティブの設計をしている)
 例:キリン(#社会人1年目の私へ)
   投稿数3,000以上、受賞者にはキリン製品や賞金
 例:テレビ朝日・幻冬社(コミックエッセイ大賞)、投稿数4,000以上


▼外部パートナーとの連携

①コンテンツ提携パートナー
・53社(出版社、新聞社、作家エージェント、インターネットテレビ)
・ノートのクリエイターの書籍化、映像化、作家活動のマネジメント
・ノートから人気のクリエイターを企業に紹介

②note for Shopping(EC事業)
・記事の中に商品情報を綺麗に埋め込めるようになっているので、noteのインターフェイスは商品紹介などに向いている
・Note自体はECはできないが、noteで写真を綺麗に見せられるよにコンテンツを整えて、各ECサイトにリンクさせる


▼note pro

・法人での利用社数570社(10月現在)
・ウェブサイトをつくるときの3つの課題をクリアする
(構築・運用/集客/ビジネス展開)
・解説までは、無料アカウント作成後申請から3営業日〜1週間

①できること
・独自ドメイン
・ブランドロゴ
・マルチタブ
(7つぐらいまできれいに表示できる。いくつでも追加は可能)
・ダッシュボード
 ├PV
 ├コメント
 ├スキ数
 ├読了率(最後まで読みきった率)
 ├フォロワー数
 ├売上が時系列で見れる←無料版は単に総数でしか見れない
 └流入元、Twitterからの流入が一番多く、次点でGoogleオーガニック検索

②オプション
・Googleアナリティクスとの連携
(他のメディアも一緒にGAで管理している方には便利)
・スマートニュースとの連携
(本数制限なしで、書いた記事がスマニューで配信される)
・HRメディアとの連携(Caster.Biz、Find Job!)
・編集パートナー(編集部やライターの紹介、noteへの紹介料などはなし)
・プロカメラマンによる撮影代行

▼質疑応答

*スマートニュース側のカテゴリのどこに掲載されるか
 →スマートニュース側の分析でカテゴリが決まる

*Twitterからの流入が多いことについて、何か分析をしているか
 →noteとTwitterのユーザーの親和性が高いと感じている
 →特に分析したデータがあるわけではない
 →担当の方は「noteとTwitterの利用者の年代が近いからだと思います」
 →「Twitterでnoteの記事を告知している人が多いですし」

*現在のユーザー属性はどのような構成か
 →中心は20代〜30代で、10代〜60代まで満遍なくつかっている(印象)
 →男女半々でユーザーがいる(印象)
 →企業と連携した企画もやっているので、最近年代が広がってきた(印象)

*企業はどのように指標設定をしているのか
 →ブランディングとして使っている企業さまが多い
 →潜在層への訴求という観点での使われ方

*メニュー(マルチタブ)のカスタマイズについて
 →ホーム、マガジン、スキまでが固定、スキは非表示にできる、他はいくつでも追加できる
  (例:早川書房のnoteが分かりやすい)

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おわり。
空気のように、やさしくふんわり使いたいですね。

文章を書くこと、写真で日本を伝えることを続けたいと思っています。このブログの運営とモチベーションにします!→http://artjourney.tokyo/