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2023年春分図~内側からの革命




2023年3月21日6時25分で出した今年の春分図です。私はマドモアゼル愛先生のメンバーシップに加入しているのですが、「占い師さんは真実を語ることから逃げず、生きた占星術を発信してほしい」といった旨のことを仰っておられました。確かにそうだな、私もあえて語ることを避けていた部分があるなと琴線に触れるものがあり、改めて、春分図から思うことを書いていこうと思います。

個人のネイタルチャート解読とは違い、時節を読むものはマンデンアストロロジーと呼ばれています。両者の最大の違いは、太陽が国家・権力・体制を、月が国民・民意・大衆を顕わしていることです。今年の春分図では、太陽・月・水星・海王星が共に12ハウスにあります。権力側も民衆側も「隠れている」ということになります。どこか怯えていて表に出てこない、本当のことを話さない、真実をありのまま見ようとしない、逃げ腰で曖昧な状態にあるということです。



アセンダントは牡羊座、チャートルーラーは火星。そして、木星とキロンが上昇しています。12ハウスに留まったままの人々と1ハウスで活き活きと動き出す人々の二極化が起こります。太陽系最大の吉星である木星がキロンを抱いて、牡羊座アセンダントに乗っているので、恐れや傷を超えて、自分を生きている人には発展が訪れます。これは、本能的でバイタリティ溢れる生き方を始めないと、もはやどうにもならないことを明確に示しているのです。



最も大切なことは、太陽と火星を使って、自分自身を生きることです。民衆である私たちは月に示されています。月と最も吉角を取っている天体は天王星です。つまり、独自性と改革精神を持って、力強く歩む者には、星たちがパワーを与えてくれるということです。ですから、勇気と未来を切り開く気概が大事なのです。この月は4ハウスの充実により活性化しますから、家庭や心の拠り所を盤石なものにすることも非常に大切です。自分の核・信念を持つことです。



また、木星も月に対しては吉角ですが、太陽に対してはアスペクトしていません。時代の追い風は権力や体制側ではなく、民衆と民意に向かって吹いています。ただ、この風はいわばそよ風です。風向きを大きくするためには、私たちの目覚めが必要です。そして、1ハウスの牡牛座金星がドラゴンヘッドと合で、土星とセクスタイルです。状況がどうあれ、心に本当の豊かさと喜びを湧き上らせることが大きな力を生むでしょう。



そこで、気になるのが海王星です。太陽とも合、月とも合です。まさにもろ刃の剣です。体制側も民衆側も、真実を曖昧にしたまま、自分を直視しないで迷妄感の中で埋没していくか、自分の真実に目覚めて、新しい時代に乗っていくか、どちらにも転ぶことができるでしょう。紙一重の状態、すべては自分次第です。



そして、チャート全体をけん引していく重要な星・火星が双子座3ハウスにあって、太陽・水星・海王星とスクエアです。12ハウスで停滞している天体群に対して、ズバッと切り込むのが火星です。双子座は話すことが最も得意で、臨機応変に世間や時節の懐に潜り込むことができる星座です。旧態依然としていて虚飾にまみれた権力やシステム、そして、社会を覆う諦めや恐れや迷妄感に切り込むことができるのが、この火星です。



3ハウス・双子座ですので、民衆側からのリーク、内部告発です。それも土星とトライン、アセンダントとクインタイルですので、これが山羊座的社会を終わらせ、水瓶座時代を切り開いていく突破口、最大のキーマンとなるでしょう。さらに、太陽のディスポジターも双子座火星ですので、もしかしたら、民衆側からの告発や高まっていく民意に、体制側が巻き込まれていく可能性もあります。



土星は魚座11ハウスにありますが、12ハウスの境目にいます。12ハウスのカスプが魚座1度77分、土星が魚座1度52分に位置していますので、12ハウスにあるとみなすか、少なくとも12ハウスの影響を受けることになります。この土星は魚座1度にあり、チャートルーラーである火星とトラインの角度を取っていますので、フレッシュでピュアな魚座のエネルギーを持つこの土星が偽・魚座的なものに容赦ない粛清を与えていくでしょう。



偽・魚座的なものとは芸能界、宗教界、医学界、福祉関連、海運・貿易関連などの嘘と闇です。また、広い意味では経済界、宗教と癒着しているゆえの政治も含まれます。12ハウスにありますので、アンダーグランドな世界の真実や私たちの深層心理(本音の部分)を、否応なく炙り出していくのではないでしょうか。



海王星は液体を示し、また医療でもあります。やはり、気になるのは薬害と水の汚染に伴う様々な事象です。打った人も打っていない人も、本音ではワクチンに対する不安やすっきりしない気持ちを抱えているのではないでしょうか。私自身は打っていませんが、打った人を否定する気持ちはありません。本当のことが開示され、一人一人が真実を受け止めることを祈っています。そして、みんなで手を取り合って、透明性の高い社会の実現に向けて進んでいきたいと願っています。どんな状況になっても絶望しないでほしいですし、絶望する必要なんてありません。アセンダントに木星とキロンが上昇しているのですから。



この春分図を見て、真っ先に思い浮かぶ人物がいます。大川宏洋さんです。初めは、なんだか軽いノリの方なのかな・・・という印象を抱いていたのですが、彼の活動を拝見して、心から応援したくなりました。彼の言うとおり、現行の政治を支えているのは宗教なんです。自民党も公明党の組織票があればこその盤石さを保ってきました。統一教会や創価学会、あらゆる信仰宗教からの資金と票がこの体制(システムとしての国)を支えているのです。信者さんは純粋な想いであったとしても、物事にはいつも両面があり、事実は事実なのです。事実を事実として認めることができるかどうか、真っ白な状態になれるかどうかーーこれが海王星を始めとする大惑星を味方にできるか、転落していくかの分かれ目なのです。



教祖の実の息子が内部告発をするーーこれはすごいことですよね。本当の真実とは内部からのリークでないと明るみにされませんし、既存の権力と対峙できるだけの力を持ちません。大川さん然りガーシー然り、これはまさに時代の後押しと流れに沿って出てきた双子座火星の具現化です。さらに、以前も記事にしましたが、坂爪圭吾さんも火星を具現化している方だなと感じます。坂爪圭吾さんから牡羊座を学べ|ユリシス|note




坂爪さんの場合は、人類の深層心理と生き方のフェイズから、偽12室・偽魚座的なものに真正面から切り込みを入れているのです。このお三方のネイタルは天王星が効いています。太陽とトラインかセクスタイル。ガーシーさんは太陽と合です。みなさん粗削りですよね。決してエレガントではありません。特に、ガーシーさんのやり方は美しくはなく、私は少々苦手ではあります。でも、真っ直ぐで本能的で、私たちのくすぶっている生命力に火をつけるようなエネルギーを発しています。これこそが、今年の春分図における「スタート」のエネルギーなのだと思います。自分の信念に従う、どう思われるかなんて超越した場所で、自分自身の真実を生きるのです。もうホント、それしかないですね!





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