1泊2日でブラチスラヴァ旅行を楽しみ、昨夜遅くロンドンに戻りました。

「スロヴァキア…？」「ブラチスラヴァ…？」という方も多いのではないかと思います。「チェコスロバキア」という昔の名称の方がなじみがあるかも？

「チェコスロバキア」は1918年から存在した中欧の連邦国家でしたが、1989年にビロード革命が起こり、1993年1月1日からはチェコ共和国とスロヴァキア共和国に解体され、ビロード離婚と呼ばれました。なぜビロードなのかというと、流血のないスムーズな流れで起こった出来事だったから。

しかし、ビロードすぎてあまり世間の耳目を集めなかったためか、日本でも大きく騒がれることがなく静かに受け入れられたように感じます。

そして、わたしは12年ほど前にチェコを訪れたこともあるのですが、フランツ・カフカ、ミラン・クンデラ、スメタナ、ドボルジャークなどなど、派手なスターの多いチェコに比べ、スロヴァキアは「じゃない方」とでも言うのかな（ごめんなさい）。ちょっと地味なイメージで見られることが多いのですよね。

でも、わたしはトラベルライターとしてオーバーツーリズム問題に向き合う意味で、むしろそういう「ややマイナーだけれど実は面白い」都市にもスポットライトを当てていきたいなと。そして、ブラチスラヴァはその期待に見事応えてくれました…！！

そんな「本当は面白いブラチスラヴァ」の魅力を数回に分けてお伝えしていきますね。「おお、スロヴァキア、けっこうエエやん」と思っていただければ嬉しいです✨

ロンドンからスロヴァキアの首都ブラチスラヴァまではフライトでわずか2時間。今回はアイルランドの格安航空会社「ライアンエアー」を利用します。