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型・その2 応用型7句:俳句幼稚園

つぶやきの句の眩しさよ石鹸玉
溢れ出る嬉し涙よ春日和
節のある緑の指ぞ春の雨
蒼天に雲浮かびたるいぬふぐり
役人の言葉の険し春の塵
時満ちて旅立つ朝ぞ匂草
まな板の葱弾みたる金曜日


中七に「や」以外の切れ。切れ字を置く 季語は何処でも良い。中七が切れなので、上五・中七は1フレーズ。二物衝撃を意識する。上五中七と下五は関係ない言葉が来る

1句目、最近、ツイッターを閲覧することが増えて、俳句アカウントが中心なんだけれど現在の俳人の皆さんが投稿した句の数々、自分にはとても力及ばないな~って感じる。投稿先、俳句ポストと句具、NHK俳句くらいしか知らなかったのだけど、なんてたくさんあるのだろう。そんな雑感を詠んだ。季語のシャボン玉は、キラキラしてるけれど言葉がすぐに遠くに消えていくネットの儚さも感じたりするので選んだ。

最後の句は、ネギを切っているときに浮かんだ。葱は冬季語なので、春に転換できる何かを探したのだけれどピッタリくるものが思い浮かばず。まな板でコロコロと弾むように転がる景を詠んでみた。近いのはキュウリの輪切り。

何とか1日1句、1週間分として7句。切れの感じは理解できたけれど、実作が伴わない。「や」以外の切れ字は正直お手上げ。
次回は型・その3にチャレンジ。型・3は下五が季語+かな 3文字の季語の活躍を期待。