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Draw Things:MacかiPhoneで画像生成AIするならコレ一択だろう。

ここ数ヶ月はあっちでもこっちでも画像生成AI

イケメンや美女、可愛いキャラクターや美しい景色をこれでもかと生成、朝から晩まで召喚している猛者たちをSNS上で見ながら、「自分も始めたいなぁ」なんて悩んでいる方に朗報だ。

「Draw Things」というiOSアプリがあれば、あなたもすぐにめくるめく画像生成AI天国(中毒とも言う)に飛び込むことができるだろう。

なお、最近ではアクセスするだけで使えるWEBサービスなども登場しているが、回数制限や使えるモデルに限りがあったりする。

※とはいえ手軽なので、画像生成って何?どんな感じ?という好奇心を満たす「とっかかり」としてはそちらもオススメだ。

と、冒頭から別のモノをオススメしといてなんだが、ここからはブレずに「DrawThings」をオススメする。

ただしiOS向けのアプリなので、MacやiPhoneなどのApple製の端末が必要だ。

WindowsやAndroidの方は申し訳ないが、今回は私では役不足だ(現時点ではiOSのみ対応のため)。


Draw Thingsの良い点

  • インストールするだけで使える(会員登録や面倒な導入設定が要らない)

  • 無料で使える(商用利用も可能 ※不可能なものもあり)

  • iPhoneでもMacでも使える

  • 人気のモデルが使える

  • オフラインでも動かせる

  • データ収集されないから気軽&安心

  • アプデが続いていてドンドン便利に

Stable Diffusionと言えばお馴染み「馬に乗った宇宙飛行士」
プロンプトは「a photograph of an astronaut riding a horse, 4k, volumetric light」

一応デメリットというか、残念な点も挙げておく。

  • 日本語での説明がない

このアプリは現時点で日本語での説明はなく、基本は英語だ。(先日スペイン語などは追加されたので、将来的には日本語も追加されるかもしれない)

日本語に訳した内容や操作方法などは別途書いていく予定なので、気になる人はちょこちょこ覗きに来ていただけると幸いだ。

余談だが、YouTubeで落合陽一さんが画像生成AIについてお話ししている際に使っていたのが「Draw Things」だった。

…だからどうと言うわけではないが、勝手に親近感が湧いたのは事実だ。

前置きが長くなったが、それでは「Draw Things」について書いていこうと思う。

サクッと操作方法などが知りたい方は、別記事(下記)をご参照くだせえ。

インストール(公式ページ)はこちらだ。
https://apps.apple.com/jp/app/draw-things-ai-generation/id6444050820

ごたくは要らない、早くブン回して遊びたい方は、今すぐこの記事を閉じてもらってOKだ。

この手のものは興味が湧いた時にサッサと試すに限る。

早速インストールして色々と試してみてほしい。(初回は色々とダウンロードなどに時間がかかる。そこそこ重いので、Wi-Fi環境がオススメだ)

ちなみに起動すると例文がデフォルトで入っているので、そのまま「Generate」ボタンを押すだけで、今をときめく(騒がすとも言う)技術の先端に触れる事ができる。

Mac向けDraw Thingsの画面。上の文字部分はプロジェクト起動時にランダムでサンプルが表示される

それ以外の人は、このまま最後まで読んでくれるとそれはもう嬉しい(大したことは書いていない)

さて、現時点(2023.07)では、私は基本的に画像生成AIについては2択だと考えている。

  1. Midjourney

  2. Stable Diffusion

「Midjourney」の方が知名度が高いだろうか。

Midjourneyのコミュニティショーケースより

いわゆる(健全な)神AI絵みたいなカタチでSNSなどで広がり、その名を轟かせたツールである。

対して「Stable Diffusion」はAIコスプレイヤーやAIグラビアなどで有名な「Chillout Mix」などが使える自由度の高いツールという事で有名になったように思う。

なお、「StableDiffusion」はオープンソース(覚えなくてOK)であるから、実はあのサービスも大元の仕組み(中身)は「StableDiffusion」でした〜なんて事が多々ある。

