トヨタ、小型SUV、180万円から、性能と価格両立。

【小型のSUVな、品揃えを強化】
 トヨタ自動車は31日、新型の小型多目的スポーツ車(SUV)「ヤリスクロス」を発売した。価格は約180万円から。トヨタは従来手薄だった小型車の品ぞろえを強化しており、人気のSUVを投入してヤリスシリーズを充実させる。2月に発売された「ヤリス」と部品を共通化し、燃費や安全技術と価格の両立を図った。
 ヤリスクロスは開発設計手法「TNGA」を採用し、ヤリスと車台や一部の部品を共通化した。ヤリスシリーズの魅力である小型車ならではの運転しやすさと乗り心地の快適さを実現した。

【SUVの強みを生かしつつ、金額も下げた】
 ハイブリッド車(HV)には新型の1・5リットルエンジンを搭載し、SUVの力強い走りと高水準の燃費性能を両立させた。ガソリン1リットル当たりの燃費性能は30・8キロメートル。これはSUVの中では比較的高く、トヨタの主力SUVである「ハリアー」は22・3キロメートル、「RAV4 PHV」は22・2キロメートルとなっている。これら300万~400万円台のSUVとくらべても際立つ。

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