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「あなたの仕事が劇的に変わる!? ChatGPT使いこなし最前線」まとめのシェア

【登壇者】深津 貴之note株式会社 CXO/徳力 基彦noteプロデューサー
【開催日時】2023.2.9.
◆ChatGPTにできること
・知識の質問
・文章の要約
・ブレスト
・ロールプレイ

【深津さんの使い方】
・クロスレビュー
(私は~をしたい時。
〇〇からの視点・観点からの意見をもらう)
・危険度チェック

◆ポイント
質問ではなく命令をしよう!
作業をさせる。
知識を聞くのではなく、ノウハウを聞く。

◆ChatGPTの仕組み
実はChatGPTがやっていることは非常に単純。
5兆単語分から、手前の文に、確率的にありそうな
続きの文字をつなげていく作業を繰り返している。

➠だから、「もっともらしい文章」ができあがるし、
正誤を見ているわけではないので、間違った文章が
できあがってしまうことがある。

◆「現在」のGTPの注意点
単語をつなげているだけなので、
世間一般の答えが間違っていれば、GPTも間違える。
あくまで確率の問題。高確率の物が選ばれるので、
無難な答えしか返って来ない。
世に出回っていない情報は含まれない。
真実の保証はない。
画期的な回答が得られるかは、質問(限定)次第。

◆うまく使うコツ

「確率(可能性)空間を限定する」
無限にある知識の中からどこを切り取るかを指定すると
答えの品質や方向性、確率をコントロールできる。

具体的には…
「○○における」✖✖とは?
(ex.宗教におけるりんごの位置づけは?と聞くと、
ウィキペディアに載っているような一般的な回答とは
違う回答が引き出せる。)

★限定の仕方の例

1.文脈や前提情報を与える
ex.これは、XXXを前提としています。
 この商品の特徴はA,B,Cです。

2.役割を与えて限定する
ex.あなたは売れっ子コピーライターです。
  小学校の先生として答えて下さい。

3.品質を限定する
ex.エモいブログ、キュンキュンする文章、
簡潔明快、子供にもわかる解説など

(おまけ)文字数を限定する

◆イメージ
・要らないものを削って削って、逃げ道をなくさないと
 ふわふわした平均的な回答が来る。
・限定条件を増やすと精度が上がる。
・さいころの集合体。
・バイトさんに正しいやり方を教えてから
作業してもらうと、作業効率が良い感じ。

◆ポイント
・ベストプラクティスを聞いてから、それをやれと命令する。
(ex.タイトルを書く時に必要なことを5つ教えて下さい。
の答えを聞いてから、それに準じた文章を作るよう命令する。)
・一回で全部の条件を指定せずに、何度もやり取りして、
より良いものを作り上げていく。

!!!最強の一行!!!
「このタスクで最高の結果をだすために、追加の情報が必要な場合は、質問をしてください。」

◆その他
どうしようもなかったら、英語で命令する。

ChatGPTは元々英語のシステム。
英語のデータの方が多いことも含め、
英語で質問したほうが
確立上、精度の高い答えが返ってくる為。

新たな社会問題発生するかも?
英語以外の言語では、
高コスト、低精度のサービスに
なってしまう恐れがある。

◆深津式汎用プロンプト

最後に。
もしかしたら、お2人の声を音声入力で文字化して、ChatGPTに「今日のイベントの要点をまとめて下さい。」と指示したら、この記事よりも優れたレポートが作られるのでは?楽なのでは?と一瞬思いました。

しかし、どんなに立派なレポートをChatGPTが作ってくれたとしても、人の話を聞いて、自分に必要な情報を拾って、自分の頭で整理することで、理解力も上がり、血肉になると思いたいです。

AIを恐れるのではなく、しっかりと理解して、やりたいこと自分で選び、決定し、AIに命令をする。(個人的には指示を出すという表現の方が好き。)

ChatGPTは自分の仕事を手伝ってくれる「ツール」に過ぎません。お料理を作る時に、包丁の使い方を練習するのと同じように、道具の使い方を練習すれば良いのですね。ちょっと難しいですが、楽しみながら使いこなせるようになりたいです。

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毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。