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【長野県上田市】市政報告会&語る会レポート

市政をたのしむユニット:ゆるりと◎の踊る人ことやぎです。
3月後半は上田市議会議員による市政報告会や語る会へおでかけしてきました。それぞれがどんな雰囲気だったかレポートしてみたいと思います。


市政報告会:斉藤かよみ議員

資料のイラストが可愛い

3月16日(土) 丸子文化会館にて
斉藤かよみ議員の市政報告会は、前半が斉藤議員による活動報告、後半が参加者との対話という構成でした。参加者は、20代から70、80代くらいのご年配まで幅広い年齢層で、男女比は体感で3:7と女性の参加者が多い印象でした。斉藤議員のかつての同僚で、現在は県議の林和明さんも出席。後半の対話では、県議として斉藤議員と共に市民の声に耳を傾けていました。

斉藤かよみ議員(左)/林和明議員(右)

特に印象的だったのは、活動報告の中で斉藤議員に寄せられた声がどのように市政に届いたかがわかることでした。上田市では保育園・幼稚園では紙おむつを保護者が持ち帰らなければならない状況があり、それを孫を持つ祖父たちが疑問視。「園で処分できないか」と斉藤議員に相談し、一般質問へとつながりました。残念ながら一般質問当時の上田市の見解は、あまり前向きなものではありませんでしたが、その後、国の方針を受けて、園で処分する運びとなりました。
(参考:令和4年6月定例会 6月15日 本会議 一般質問

活動報告をする斉藤議員

後半の対話では、参加者同士が世代を超えて言葉を交わす場面もあり、閉会後は連絡先を交換しあっていました。全体的に和やかな会でしたが、座席配置が報告する/されるという会議のような形になっていたので、後半は、対話というより質疑応答という印象を持ちました。市政報告と対話、それぞれどのような狙いを持って、場を設計するかは検討の余地ありかと思います。

語る会:上志の風

入り口に貼られた会報

3月24日(日) 中丸子公民館にて
上田市議会の会派の一つである上志の風。メンバーは、会派代表である池田総一郎議員をはじめ、2期目の飯島伴典議員と金井清一議員、1期目の中村知義議員、武田紗知議員、矢島昭徳議員、堀内仁志議員の7名となっています。語る会の日は、金井議員が体調不良とのことで、会場には6名の議員が揃っていました。前半は会派としての活動報告、後半はグループに分かれてのテーマ別ワークショップが行われました。

左手前から中村議員、矢島議員、堀内議員、飯島議員、池田議員、武田議員

参加者は、こちらも20代から60、70代くらいまでと幅広い年齢層が参加しているようでしたが、前述の斉藤議員の報告会とは逆に男女比は7:3で男性の方が多かった印象です。後半のワークショップは、「防災」「子育て」「地域交通」「医療」「図書館」「空き家」の6つのテーマに基づいて、グループに分かれました。どのグループも和やかに、盛り上がってるようでした。個人的には各議員の聞く・話す姿勢に個性が出ていて、議場で見る姿とはまた違った印象でおもしろかったです。ちなみにわたしは「図書館」のグループに参加しました。

付箋を使ったワークショップ

全体的な感想としては、前半の活動報告が端的でわかりやすく、またグループごとの対話に重きを置いているのが、場の設計からもわかったので参加しやすさはありました。ただし、テーマ設定については、もう少し参加者の様子や地域を考慮してもいいのではとも考えます。例えば、「丸子地域の課題」といった地域特化型のテーマが一つあってもいいかもしれません。

各グループの発表の様子

また惜しいと思った点を挙げるならば、議員一人ひとりの活動についてわかる資料の配布がなかったことでしょうか。今回は、会派としての活動であることは承知していますが、議員個人がそれぞれ発行している広報紙などがあれば、配布や設置しておいてもよかったのではと思います。参加者が常に会派に所属する全ての議員の活動を把握しているわけではありませんし、この会をきっかけに名前と顔が一致し、関心を寄せてみたいと思う参加者もいたのではないかと想像したりします。(まあ、わたしのことなんですけどね)

おわりに

個人の市政報告会と会派(グループ)の語る会という2つに参加してみたことで、いろいろな発見がありました。まだまだ言語化しきれてないものもありますが、このレポートから少しでも伝わったら幸いです。このような場は個人、会派問わずどんどんひらいてほしいですね。

ちなみに個人的な収穫は、議員に対して思いっきりシャッターを切れたことです。普段、市議会議員の方々をお見かけするのは、主に撮影NGな議場なので、ここぞとばかりに写真を撮らせてもらいました。常々あった市議会議員の仕事ぶりや佇まいを撮りたいという気持ちが満たされました。ちょっとズレた楽しみ方ですけどね(笑)

そんな感じでレポートを終えます。これを読む人といつか、誰かの市政報告会でお会いできたら幸いです。

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