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時代と共に変化する占星術

私は1973年12月生まれです。最近の子どもたちとは「人生のプログラム」が違うんだなと感じることがよくあります。なんだかんだ言っても、どこかしら、ザ・昭和!的根性論が、私の中で息づいています。


学校では体罰が当たり前だったし、社会的に「こうあるべき」という人間モデルが明確にあって、そこから逸脱すれば、異常扱い・異端児扱いされる。何とも言い難い同調圧力がまかり通っていました。


押し付けられる価値観や在り方に強く反発しながらも、そのような学校教育やシステムを一旦受け入れた上で、どうにか自分を殺さないでいられる立ち位置を、私は模索していました。昭和生まれの私たちには、学校教育や社会の理不尽さに耐え得る根性を養っていくという、自分なりに「月世界」と戦っていくという「必要なプログラム」があったのだと思います。


けれども、今の子どもたちは違うのです。昭和生まれの私たちのように、わざわざ月的社会の中での「根性論体験」を経ずとも、初めから太陽を輝かせていいというプログラム設定なのです。月的社会の規範から見ると、その仕組みに従わない者や支配側の言うことを聞き入れない者を「発達障害」なる名称でひとくくりにされたりします。


これは一定の方向に人間を縛りつけておきたい者たちの視点でしかありません。長所・短所は優劣ではなく個性でしかないのに、自分たちにとって都合の悪い個性を纏めて「障害」と呼ぶ。なんと乱暴なのでしょう。


今の子どもたちは自分自身を捨てないという意思表示をしているだけではありませんか。システムに従わない子どもたちは太陽を貫いているのです。だから、私たちにできることはザ・昭和の根性論や画一的な月の価値観を押し付けないことです。



それは占星術で言うとトランスサタニアン(ネイタル天王星・海王星・冥王星)の違いであるのだと思います。私は冥王星天秤座世代です。いわば、太陽(自分自身)と月(脅迫的社会・狂気的社会)との間で、自己を保つバランス地点を探っていくことを運命づけられていたとも考えられます。



一方、冥王星射手座世代(おおよそ1995年~2007年生まれ)の方たち以降は、初めから、そのようなシステムに適応しない、受け入れないケースがとても多いのです。公的な学校教育を断固拒絶し、フリースクールに通ったり、自宅で絵を描いたり音楽活動をしたり。



また、親御さんもそんなお子様の個性を尊重して、自由な環境を与えてあげています。そのようなケースがとても増えています。これは、ザ・昭和の時代では考えられないことでした。学校行きたくないーーなどと口にしたならば、ソッコーで親から一蹴されましたw「あほか、何を甘えてる!!!」
何が何でも学校へ行く、とりあえず行けーーの一択しかない時代でした。



しかし、これからの子育てはアクエリアス的なものになっていくでしょう。小さな子どもやまだ若い人のホロスコープを読むことはあまり意味がない、必要な体験を奪ってしまうーーというご意見もあります。確かに、これまでの月的社会においてはそのような側面があったと思うのです。



でも、初めから太陽で生きていいーーそんな設定の上に生まれたきた子どもたちには、もって生まれた太陽を最大限に活かす、それを阻害する月を知っておく、というホロスコープの活用法がいよいよ生きてくると感じています。そんな<母と子のホロスコープ活用法>も拡げていきたいなと思っています!「違う」とは素晴らしい個性です。オンリーワンの輝きです。それは地上に咲く色とりどりの花なのです。


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