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日プ2は青春だった。〜佐野プガチ勢が日プ2を振り返る④〜




前回の続き




布教活動に勤しむ

何人かの友達に投票を頼んでいた。
元々初回から投票していた人には最初から1枠お願いしていたけど、投票していなかった人には申し訳ないからファイナルまでの1人投票の期間だけお願いした。
わざわざGYAOのアプリを入れてくれた人もいて感謝。
人権なくなるまで周りの人に頼んだとか言ってる人もいたけど私はそこまではしていない。

ファイナルにかけてTwitterでは布教合戦が激化していた。
というのも、この時期になってくると何故か「投票したいけど誰に入れるか迷う」「投票協力します」みたいな人が出てくる。
こういう人のツイートに対して、各練習生のファンが「〇〇くんに投票お願いします」とリプを送る。
私もファイナルが迫ってきた焦りから、佐野くんのアピールポイントと写真でつくった布教シートを使ってたくさんツイートしていたし、投票協力してくれそうな人にはどんどんリプを送りまくっていた。

この時は佐野くんの投票数を増やさないと!という気持ちでTwitterのいろんな人に声をかけていた。
しかし、プデュではたった1票で人生が変わるかもしれないくらい、投票は練習生の人生を決める
こんな大事な投票を、最初から番組を観ていない、「気になったから投票します!」みたいなライトユーザーに頼んでいいのかは疑問に感じていた。
ただ、プデュは数字勝負の結果が全てだから、いかに票数を集めるかもファンダムの力が試されているように思う。



緊張のファイナル

とうとうこの日がやってきた。
2021年6月11日(日)、地上波生放送の日プ2最終回、ファイナルが始まった。

私はせめてファイナルは観覧に行きたかったのだが、コロナの関係でだいぶソーシャルディスタンスで席数が少ないのもあって、案の定落選し、大人しく家で見守った。

やっぱりプデュのファイナルってオープニングからいろんな感情になる。
番組が終わってしまう悲しさ、今日で練習生の人生が変わること、デビューする人と脱落してしまう人の人生の分かれ道が今日ではっきりしてしまうこと、いろんなことを考えてしまってなんとも言えない気持ちになる。

最後のデビュー評価で佐野くんは「RUNWAY」を披露した。
佐野くんが良いところでカメラに抜かれると「よっしゃー!」ってなったり、頑張って踊っているのをみて「ちゃんと踊ってる!」ってなったり、終始ドキドキだった。
同時に、もうプデュ終わりなんだね、、みんなよく頑張ったね、、みたいな卒業式のような感情にもなる。

今でも「RUNWAY」の曲が流れた途端、このファイナルのメンバーでのステージを思い出して涙が出てくるくらい、私にとってもファイナルの時の感情がフラッシュバックする思い出の曲。

もちろん「ONE」もそうなんだけど、ファイナルの曲って「集大成」って感じで、いつ聴いてもファイナルの情景を思い出して悲しくなるんよね。


そして最後の順位発表式。

佐野くんは10位に名前が呼ばれた。

10位から発表されるから、一番最初に発表されて、家族で声出して喜んだし感動した。
一気に今までのデビューできるか不安な気持ちや張り詰めた感情とかが安心感に変わった。
そこからは気を楽にして残りのメンバーの発表を観れたのは良かった。

選ばれた他のメンバーは、ダンス、ボーカル、ラップのトップがいて全体的にビジュアルも良い、非常にバランスの取れた構成だった。
同時に、プロフェッショナルが多すぎて佐野くんは何で力になれるのだろう、埋もれないかな、、と少し心配にはなった。
けど、「きっと良いグループになる!」そう確信した。


「絶対にデビューさせる」と誓った推しの佐野くんがデビューした達成感と喜びはもちろんある。

しかしそれと同時に、一気に「プデュロス」に襲われてしまったのだ。

ファイナルまで来ると推しが増えすぎて枠が足りなくなるのはプデュあるあるなのだが、私は佐野くんだけじゃなく他にも投票していた人がたくさんいた。
惜しくも脱落してしまった人もずっと番組で見守ってきた人だ。
そんな彼らを(デビューメンバーとして)もう見れないと思うと悲しくなった。

特に、西島蓮汰くんはずっとデビュー圏内にいて自分が投票しなくてもデビューする人と勝手に思い込んでいた。
それなのに、最終デビューメンバーに選ばれなかった。
こういう番狂せはよくあるし、だからプデュは最後まで油断できない、何があるかわからないと言われる。
人気メンバーだったしいつも上位圏だったため彼に投票したことがなかったのだが、最終順位発表で11位までに入らなかった衝撃で、今更「西島蓮汰ロス」にもなった。
もう遅いけど、なんやかんや気になってたんだと自覚した。

そして、プデュ自体今日で終了ということも受け入れられなかった。
毎週木曜日の本編含め、毎日プデュのことで頭がいっぱいだった。
そんな日々が急に終わる感じ、なんとも言えない感情。




終わりに

今回念願の国プとなって日プ2に参加して、佐野くんをデビューさせるために本気でオタクをした。
どれも初めてのことだらけで新鮮で楽しかった。
ファンダムにも入って、タグイベントとかたくさんの企画に積極的に参加した。
長年アイドルオタクをしているけど、ここまで本気になってオタクをしたことはなかった。
オーディション中という終わりがわかっている期間だからこそ、目標が明確だからこそ本気になれたのもある。

そんな私にとって日プ2は特別で青春そのもので、国プは貴重な経験となった。

もう後にも先にもこんな本気になることはないと思う。
楽しいこともたくさんあったけど、ツイ廃になったり他のオタクと比較したり、仕事でもないのに謎の義務感が生まれたり、、しんどいこともあった。
本気で全力で国プとして取り組んだからこそ完全燃焼してしまった。
だからか、日プ2が終わった瞬間、一気に体の力が抜けて抜け殻状態となった。

推しがデビューしたのだから、私にとってINIを応援することは義務なんだと思う。

この番組が終わってからも、たくさんのオーディション番組を観続けているのだが、もう1pickを決めてファンダムに入ってデビューさせるために何か動くということはできなくなった。
というか佐野くんを超える人には出会ってないし今後出会うこともないんじゃないかな。
だからこそ今は、客観的に純粋にオーディション番組を楽しめていると思う。







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