学校からの一本の電話

長女が小学校に入学して間もなく

自宅の電話が鳴りました。

相手は学校学校の担任からでした

「長女さんの事で・・・実は学校でよく寝ています。」

といった内容でした。

実は長女、本当によく寝る子で赤ちゃんの時もハイハイしている最中に寝てしまうなど
多々あり、ゲームをしている最中もいきなりバタンと寝る事もあったので
驚きもしなかったというのが本音でした。



よく寝ると言う事を担任に伝えたら

「いや・・・本当に眠いのであればウトウトと寝てしまうのがわかりやすい表現なのですが・・・
長女さんの場合は・・・えーー・・・」

と言いづらそうでしたので

「はっきり言っていただいて構いません。先生が感じていることを教えてくださいあせる」


と伝えると


「あ・・・はい・・・はっきり申しますとあせる、長女さんの場合、バタンと寝てしまうので
これは私の推測ですがあせる、一度病院に行かれてみた方がいいかと思います。


と言われました。


確かに・・・

何度か私も変だなと思ったことが多々あり
何度も転んだり、いきなり走り出したり、いきなり大声を出したり、お風呂もいきなり暴れ泣き出し大騒ぎになったこともあった


本当に大変だと思っても友達に相談しても
「うちの子もだよ・・・」など言われていたので

「そうか、うちも同じか・・・」と納得していました。


ただ今回は学校から言われたので病院に行ってみようと素直に思えてたけど

でも病院ってどこに行けばいいのかさえも分からなかったので
学校に聞いたら

「とりあえず、乳幼児健診していた病院に行ってみたらどうでしょうか?」

と言われたので



かかりつけの病院に行きました・・・・が・・・




冬でも「夏風邪ね」と診断するシゲユキ(病院の先生を勝手に下の名前で呼んでる)がわかるのであろうか?(苦笑)
と思いながら受診すると





「えぇ~そんな風に思ったことないけどね~」と想定内のお言葉が(笑)




でもここからがシゲユキの腕の見せどころ!!

「学校から病院に行ってくれと言われてるので、大きい病院の紹介状お願いしたいんですけどだめですかね?」
と尋ねると





即答で


「いいよ!!!」



流石です(笑)


そして県で大きい小児病院の紹介状を手にして帰宅しました。



少しほっとしたのもつかの間・・・


大きい病院に行き学校から言われたことを伝えると




「お母さんが寝かしすぎてるんでしょ??」
「起こせば?」


と耳を疑いたくなるセリフでしたが

他でどこに相談すればいいのかもわからず
(市の保健士さんにも、スクールカウンセラーにも相談しましたが的を得る回答はあまりなかったです)





腹が立ちながらも
数か月お世話になりましたが・・・



第三子の出産で通院は少しお休みさせてもらうことにしました。




第三子が生まれた時に、【心室中核欠損症】があることがわかり診てもらった病院で
家族の既往歴を記入するところで長女の眠ってしまうことを書いたら
先生から




「ナルコレプシーとかでしょうか?検査されたのですか?」と質問され今までの事情を伝えると



「当県で〇〇病院の〇〇先生は、日本睡眠学会の小児神経科の先生なんでそちらに一回診てもらうのもいいかもしれないですね」
と目からうろこ情報でした。


そしてまたまた紹介状を書いてもらい

県の小児病院→市の病院→市外の病院



といった風に
病院の紹介状のたらい回しのような感じで
やっと日本睡眠学会の先生にお会いできそこで初めて脳波の検査、発達障害の検査をしてもらいました。



そして3年かかって
「発達障害」をいう診断をされ薬を処方されました。



ただ発達障害の何なのかを聞かれると
発達障害自体10人いれば10通りあり

はっきりこれです!というのは難しいようです。





でも3年かかってやっと一歩前進できたと私は喜んでいましたが
義両親から
「あまり人には言えないね」と言われ

友人からも
「病院に行くから診断されただけ」ともいわれた時

悲しくなりました。
あ~やっぱりそう思われるんだな、という現実も受け入れながら





でもこの病気?特徴は
うまく付き合っていけば軽度であれば大人になってもちゃんと一人で生きていけると私は思っていたので

長女に
「今回こういう風に病院で言われて、受け入れられないかもしれないけど
ママも頑張るから、今はいいのゆっくりで!大人になって社会に出るときに
皆と同じスタートラインに立てればいいんだよ!!

だから苦手な事もうまくできるようにママと頑張ろう!」

と約束をしました。

長女に言いつつも私が一番自分に言い聞かせたかったことです。


私の周りの発達障害の子を持つ親御さんは
・認めたくない
・発達障害とわかり子供を怒らなくなった

など2つに分かれてます。

認めたくない親御さんの子を見ると
登校拒否、二次障害でうつ、引きこもり・・・など
よく見かけます。





これは私の見解ですが
発達障害だからではなく
人は自分が認められたいもの
認められて、自信がついて、人にも優しくなれるものだと思ってます。




小3の長女には難しかったようですが
少しづつ受け入れていました。
学校で寝るのも薬のお陰でだいぶ減りました


(続きは次回~)

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