コミュ障でも大丈夫
悔しい、悔しい、悔しい。
今すぐこの場から立ち去って、消えてなくなりたい。
何度、そう思ったことだろう。
劣等感のカタマリ。
数名での集まり。
頑張って空回り。
聞き逃したら、話に置いていかれる。
突然話を振られてしまうとどもる。
「あ、あっ。そう!そうなんです、ほんとに!!!」
熱量の入れ方を間違えて相手が引いてしまう。
「そっか〜」「そういえば〇〇さん!」
あ、また空気になる。
ああ、こんな自分が嫌だ。だめだ。
何でこんなに話せないんだろう。
***
つい先日の出来事のことだ。あの日は1人になった瞬間涙が出た。思い出すだけで悲しくなる。あの時ああすればよかったのかなあとか、こう言えばよかったのかなあとか。後悔先に立たず。
昔から怒られたり嫌なことがあると、部屋にこもって唇を噛んで黙り込んでしまう。言い返せなくて悔しいから。言葉に出来なくて涙だけが溢れてくる。
こんなのだから何度呆れられたかわからない。ついに親からも「あんたはコミュ障だから」とレッテルを貼られた。
ああ、そうか、私はコミュ障なんだ。
今まで何となく生きてきたけ︎︎︎︎ど、その瞬間、私の中で「何か」が切れた。きっと相当なショックだったんだ。
…書きながら涙が出てきた。電車の中だし、隣の人からびっくりされそう。バレませんように。
***
じゃあ、どうしたらいいんだろう。
どうすればいいの?
上手にコミュ二ケーションを取れるようになりたいなら、やっぱり下手でもコミュニケーションを取ってみなきゃいけない。練習あるのみ。よし。
「〇〇ってこういうこと?」「いや、違うね〜」
「〇〇って何?」「え、そんなことも知らないの?」
勇気を出して言葉を発した時に限って否定されまくる。しかもこういう失敗経験がこびりついて頭から剥がれない。だからコミュ二ケーションを取ることが怖くなる。
私は人のことを理解することも出来ないのかな。
***
ほんとに、ほんとに、このままじゃだめだってことはわかる。
変わらなきゃ、変わらなきゃ、変わらなきゃ…
そう思い立って、急いで飛び込んだのは本屋。
片っ端から本をめくる。
なんか違う。そうじゃない。これじゃない…
5冊目をめくった時、答えがあった。
「変わらなくていい」
…え?
衝撃だった。雷に打たれたような。
「コミュ障でいいんやで」
ああ、そうか。
自分はコミュニケーションが苦手。
受け入れていいんだ。認めてあげていいんだ。
だめなことじゃないんだ。
分かっていたようで分かっていなかった。
そう思った瞬間、すっと心が軽くなった。
***
苦手でも良いじゃん。下手でもいいじゃん。
それも「個性」なんだから。
大丈夫、必ず理解してくれる人がいる。
100%は理解できない。他人だから。お互いに。
だけど、寄り添うことは出来る。
まずは思ったことを口に出してみよう。
間違っててもいい。下手でもいい。
自分の気持ちを押し殺さずに素直に伝えよう。
その想いはきっと伝わるはずだから。
私と共に頑張りましょう。
***
この文章が、私と同じように苦しんでいる人に届きますように。
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