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火星の凄さをご存じぃ?

占星術において、火星・土星はマレフィック(凶星)とされています。天王星・海王星・冥王星のトランスサタニアンも、一応はマレフィックの区分ですね。

そもそも、吉凶では表すことができない星の世界でありますが、古典占星術では、そのようなわかりやすい二元的カテゴライズがなされています。


まぁ、土星がマレフィックと言われるのはわかるのですが、火星をマレフィックと言ってしまうのは少々乱暴な気が致します。というより、なんか感じ悪いです。もっとはっきり言わせていただくと、なんや気ぃ悪いっちゅーねん!!!です。

だって、私は射手座ステリウムで、火と風のエレメントでできているような人間なんですもの。火星が悪いヤツ扱いされると私自身も悪いヤツ、ガサツなヤツと言われているような、思い込み激しい被害者意識が疼かないでもないわけです。


火星が効いている人物像と言えば、短気でけんかっ早い人、攻撃的で感情的な人、少々ガサツでエネルギッシュな人、後先考えず行動力溢れる人・・・というイメージです。確かに合っています笑(どっちやねん)


ザ・牡羊座の人なんて、8割方、こんな感じですよね?正直、面倒くさいけれど、根は素直。純粋で真っ直ぐです。(あくまでユリシス調べです。怒らないでね、牡羊座さん♡)


それで、私の火星は牡羊座なのです。牡羊座というサインの支配星が火星。つまりダブル火星、モノホンの火星と言えます。最も火星らしい火星☆だから、太陽牡羊座の方よりも、火星のなんたるか?を知る機会が多い(多かった)ですし、牡羊座的気質を持っていることにもなるので、気持ちがよくわかります。


このサインと支配星が合致している天体を持つ方の場合、そこが強調されるケースは非常に多いですね。例えば、天秤座の金星、牡牛座の金星、双子座の水星、乙女座の水星、射手座の木星、山羊座の土星などなど。


太陽意識自体にポジとネガはないという自論を持っておりますが、太陽を支配星に持つ獅子座の方の場合、やはり太陽の眩しさと煌びやかさ、自己肯定感の強さ、自己愛の強さが目立ちます。太陽の性質がストレートに表現される感じです。



で・・・牡羊座サインと火星という天体が合体するとどうなるのか?ですが、もうコントロール不能です。自分の中に暴れ馬を飼っている状態、または、やたらキレやすい河内のおっさんが住んでいる状態、です。



惑星には年齢域という考え方があり、火星が優勢になる時期は35歳~44歳くらいとされています。私の場合、まさに30代後半くらいまでは自分の火星(河内のおっさん)にすっかり翻弄されて生きていました。キレると瞬間湯沸かし器の如く怒り出すし、言い出したら聞かないし、どんなに危ない橋も裸一貫で渡ってしまう、というわけです。


それが40歳を過ぎたあたりから、本当に穏やかな人になってしまい、自分でも驚いています。怒るということがマジでなくなった。怒るという感情がないのは少々つまらない感じではありますが、こんな穏やかな世界があったんだ~という感動。


45歳~54歳は木星期。穏やかに実りの果実を味わう時代です。木星期に入った途端、火星は熟成してエレガントになるという不思議。ちゃんと人生には時間割があり、それを歩いてゆくと上手い具合に収まるということです。ならば、どんな人生も安心して歩いてゆけるというもの♡


で、木星期に入ると、火星の天体意識、火星パワー自体がすっかり鎮静したのか?というと、実はそうではありません。怒りや暴走性という方向では働かなくなりましたが、反対に行動力や向上心、或いは情緒的成熟度、現実的対処能力が上がりました。



火星のネガティブ部分が抑えられ、その分、ポジティブ部分に転化されたという実感。火星は行動力、モチベーションです。怒りや粗雑さはその一部でしかありません。



行動力や意欲こそが火星の醍醐味、本当のパワーです。より良くしよう、成長しようという欲を抜きにして、この地球体験はできません。つまり火星抜きにしては、渡れないこの人生です!



火星のあるお部屋(ハウス)は重要です。やりたいこと、成し遂げたいことが、そこに示唆されています。火星はマレフィックとは思いません。扱いは注意が必要ですが、気づき成長して、火星を成熟させればいいだけのこと。



皆様、火星を好きになって、火星を使いこなしましょう!人生が豊かになること間違いなし!です。暴走する火星には冷静でお利口さんな水星をお供に。そうすれば百人力でございます~☆

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