体調は悪くないのに、なんだか調子が悪い。
天気も良いし、頭痛も無いし、特に嫌なことも無かったし、、。と考えていて思いだした。ああ、生理前だ。
情緒が著しく不安定になる。急に泣きそうになったり、イライラしたり、怒りを爆発させてしまいそうになったり、そんな自分に落ち込んだり。そういうトゲトゲした自分を他人にぶつけてしまわないよう、1人になりたいと願う。そういう時期。

最近はこのように客観的に自分の状態を身体的に眺められるようになってきて、無駄に悩んだり、精神を病んだりする頻度が減った気がする。
しかし原因がハッキリしたところで、1人になりたいのになれない今日の状況はとても苦しかった。よりによって居候させてもらっている親戚の叔母と過ごす最後の日だったので｢1人で行きたい｣なんて言えなかった。行き先は、人気テーマパーク。
当然テーマパークは刺激的な場所で、心穏やかに過ごせる場所ではない。
人混みの中、常に子どもに気をつけて歩かねばならない。ただでさえ、話し声やアトラクションの放つ騒音と強い日差しの中で意識が混濁しそうだった。それプラス同伴者と足の歩みを合わせなければならないから、気を全方位に遣いとても疲れた。
次第にPMS症状真っ最中の私はこのストレス環境によってイライラしてしまい、同伴者を無視して今すぐに1人でどこか静かな木陰で休みたい衝動に駆られた。
けどそんなのを表に出すわけには行かないから必死で怒りの衝動をニュートラル状態に抑えるけど、そんな状態なのでとても｢楽しげ｣には振る舞えたものではない。愛嬌をサービスする余裕は全く無かった。
せっかく叔母が連れてきてくれているのに、私はとにかく1人で落ち着きたかった。どこに行くか？カフェに寄るか？など何度も訊ねてくる叔母がうっとうしく思えてしまう。普段は大して気にならない人の咀嚼音や生活音がとても気になるし、コミュニケーションの中での齟齬もわざわざいやらしく指摘したくなってしまう。そういう自分自身が嫌だし、相手にも非常に申し訳ない。そういう自責の念もあり、どうしても精神的に疲労を感じるにつれてテンションは下がってしまう。（心の中は火事の火消しに回るような、まったく落ち着いて落ち込んでもいられていないのだけど、第三者が私を見たら、ただ落ち込んでいるように見えるだろう）

生理前の自分はこういう状態になるということをようやく認識できた。PMSの症状がある場合、症状が出やすい時期はどういう行動を選ぶか、についてはすぐに改善可能である。やはりPMSの症状があるときはなるべく1人でゆったりと落ち着ける場所で過ごすのが良い気がする。適度に運動し、自然に身を沿わせ、出来る範囲で他の活動（読書・映画鑑賞・デスクワーク等）をする。こういうゆったりとしたペースで良い気がする。まず自分で自分の過ごし方を決めて、周りの人にはちゃんと説明すれば大丈夫。
実際、パークから帰宅してしばらく1人でゆっくりとしていたら（YouTubeなどを適当に見る、非生産的な時間ではあったが）かなり気分は良くなった。

ピル等を服用すればホルモンバランスが安定してPMS症状が改善されると聞くし、症状自体の改善についても向き合っていきたい。