見出し画像

今、人類があるのはアートのおかげ?!

今の人間がこの世界に登場する以前にも、人間に近い生き物はいました。それは、猿人、原人、旧人です。
しかし、今の人間以外の人類は滅んでしまいました。なぜ今の人間は生き延びることができたのか?どうやらアートが関係するようです。

知能が高すぎて絶滅したヒト族

なぜヒト属は絶滅した種が多いのか?

ヒト族はゴリラ属、チンパンジー属、ヒト属に分けられます。ヒト属は今の人間の祖先にあたる新人以外は滅びてしまいました。それにくらべて、チンパンジー属はどの種も滅びていません。なぜ、より知能が高いヒト属が滅びてしまったのでしょうか?

そこで、そもそも絶滅しないために避けるべきことを今からお伝えします。

1️⃣資源がなくなること
2️⃣大規模な戦い

この2点です。この2点を避けることができないくらいヒト属は知能が高かったのかもしれません。
知能が高すぎるが故に、食糧を集めすぎてしまったり、戦いの中でより高度な戦術を用いたりしたことで多くの壊滅的被害を出してしまったと考えられるのです。

生き残ったヒト属は何が違うのか?

絶滅してしまったネアンデルタール人と今の人間の脳を比べると今の人間の方が前頭前野が大きく発達しているのです!(前頭前野の詳細は以下の記事にて)

前頭前野が発達していないネアンデルタール人は「美しい」と感じる能力も乏しいということが推測されます。さて、この「美しい」と感じる能力よ差でどんな違いが起こるのでしょうか?

収集癖が種を存続させた?!

ネアンデルタール人と人間の遺跡から発見された貝殻を比べるとおもしろいことがわかりました。
ネアンデルタール人の遺跡には近隣でとれた食用の貝殻のみが発見されています。

しかし、今の人間の生活していた遺跡からは別の種類の貝殻が発見されています。それは、50キロ以上も離れた場所でしか取れない上に小さくて食用に向かない貝殻でした。調べてみると、穴が空いていたりして、どうやらアクセサリーのような使われ方をしていたようです。
このことから、「美しい」という感性から、きれいなものを集めようとする収集癖へとつながり、生活圏がかなり広がったことによってたくさんの食糧を確保できることにつながり生き延びることができたようです。
結果的に「美しい」と感じることができる能力によって、生き延びるための効率の良さに結びついたようです。

アートが絆を生んだ?

先程話に出た、アクセサリーのような装飾品を用いることで集団の中に共通の価値を生み出すことに成功しました。
共通の価値があることで人々は団結しやすくなるようです。同じものを美しいと感じる心を持つことで互いに理解し合うきっかけとなり、集団で円滑に生活することができるようになったと考えられます。以前の記事でお伝えした縄文土器もその一例ですね!


いかがでしょうか?このようにして、

美しいと思う心→きれいなものを集める収集癖→装飾品の発明→共通の価値→平和な集団生活

とつながっていったようです!
アートは人類を救っていたわけです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?