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「ゆ」夕方・湯豆腐:俳句幼稚園

夕方のチャイム誘うおでん鍋
湯豆腐のふるりと揺れて納まりぬ

ゆうがたのちゃいむいざなうおでんなべ
ゆどうふのふるりとゆれておさまりぬ

1句目、地方都市では昼とか夕方、公共のスピーカーからメロディチャイムが流れたりする。夕方は「夕焼けこやけ」とか「遠き山に日は落ちて」とか。郷愁を誘ったり、早く家に帰って夕飯作らなくちゃ、とか子供なんかは夕ごはんなんだろう、なんて思ったりするかも。冬の食卓には鍋。
2句目、豆腐は絹ごしが好き。やや透明な汁の中で、真っ白いお豆腐がフルフルってしてたり、崩さないように、ゆっくりと気をつけて掬ったりする。淡泊でつるりとした感じ、豆腐の美味しさ。