銭湯シネマ カツベンのゆへ行ってきた

元銭湯だった建物を改築し、現在カフェ レボンとして営業しているこの建物で、無声映画上映会があると聞いて足を運んでみました。

外からの見た目はTHE、銭湯!

靴を下駄箱にいれ、中に入ってみるとそこはもう素敵なカフェ。
上映はカフェのさらに奥の部屋で、なんと普段は建築会社のワーキングスペースになっているとのこと!お、おしゃれ‥!


実は上映作品よりも、弁士の山内菜々子さんに一目お目にかかりたいと思った私でした。和装姿が美しい!

このチラシに載っていた上映場所の写真がフローリングだったので防寒はしっかりとしていきましたが、なんと床暖房でした!座っているお尻がぬくぬくとして温かかったです。

さて、タイトルにあるカツベンなのですが‥
映画に音が無かった時代。スクリーンの横で作品の台詞や情景を語っている人たちのことを活動写真弁士と呼んでいたそうです。

そして今回のこのイベントでは、無声映画にその弁士さんの語り付き!ということで、あまり弁士がどういったものなのか言葉だけではイメージが湧かなかった私ですが‥
見て納得!弁士さんの絶妙な語りとセリフで一気に映画に引き込まれていきます。白黒でセリフのない映画は想像力が必要ですが、何かその映画に興味を持つきっかけがないと眠たくなったしまうのも事実。それが弁士さんの声でぐんぐんと映画に惹きつけられていきます。


上映前にパチリ。銭湯の壁画がいい雰囲気を出してます。

白黒で音声がない映画は、小さい頃に父親が観ていたチャップリンを思い出しました。
今回上映された3作品のうち、「波浮の港」と「大学は出たけれど」の2つの作品に出演していた俳優の高田稔さんがカッコよかった‥!
このイベントは、月に一度開催されているそうです。


1928年に建築された快哉湯。老朽化のため、2016年に幕を閉じる。


このカフェ レボン。お湯に浸かることはできなくとも昔銭湯だったおもかげがたくさん残っているので行くと懐かしい、どこかほっとする気持ちに。改装に関わった人たちの愛情や、憩いの場として賑わっていたんだろうなというのがなんとなくですが、伝わってきます。

次回はぜひカフェの利用もしたい、と楽しみなプランがまた一つ増えた私なのでした。


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