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『ゆるり書評』 30代サラリーマンがその時気になる書籍をゆるっと少し掘り下げて残してい…

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『ゆるり書評』 30代サラリーマンがその時気になる書籍をゆるっと少し掘り下げて残していきます。 更新は毎週土曜日の19時です。 メールはyururi.hyo@gmail.comまで。

最近の記事

#6『コンプレックス文化論』武田砂鉄著 〜ゆるり書評〜

引っ越しで先週はお休みを頂きました。 またペースを戻して参りますので、引き続きよろしくお願い致します。 今回取り上げるのは、 『コンプレックス文化論』武田砂鉄著 でございます。 著者である武田砂鉄さんのラジオ番組(毎週金曜日TBSラジオのアシタノカレッジ)を欠かさず聴いており、そこから新刊である本書に手を出した、というのがきっかけです。 まずは総評から。 【総評】 人生に必ずつきまとうコンプレックスというものこそが、実は新しいものを生み出すパワーの源泉となり得るのではな

    • #5 『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』治部れんげ著 〜ゆるり書評〜

      この5作目より少しだけ構成を変更し、最初に総評を入れてから、細かい部分を評していくことにします。 今回取り上げるのは、 『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』治部れんげ著 でございます。 noteの読書の秋キャンペーン対象作品であり、読もうと思い積んでいた中に有ったので丁度よい!と思い立った次第です。では総評からゆるりといきましょう。 【総評】 多様化の進む現代社会の様々な問題点や価値観を、各国製作のドラマに触れた筆者自身の視点によって形作られたジ

      • #4 『偶然の聖地』宮内悠介 〜ゆるり書評〜

        ※ポッドキャスト版はこちらから。   実はこれを書いているのは7日の日曜日でして。 一気読みしてしまったので早速書き残して参ります。 今回選んだのは、 『偶然の聖地』宮内悠介著 これを手に取ったきっかけは、平日毎日必ず聴いている「アフター6ジャンクション」というTBSラジオの番組内で始まった推薦図書紹介コーナーでした(今月は毎日一人一冊推薦してくれるとのことなので要チェック。)。翻訳家の岸本佐知子氏が紹介されており、そのあまりにも突飛な内容の推薦がなされる本書をついつい

        • #3 『試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する』 〜ゆるり書評〜

          ※ポッドキャストは来週まとめてアップ予定です。 これは果たして書評の体を成しているのか。 自信はありませんが、引き続きゆるりと書き記して参ります。 今回読んだものは、 『試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する』斎藤哲也著 でございます。 著者の斎藤哲也氏はTBSラジオの「文化系トークラジオLIFE」でお馴染みで私自身も欠かさず聴いております。またライター・編集者として活躍されております。 試験やら哲学やらの言葉が並んでいるわけですが、早速以下ポイントに絞っ

        #6『コンプレックス文化論』武田砂鉄著 〜ゆるり書評〜

        • #5 『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』治部れんげ著 〜ゆるり書評〜

        • #4 『偶然の聖地』宮内悠介 〜ゆるり書評〜

        • #3 『試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する』 〜ゆるり書評〜

          #2 『文豪の凄い語彙力』山口謠司著 〜ゆるり書評〜

          ※ポッドキャストは現在録音苦戦中の為、しばしお待ちを。 正直、1作書いただけでエネルギーをほぼ全消費してしまいました。 慣れるまでは仕方ないですね。ただモチベーションは高いままですのでご心配なきよう。 では今回取り上げるのは、 『文豪の凄い語彙力』山口謠司著 でございます。 著者の山口謠司氏は長崎県生まれで大東文化大学文学部教授を務める傍ら、言葉についてや多くの文章を残した文豪にスポットを当てた著書を多く書かれております。 今回も以下3点にポイントを絞ってゆるりと評し

          #2 『文豪の凄い語彙力』山口謠司著 〜ゆるり書評〜

          #1 『人と物3 小津安二郎』 〜ゆるり書評〜

          さぁ、始めていきましょう。 デビュー戦です。 1作目に選んだのは、 『人と物3 小津安二郎』MUJI BOOKS でございます。 MUJI BOOKSの『人と物』シリーズの3作目で、映画監督の小津安二郎氏(以下敬称略)を取り上げています。出版元の株式会社良品計画はもちろんあの無印良品の運営元です。 今回は本書について以下3点に絞ってゆるりと掘り下げてみます。 ◆シリーズの構成から見えてくる、人を知る為のピースとは ◆素の自分を残しておくということ ◆日常の描写を映画で

          #1 『人と物3 小津安二郎』 〜ゆるり書評〜

          #0 『ゆるり書評』ご挨拶とコンセプト

          一旦落ち着こう。 皆様お初にお目に?かかります。 yururi(ゆるり)と申します。 自分自身が何者かという部分は、まぁいいじゃないですか。ひとまずは30代サラリーマンとだけお伝えしておきましょう。ちなみに書評含め出版界隈で仕事をしているわけではありません。素人です。細かな部分は追々。 では、これから『ゆるり書評』というタイトルで、 ◆noteにて文章を掲載 ◆podcastにて要約を自ら音声配信 上記内容を毎週土曜日の19時にアップする予定です。 ただサラリーマンで

          #0 『ゆるり書評』ご挨拶とコンセプト