見出し画像

型・その1応用(1)寒水:俳句幼稚園

寒水や消耗戦に引きずられ

かんすいやしょうもうせんにひきずられ

コロナ禍はいつまで続くのだろう。毒性は弱くなりながら感染力は高くなっている。これは実感。重症化してない、感染してる可能性がある、だけでも隔離とかサービス中止とか、その度の調整に四苦八苦。そして、すぐ近くの知人とか関係者の感染を聞くことが本当に増えていて、自分は大丈夫なのかと不安も感じる。そんな想いを詠んでみた。

季語の寒水。水は命の源、こんな辛い季節だけれど冷たく清冽な水で心身清めたいとか、寒の水の神秘さに縋りたい、みたいな気持ちを込めた。

今回から、型・その1の応用。季語+や 中七・下五でワンフレーズ。下五は名詞以外で〆る。季語と中七・下五は関係ないけど響き合うこと。名詞以外って動詞とか形容詞。上五がキレなので、「かな」とか「たり」などは使えないから要注意。
難しいので慣れるまで、1句の投稿とする。