見出し画像

観光していたらニホンカモシカに遭遇した話。国内旅行記・岐阜編Vol.3


どうも、Tsuchinocoです。

ここでは国内(主に都内)を散策して、その土地の魅力について発信しています。

今回は…


岐阜県・高山(第2弾)


前回に続いて岐阜県の超有名観光スポットの飛騨高山を巡った記録をお送りします。

前回の記事はこちら──

さて、前回は飛騨高山に到着してからブラブラと宛てなく歩いて「櫻山八幡宮」にたどり着いたところで終わりました。

櫻山八幡宮の境内にあるのか、隣接しているのかどうかは忘れましたが、近くにある「高山祭屋台会館」から今回はスタートします。


高山祭屋台会館

高山には春、秋の季節に行われる「高山祭」というお祭りがあります。年に2回開催される高山祭の見どころは、地元周辺の匠の技巧がこれでもか! というほどに盛り込まれた絢爛豪華な屋台。

かつて税の代わりに匠を朝廷に送り出していた。というほどに古くから精巧な技術を持った職人が多かったこの地域。そんな彼らが手掛けた屋台が通年して展示されているのが、この施設なのです。

そんな歴史的なものは観ないと損なので、いざ中へ!

デカくて派手で迫力スゴイ…
細かい装飾がたくさん(写真だと見えん)
上には鳳凰、玄武などが乗っかっています
屋台を支える車輪(デカい)
職人たちのラフ画

自分が訪れた時には4台の屋台が展示されていましたが、実は高山祭で使用される屋台は全部で12台もあるんです。その理由として屋台を手掛ける職人たちが、自らの腕を示すため、競うためにどんどんと作り上げていったがため(確か)。

そんな職人たちのプライドが込められた屋台が、高山の街中に勢ぞろいする高山祭は圧巻なんでしょうね……。
祭りは春(4月14・15日)、秋(10月9・10)と毎年決まった日程に開催されるので、旅行計画も立てやすくていいですよね。

ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、高山を代表する「高山祭」。

こんど高山に行くときは目当てにしたいと思います! 興味がある人もぜひ! 現地でローファーで写真を撮っている奴がいたらたぶん自分です(笑)。


また宛てなく散策を続けます──!

そこかしこ寺社だらけ

観光客でにぎわっている町の中心から離れたところは、とっても静かな高山の町。ちょっと歩けばお寺や神社がたくさんあって、それぞれこじんまりとした雰囲気で素敵。
このあたりに住んでいたら、自分のお気に入り場所を見つけてのんびりできるでしょうね…、憧れます。

ステキすぎる図書館も!

ちなみに、この日の気温は30°C。前日までは台風の影響で20°Cもないくらいだったらしいのですが、とんでもないくらい暑い…。

どっか涼めるところを探しながら歩いていると、小高い丘のようなところが見えてきました。




城山公園(高山城跡)

飛騨国の領主だった金森長近が築いた「高山城」。造りの見事さなどから、かつては日本国内で5つの指に入るほどに、壮観な城だったと言われていたのだとか。残念ながら壊されてしまい現存はしていないのですが、石垣や基礎などは残っていて、それらを自由に見て回れます。

正直なところ、城に全く興味関心がないので普段では寄ることのないスポットですが、日差しの下にいると本当に蒸発しそうなくらい暑かったので、とにかく木陰を求めていたらこの公園にたどり着いていました。

まあ、それもなんかの縁なので、ちょっとした休憩のあとひとまずブラっと城跡を巡ることにします。


どんどん登ります
休憩所

案内図を見た感じ、回るのはたいして大変ではないだろうと、生半可な気持ちで園内を回っていたのですが、歩いても歩いても頂上の天守閣跡までたどり着けない…!

道中舗装されている道はほとんどなく、ゴツゴツとしていて何度も滑りそうになりました。
毎度のことながら「ローファーで来るところではないな……」と、胸の中で後悔しながらも約20~30分ほど頂上を進むと……


天守閣・本丸

やっと着いた……。
頂上の天守閣・本丸跡地に到着……! まじで暑い、まじで大変、まじで疲れた……! 涼むことが目的だっなのに何をしているんだ自分は……。

一帯でいちばん空に近いところ

天守閣・本丸跡地からは高山の町を見下ろせるかな…。とかも思っていたのですが、残念ながら圧巻のフォレストビューでした(笑)。
下山という憂鬱な過程を考えないようにして、疲れと暑さでグロッキーになった体をしばらく休めます。


しばらくの休憩後、重い腰を上げて高山の町を目指して下山します。


再び20分~30分後、ようやくゴール地点が見えてきました。やっと終わっる…、疲れた……。と思いながらゴール目指して足早になった瞬間……!



パキッ……!


謎の音が…音の方向に目を向けると……



マジスカ………!

色々なことが脳内を一気に巡ったあと、とりあえず心を落ち着けて観察してみます。


実はこの公園には「クマ注意」「イノシシ注意」などの張り紙もあったりしたので、まさか! とは思いましたが、それらとは違くてまずひと安心。

彼らは「ニホンカモシカ」という種の動物で、地域によっては絶滅危惧種のリストに入っているどうぶつなのだとか。

好奇心が強い一方で、おとなしい性格のために人間を襲うことはほぼないらしいのですが、念のためにゆっくりゆっくり距離を取って難を逃れました…。


いくら大人しいと言っても、角が結構長く、これで貫かれたらお陀仏ですからね……。遭遇した時は、刺激をしないようにやさしく見守ってあげてください。


長くなってきたので、今回はここまでです。


次回は高山編最終回! 最高の居酒屋と周辺グルメについてです!


では、また!



Tsuchinoco


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?