【不妊治療記録vol.37】移植周期のマイナートラブルとその対処法〜ウトロゲスタン編〜
地味に辛いウトロゲスタン
ウトロゲスタンというのは黄体ホルモンを補充する膣錠で、私の場合移植前から膣錠を1日3回入れる必要がある。無事妊娠が成立しても、妊娠8〜9週まではエストラーナテープ同様続ける必要があるようだ。
幸いテープはそこまでかぶれなかったし痒くなかったが、このウトロゲスタンは地味に辛かった。
下着の汚れ
このウトロゲスタンは中にひまわり油が入っており、膣の中に入れると膣の温度で外のカプセルが溶けて中身が膣の間に広がるという仕組みのため、しばらくすると外のカプセルが膣の外へ出てくるのだ。このカプセルがどろっとしていて油っぽく、下着に付くとなかなか落ちない。油だからおりものシートをしても浸透して意味がなく、かといって普通の日用ナプキンを何週間もずっとつけるのは蒸れなど他の問題が気になる。加えてお股にもカプセルのカスがついて見た目が汚い。
この下着の不快感を消せないかと色々調べた結果、”布ナプキンがいい”という意見を見かけた。しかしめんどくさがりやの私にとって使い捨てではなく洗わないといけないナプキンはハードルが高い。結果”使い捨ての布ナプキン”があることがわかり、楽天で購入した。
これ単体では薄くて使えないが、生理用の吸水ショーツに貼って使ったが、ふちにしか両面テープがなくて粘着力が弱く、すぐ取れてしまう。おりものシートの上に貼ってみたりもしたが、ふちにしか両面テープがないためかこちらも取れてしまう。最適解はナプキンの上に貼ることだが、これだとずっとナプキンをつけなくてはならないのでじゃあ最初からナプキンだけでいいんじゃ…と思ってしまう。(この使い捨ての布ナプキンだけ交換して、下のナプキンの交換頻度を下げるという手もあるが、めんどくささは変わらない。
私の最適解
色々試したが、私の最適解としてはおりものシートを常にして、膣錠を入れたらすぐシンクロフィットをするというものだ。
元々生理の時に通常ナプキンにシンクロフィットをプラスしていたのだが、ウトロゲスタンの時にとても役立った。ウトロゲスタンは膣に入れて15分程度でカプセルが溶けるので、シンクロフィットで十分に吸収できた。30分後などトイレに行く時にシンクロフィットをトイレに流し、元々していたおりものシートだけにしても出てくるカプセルは全てシンクロフィットが吸収しているので、下着が汚れなかった。たまに時間差で溶け出してくるのも合ったが、少量ならおりものシートで十分。この方法が私に合っていた。
もしこのnoteを読んで溶け出すウトロゲスタンの対策に悩んでいたらぜひ試してみてほしい。
お股のケア
ウトロゲスタンを入れるとカプセルのカスがお股についてしまい痒くなることもよくある。私はトイレに行くたびにお尻ふきででお股を軽く拭いたり、デリケートゾーン用のボディソープで毎日お股を洗っていた。
このボディーソープはカンジダ予防にもなるようなので、妊活中の方でウトロゲスたんを使っていない人も役立つと思う。少し値は張るが、お股だけを洗うので減りは早くない。
ウトロゲスタン入れづらい
私は元々タンポンユーザーだったのでウトロゲスタンを入れづらいと悩んだことは正直ない。しかしネットを見ると入れづらいと悩んでいる人をよく見かける。看護師から聞いたのだが、ウトロゲスタンは水に濡らしても問題ないので、もし滑らなくて入れづらい場合は水を少しつけて入れるのもおすすめだ。
指を直接入れることに不安な人は、使い捨てのビニル手袋などをして入れるのもおすすめ。入らないとモゾモゾしてると、手と膣の温度でだんだんカプセルが溶けてしまうので、入れると決めたらスポッと入れること。その際人差し指の第二関節まで入れられれば、奥に入った感じがしなくても私は良しとしていた。失敗した時はカプセルがぽこっと出てくるので丸ごと出てなければ成功ということにした。
8時間おきに入れられない
ウトロゲスタンの悩みでまた多く見るのが”8時間おきに入れられない!”という声だ。1日3回ということで、8時間おきに入れなくてはいけないと神経質になってしまうのだが、私は朝起きられないので8時間起きには入れられていない。大体6〜7時間程度に1回入れていたが、毎日時間も固定していないし、起きてる範囲でなるべく等間隔に入れるようにしていたくらいだ。これでも移植の時に数値的に問題なかったから、入れ忘れでもない限りあまり神経質になって寝不足になる必要はないように思う。
次回は移植前の診察について書いていこうと思う。
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