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専門誌『企業と人材』にて、一年間書評コーナーを担当したワケ

2023年の初め、私はまったく想像もしていなかった挑戦を経験することになりました。

予期せぬ依頼は突然やってきた

2023年の年明け早々に、私が働いている会社のホームページに記載されている問い合わせ窓口を通じ、私に対して思わぬ依頼が舞い込んできたのです。人材開発情報誌『企業と人材』の書評コーナーを一年間担当してほしい、と。

「書評なんてまともに書いた経験がないのになぜ!?」「人材開発業界の方がなぜデザイナーの私に!?」「そもそもなぜ自分を選んだのか(どんな経緯で選ばれたのか)?」など、最初は疑問だらけでした。そもそも私は、人材開発情報誌『企業と人材』という雑誌の存在すら知りませんでした(笑)

とはいえ、話だけでも聞いてからお断りしようと思い、担当者とオンラインでミーティングを実施することになりました。

人材開発情報誌『企業と人材』とは?

後で調べて分かったことですが、情報誌『企業と人材』は、昭和43年(1968年)創刊という歴史のある専門誌で、主に大企業を中心に団体や教育機関向けに年間購読販売(税込46,200円!)のビジネスをしている専門誌です。

出典:産労総合研究所ホームページ

出版元は産労総合研究所というところで、医療や介護系の雑誌も出しています。余談ですが、名前が似ているため、産業技術総合研究所(産総研)とよく間違われるそうです(私も同じかと思っていました)

書評コーナーの担当を引き受けたワケは?

前述した通り、オンラインで雑誌の担当者とお話しする機会がありました。意外にも話しやすい方々だったので、一年間この仕事を継続できそうだと思えました。なにより、書評の執筆や選書に関して、特に厳しいルールがないことがわかり、初心者の私にもやれそうだと思えたのが大きかったです。

また、私自身、人や組織について興味があり、これまで様々なプロジェクトを通じて経験を重ねてきました。そんな私にとって、これもきっと何か意味があることだと直感し、この機会を存分に活かそうと挑戦することにしました。

ただ、歴史ある専門誌なので下手なことは書けないな、というプレッシャーはありました。

書評を書いた12冊の本は?

書評コーナーのタイトルは、書籍から脳へのインプットを、WindowsがOSをアップデートする様子に例えて、「再起動が必要です〜思考をアップデートする12冊の更新プログラム」としました。各回の書評タイトルも「更新プログラム202304 書籍名」のように機械的なものになっています。

仕事を引き受けることになってすぐに、コーナー名を何にしましょうか?と聞かれて、その時、提案したものがそのまま通りました(ちょっとビックリ)。

書評コーナーで紹介した本は、2023年4月号から順に以下の通りです。

2023年7月号では、私が仕事で関わった以下の本についても、書評コーナーの中で取り上げる機会までいただきました。ありがとうございます!(役得です😆)

気になった本があればぜひ手に取ってみてください。本noteを読んだみなさんが、お気に入りの一冊に出会えることを願っています。

一年を振り返って

選書に関しては、毎月どれにしようかと無計画に選んだので偏りはありますが、「個人〜組織(企業)」、「ビジネス〜社会」まで幅広く選ぶように意識していたようです。

また、どうせ選ぶなら新刊本の中から選びたいと思っていましたが、やってみると意外に難しいことがわかりました。その時は過去に読んだ本の中から選んで、再読しながら書きました。選んだ本はどれも、自分自身にとって大きな学びや気づきを得ることができた一冊です。

書評の執筆については、最初こそ試行錯誤の連続でした。徐々に書評の構成が固まり、執筆しやすくなりました。それでも内容についてはできる限り自分の経験を交えながら書こうと思い、時間がかかることもありましたが、選んだテーマによっては難しい時もありました。

この一年間、書評を書くことを通じて、普段本を読む時に比べて、一冊の本とじっくり向き合うことができたと思います。今年度は少し時間を取って本noteでも書評を書いてみようかと思います。

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