ひとの写真をレタッチして気づくこと

大好きなフォトグラファー、コハラタケルさんのサークルにご招待いただき、参加しています。

活動の一環で、コハラさんが撮影した写真のRAWデータをお借りし、レタッチするという企画に参加してみました。

さっそくですが、レタッチしてみたのが、こちら。

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自分以外の人が撮った写真をレタッチするなんて、普段なかなかないことなので貴重な機会です。いざやってみると、思った以上に気づきがありました。

いちばん痛感したのは、普段の自分は無意識のうちに「こういう写真はこういう色味」と決めつけてしまってるんだなということ。晴れ渡った空ならこんな色、かわいい被写体ならこんな色、など。パターンをつくるとレタッチにかかる時間は短縮できるし楽にはなるけれど、それじゃなんの上達もないよなあと反省したのでした。よく言われることだけど、個性はつくるものではなく消そうとしても滲み出てしまうもの。「こうやっとけば自分っぽいっしょ」ってどこか思ってるうちは、個性ではなく惰性なのだろうな。辛いけど事実。

ほかの人が撮った写真をいじってみることで、自分のクセにも気づけます。もし自分だったらこの瞬間にシャッターを切ろうと思えないかもしれない、この距離感は保てないかもしれない、もっと暗くor明るく撮るかもしれない、、、などなど、想像するだけでも自分が無意識のうちに作っている「足かせ」みたいなものがある。実際に写真をレタッチしてみることで、自分にはないものが見えてくるというのが発見でした。

外に撮りには行けない今だけど、家にいても学ぶことは無限にある。撮れないを言い訳にせずにうまくなりたい。「悔しいと思ってるうちは大丈夫よ」という同居人の口癖を噛みしめながら、腐らずやっていきます。




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