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これから求められる「男の料理」とは?

そもそも「男の料理」って何だろう?と思いました。

大きなお肉やたっぷりのにんにくを使ったお料理?
お料理に慣れていない男の人が作るお料理?
具がゴロゴロした、ワイルドなお料理?
3日かけて作ったこだわりの料理?
フライパン1つで済む簡単料理?

様々なイメージがあると思いますが、今一つ「これだ!」というものはない気がします。

以前、男性から「女性からモテる料理を教えて下さい。」というリクエストを頂きました。それから、ずっと「モテる料理」って何だろう?と考えていました。

最初は、女性好みの味は、「クリーム味かな?」「やっぱりスイーツが人気かな?」などと考えていました。確かに、先日投稿した記事の通り、

https://note.com/yuru_waku/n/n8060fc22feac

確かに「女性好みの味」はあるのですが、その「特定のお料理」が作れるようになったからといって、その男性が急にモテモテになるとは到底思えません。

つまるところ、私の中では「『モテ料理』になるレシピ(お料理名)はない」という結論に至りました。

しかしながら、お料理で「女性のハートを掴む」ことはできると思っています。

ずっと昔「料理は愛情!」というCMがありましたが、時代を超えて、本質をついた言葉だと思います。女性のハートを掴むためには、特定のお料理が作れるようになるのではなく、「相手を思いやるお料理」が作れるようになることなのだと思います。特に女性に対しては「心」が大切なのです。

例えば、私のような「母」や「妻」は、毎日当たり前に、「家族のための料理」を作ります。

「家族の為」とは?もう少し掘り下げて考えてみます。

病気を治すため
お祝いをするため
思い出を作るため
丈夫な体を作るため
疲れた心や体を癒すため
「おいしいね!」と喜んでもらうため
勉強、習い事、仕事を頑張ってもらうため
生きるため…

ちょっと考えただけでも、「お料理を作る目的」はこんなに出てきます。しかしながら、これらの目的を果たすお料理は、「母」や「妻」にしか作れないでしょうか?

インスタ映えしなくたって、ちょっと焦げていても、少々しょっぱくても、「あなたのことが大切に想っているから作りました。」という気持ちが伝われば、女性はきっと喜んでくれると思います。

つまり、ここが私が思う「モテ」です。


令和2年版 厚生労働白書によると、男性雇用者世帯のうち、共働き世帯数の割合は66.4%(1245万世帯)なのだそうです。

妻はたとえ勤務形態がパートだったとしても、仕事と家事・育児で疲労困憊です。夫だって、家族を養う為に、働き続けなければならないプレッシャーに耐えてストレスを抱えているかもしません。

間違いなく、「お互いに疲れている」のです。

昭和の時代は、専業主婦が多かったので、奥さんが家で夕食を作り、旦那さんを「おかえりなさい。」と迎えることが当たり前でした。しかし、今は共働きが当たり前。こんな時代だからこそ、相手を気遣うお料理で「お互いに労い、愛情を伝えること」が大切なのだと思うのです。

ネット検索をしてみると、すでに「相手を気遣うお料理」を実践されている男性も増えてきています。共働き世帯で、お料理が当番制だったり、そもそも「お料理が好き」という方も珍しくありません。

プロの料理人は男性の方が多いです。つまり、多くの男性は「お料理」になじみがないだけで、お料理する能力が低いわけではありません。興味を持ってもらえれば、どんな男性でもお料理を楽しむことができるはずです。

ただ1つ、男性がお料理する時に注意して頂きたいことがあります。それは、「洗い物を残さないで!」です。これは非常に多くの妻から切実に寄せられる声です。キッチンを使ったら、道具は全て元の位置に戻してください。本当にこれだけは守ってください。お願いします!!

「好きな人にごはんを作ってもらう。」ことはとても嬉しいですね。幸せを感じますね!でも「大切な人の為に食事の支度をする喜び。」も味わって欲しいと思うんです。自分が作ったお料理を「おいしいね!」と食べてもらえた時の嬉しさも格別ですよ。

というわけで、女性の視点からにはなりますが、「これから求められる『男の料理』」とは、「相手を思いやるお料理」だと思います。

女性の方々も、もし彼氏や旦那さんが気持ちを込めてお料理をしてくれたら、素直に気持ちを受け取ってあげて下さい。優しく「ありがとう!」と声をかけてあげてください。私も頑張りますので(笑)

お料理は老若男女楽しめるもの。生きる為に必要不可欠なもの。
形は様々ですが、幸せな家庭を築きたい方には、ぜひ「おうちごはん」を大切にして頂きたいなと思います。

※私の記事はわかりやすいように「男女」のみに分けて書いていますが、「相手を想うお料理」は、性別に関係なく言えることだと思っています。このような表現になっていることをどうぞお許しください。

毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。