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映画は、自宅鑑賞の時代へ突入するのか

 昨今、なかなか映画館に行きづらい状況になってきている。客足もあまり伸びなかったり、
映画館もやらなかったりするので、次々と
いろいろな映画が近日公開となったのも記憶に新しい。

 そんな中で、最近起きているのは、未公開の映画を、動画配信サービスで公開することだ。
 最近であると、又吉直樹さんが原作を手がけた、『劇場』が映画館と同時に、Amazonプライムで同時公開となっている。

 この動画配信サービスに、映画館未公開の作品を公開する現象は続くのか。果たして、それはどのくらい利益につながるのか。

 Netflixは、自社制作でオリジナルの映画、ドラマを作って成功しているのは、世の中に知れている。しかも、その映画、ドラマはどれも面白い。Netflixオリジナル作品を目当てに入会する人も多いはずだ。
 しかし、Netflixの場合は、配給会社が動画配信のサービスをやっているようなものなので、自分達で、製作費、会社としての利益を集めることができる。

 最近では、ディズニーが動画配信サービスのディズニープラスを始めた。ディズニープラスでは、過去のディズニー作品はもちろん、オリジナル作品などを多数揃えている。そして、3月にはアメリカで劇場公開から、わずか1週間で、『2分の1の魔法』が早々にディズニープラスで配信された。こういう取り組みもあってか、
着実に会員数を伸ばしている。
 だが、ディズニー全体としては19年ぶりに赤字を計上してしまっている。パークの売り上げも落ちたのが大きいが、映画事業での売り上げが落ちたのも大きい。
 そして、映画公開が満足にできない状況下であるので、劇場公開予定だった『ムーラン』をディズニープラスで公開しようとするものもある。

 以上のことから考えるに、配給会社が動画配信サービスを持たない限り、やはり動画配信で
劇場公開の作品を見るのは厳しいのが現状かもしれない。そして、動画配信サービスで配信したとしても、利益は、通常の劇場公開での利益と比べてしまうと、落ちてしまうのが現状である。
 巣籠もり生活が世界各地で続く中、どのように映画会社が作品を世に送り出すか、今後も目が離せない。


参考

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62308010V00C20A8TJ1000

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マンション・ジャーナルbyカウルより引用

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