マグロにもカツオにもなれない

noteで他人の文章を読んでいると、たまに思う事がある。
自分にはマグロにもカツオにもなれない、なる才能が無い…と。

止まったら死ぬ、回遊魚みたいな。
そういうせき立てられるような情熱を持てるって、一種の才能よね。

自分の小さな世界の中で、計画を立てて情熱を持ってチマチマと動くのは嫌いじゃない。それくらいの熱量ならある。

でも回りを巻き込んで、大きな形で…となると。体力的にも精神的にもバイタリティ不足で、やりたいともできるとも思わない。

そういう大きな熱を抱えられるだけの器がない。

これはおそらく年齢的なものというより、元々の性分が大きい。
例え今が19や20だったとしても、同じような事を考えそうだ。

人と何かをするのも好きだし、それを楽しいとも感じる。

でも、たぶん、自分が本当に興味があって心が惹かれるのは。
自分の内側の世界を覗き込む事なんだと思う。
外の世界と触れ合って、刺激を得るのは。それが自分の内側にどんな風に響くかを知りたいから、反応を確かめたいからだ。


1週間家から一歩も出ずに引き籠もっていても、何も苦に思わないような。
こういう、省エネタイプの人間が。もしマグロやカツオみたいに泳ぎ続けたら、すぐに力尽きて死んでしまうだろうな。

そう思うくらいに、使うエネルギーの量が違うように見える。

でもだからこそ。
力強くバイタリティに溢れて泳ぎ続けられる人が眩しく感じる。

なりたい、とは思わないけれど。
そういう自分とは違う生き方を、たまに立ち止まってジッと眺めたい。

違う生き物を見つめるように。



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