勘のいい方ならもうお気づきだと思うが、今回オススメしている「Draw Things」も「Stable Diffusion」を使用している。

現在はいくつか画像生成サービスがあるが、クオリティや使いやすさ、ユーザー数(多い方がノウハウなどを探しやすい)やかかるコストといった面で、現時点ではこの2つのサービスがメジャーと言う印象だ。

※もちろんその他にも色々あるし、BingAIやAdobe Fireflyなんかもある(あとCanvaとかね)が、まぁここは空気を読んで2択という事にしておこうではないか。

MidjourneyとStable Diffusionの特徴や違い

それぞれの特徴は以下の通りだった(過去形)

Midjourney

  • 簡単にハイクオリティの画像が生成できる

  • Discordの登録が必要だが、逆に言えばそれだけでOK

  • 商用利用は有料

StableDiffusion

  • 導入が手間(設定するだけでお金取れるくらい)

  • 無料で使用できる

  • モデルによっては商用利用も可能

  • 機能を拡張、追加できる(特定のキャラなどの要素を追加したり、ポーズを指定したり etc)

それぞれの違いについて、ものすごく雑な例えをするのであれば、レストランとフードコートのようなイメージだろうか。

  • Midjourney=レストラン

  • Stable Diffusion=フードコード

レストランでは、お店の用意したメニューを案内された席でいただく。
基本的にそのお店のルールに従う必要があり、大抵は食べ物を持ち込んで食べたりしてはいけない。

フードコートでは、自力でテーブルさえ確保すればあとは割と自由だ。
(もちろんモールや各お店のルール、マナー、モラルといった点は要注意だ)
コート周辺の好きなお店で食べたいものを買えば良いし、2つの違うお店から1品ずつ買ってきて食べても良い。
なんなら家から持ってきたおにぎりを食べても良い場合もある。

…なんとなく違いをイメージしていただけただろうか?

Midjourneyはあくまで提供されているサービスの範囲内で利用する。

商用利用については、有料会員にならないと使えない

また、いわゆる18禁コンテンツなどに対しても厳しく制限されている。

ただしクオリティは半端なく、画像生成サービスで最も質が高いとする人も多い。

私もおおむね賛成だ。

※ただしクオリティについては目的や操作感にもよるうえ、正直「どちらもかなりスゴい」でOKだと感じている。

一方で「Stable Diffusion」は世界中の有志が作成した拡張機能やモデルを使用でき、自由度が高い

そのためモデルさえあれば割となんだって作る事ができる。

公式サイトより:モデルごとに違うスタイルの画像が生成できます的な

Kindle Unlimitedなどでワンサカ出ているAIグラビアなんかは、ほぼほぼ「Stable Diffusion」をブン回して生成されたものだろう。

クオリティも十分に高い(厳密にはモデルにもよるが)

「Stable Diffusion」はその自由度の高さゆえ、使えるモデルには有名なものがいくつか存在する。

ざっと上げるとこんなところだ。

  • Chillout Mix

  • Anything4

  • BRAv5

  • Ageless V2

  • Counterfeit-V3.0

  • ICBINP v7("I Can't Believe It's Not Photography”)

この辺りについてはまた「有名なおすすめモデル」として別途書いてみようと思う(有言実行!)

続いて導入について。

「Midjourney」はとりあえずDiscordに登録して、あのUIに慣れれば使用開始できる。

一方で「StableDiffusion」は、なんだかんだと色々なものを導入した挙句にエラーを吐いて詰む人もいる
※有料で初期導入代行などを売り出している人もいるくらいの難易度だ

「Draw Things」はそういった煩わしい設定などをする必要なく、「Stable Diffusion」を使えるようにしたアプリケーションなのだ。

とまぁこんな感じだろう(はしょりました)

ちなみにMac OS向けのこの手のアプリには、「DiffusionBee」と言うものも存在する。

私も当初こちらを使用していたが、うまくモデルが追加できないなどの仕様(エラー?)やiPhoneでは使えないといった個人的な不満があり、今では全く使用していない。

ご興味があれば比べてみてほしい。

後半はかなりはしょったが、次回以降はもう少し踏み込んだ内容を書いていこうと思っている。

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