自分の病態について

おはようございます。
昨日は通院日だったのですが、昨日の疲れが取れず夫に代理で診察に行ってもらいました。
いつもは1時間ほど診察時間をとってくれるのですが、患者本人が不在ということもあって30分程度で終わったらしいです。
主治医からのお手紙と、とても参考になり読み応えのある俺の病態を丁寧に記載してくれました。

診断書を見たことも書いて、素直な感想を伝えました。
疲れさえなければちゃんと外来に行って主治医と話をしたかったなあと少し後悔しました。



1、神経発達症(発達障害)について

 俺はADHDとASDを診断されています。しかし、これが生来のものなのか、不適切な養育による発達特性なのか主治医も診断が困難だと言っています。しかし、俺は父親がDVと酒豪だったこと、母親が軽度知的障害とパニック症・多飲症、若干のネグレクトがあったこともあり、幼少期に「逆境体験」をしています。そのことを考えると発達性トラウマなのではないかと思っています。更に、幼児期に目撃した親の転倒からの救急搬送されていく光景は幼児にしてみれば、かなりショッキングな心的外傷だったのではないかと思います。

2、複数の性被害と性的逸脱

 その後、児相に保護され都外の児童養護施設に入所しましたが、小学生で目撃した男性器と、男子に下半身を脱がされるという性被害を受けており、職員は助けてくれると思いきや「こういうことは嫌だ!って言わないといけないの!」と俺が怒られるというストレス体験を受けました。
 施設では、卒園するまで2度ほど性被害を受けました。局部をぐりぐり押される体験、床に押し倒されキスをされそうになったり、体を愛撫するなどの体験をしました。しかし、嫌ではなかったのです。性被害を受けると人は2つのパターンに分かれると言われています。1つは「性嫌悪になるパターン」ともう1つは「性的逸脱に走るパターン」です。俺は後者でした。よって、一人暮らしを始めてから行き当たりばったりの男性と性的行為をしたり、マッチングアプリで性的行為を繰り返しました。主治医はこの特徴を「躁状態」と捉えるべきか「BPDの自己を損なう行為」として捉えるか悩んでいました。

3、境界性パーソナリティ障害と気分障害

 そして、徐々に対人関係の問題が浮き彫りになっていき、対人トラブルが増えるようになりました。明らかに俺が悪くないトラブルでも俺が見捨てられ不安から友人に謝罪することはありました。

 中学時代は孤立し内気だったことと同級生からの声かけを跳ね除けてしまったことで起きた約2年間のいじめ体験。これがかなりトラウマになっており、今でも通りすがりの人の笑い声でもフラッシュバックを起こすようになりました。
 対人トラブルはその後も絶えず、専門学校でできた友人と大きなトラブルになり自分から「友達をやめさせていただきたい」と申し入れました。しかし、その件で一気に5人ほどの友人を失うことになります。このトラブルは俺の病状が理由で起きたと言っても過言ではないような気がしますが、この絶交を機に精神科閉鎖病棟に入院することになります。(今でもこの対人トラブルのことが頭から離れず、夢で相手に謝罪したりします)主治医はこの時の事も「心的外傷体験」と言っています。
 当時は「双極症」と診断されていましたが同時に「境界性パーソナリティ障害」とも診断されていました。
閉鎖病棟で出会った患者さんと5回以上トラブルになり、1歩間違えたら警察沙汰になっていました。現在は、躁状態のない「気分変調症」から軽躁状態が存在する「気分循環症」と診断されています。

4、職場のパワハラ

 俺は正社員として2回福祉業界で従事したことがありますが、新卒で入社した法人は精神疾患の発症で、2社目は上司からの精神的パワハラと中学時代のいじめのフラッシュバックで退職しました。現在は無職で、障害年金を受給しています。何度も就活しようと思いましたが、主治医から就労不可が出ていました。

5、対人恐怖と過度な不安による引きこもり

 俺は中学時代から1人で電車に乗ることが困難でした。いつも姉に付き添ってもらっていましたが、ずっとその方法をとるわけにもいかず、思いついた方法が「自分の好きな音楽を聴いてその世界に浸ること」でした。おかげで1人で電車に乗れるようになりましたが、音楽プレーヤーが必須になりました。忘れてしまった時はかなり絶望的になります。
 ある時、文字を書く時、手が震えるようになりました。その他にも、突然の窒息感、動悸、失禁するのではないかという切迫感と緊張感、息苦しさが襲ってきます。パニック発作でした。関係あるのかは不明ですが、映画館に行くことも不可能です。美容室はかなりギリギリです。そして、とある日突然トラウマ体験は起きました。ストーカー被害に遭いました。家がバレました。それをきっかけに、家から出ることに恐怖感を拭いきれません。また、パニック発作も相まって引きこもるようになりました。最初はパニック症を発症したと思いました。しかし、主治医は「恐怖症」「不安症」と言っていたのでなかなかはっきりしませんでした。でも、俺ははっきり診断されないとモヤモヤしてしまう性格なのでしつこく病名を聞きました。とても困らせたと思いますが、俺の病態をしっかり分析してくれました。主治医には感謝です。

6、総合的な俺の病態

 不適切な養育環境による「発達性トラウマ」。
 気分の波がある「気分循環症」。
 ADHD、ASD、BPDによる対人恐怖・不安、と偶発的に直接人から怖い目に遭わされたことからくる恐怖・不安、つまり「社会恐怖症」「特異的恐怖症」。俺の場合はパニック発作もあるので「パニック障害を伴う恐怖症性不安障害」。
 フラッシュバックを起こし、悪夢を見たり、心的外傷となった「解離症状」。
上記だけで、5つの診断名がつく病態でありますが、
❶感情の波の激しさ
❷否定的な自己認識
❸対人関係の不安定さ
❹過覚醒(ビクビクして驚きやすい)
❺フラッシュバックと回避
❻解離症状など
が、不適切な養育環境、反復的な心的外傷を受けたことで生じた場合、「複雑性PTSD(C-PTSD)」という診断になります。

という説明でございました。 
この説明を受け、ずっとモヤモヤしていたものがスッキリしました。
主治医には感謝しております。



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