見出し画像

黒鍵って飛ぶんだ

先日、石丸幹二さんとクリヤ・マコトさんのライブに行ってまいりました。
ビルボードライブだったので、もちろん呑みます笑
慌ててギリギリに着いたのと、蒸し暑い日だったので、さっぱりしたくてシャンディガフを久しぶりに呑みました。
しかも、ビールベースのときに折りよく、お近くの方が頼まれたできたての唐揚げの香りが最高に蠱惑的だったという。
香りだけでも、ビールをおかわりしたくなってしまったのでした。

さて、ライブ。
ギリギリに来たから余計に感じたのでしょうが、かなりお客様で賑わっていました。
コロナも落ち着いてしばらく経ちますもんね。
かつてのライブの雰囲気を感じました。

ライブはしっとり穏やか。
今回はメガネをちゃんと持ってきていたので、石丸さんをしっかり目に焼きつけることができました笑
佇まいかっこよい。
ジキル&ハイドを日程の都合もあって、石丸さん回は観れなかったのが心残りでしたが、しっかり歌ってくださってめちゃくちゃ嬉しかったです。
知りたいを歌ってくださいました。
骨身にずんっと響く深いお声…本当にすてき。
ライブとか行くと、からだって楽器なんだなぁと強く思わされますね。

地上の星や切手のないおくりものなど、耳馴染みの深い曲も歌ってくださいました。
マイウェイ、懐かしいなぁとか。
アンコールのSmileも軽やかで良き曲ですよね。
その中でも、愛は花、君はその種子(原曲The Rose)は、昔、YouTubeでヤスミンさんの歌声できいて、一気に好きになった曲で。
もともと、おもひでぽろぽろって最初見たとき、たぶん小学生くらいに地上波で見た気がするんですけど、その当時はちょっと苦手だったんですよねぇ。
大人になって見たら、感じ方がものすごいガラッと変わるのですが。
なのに10歳にして、ヤスミンさんはきちんとこの歌に寄りそって歌っておられて、びっくり聞き入ってしまったのを覚えてます。
歌詞も、大人になってからすごく好きになりました、沁みる…(´;Д;`)
女声の曲なので、石丸さんの歌声できけて、また新鮮でした。
歌い方、感情ののせ方、ひとによって違うのが歌の良いところで飽きない魅力ですね。
石丸さんは、女性の曲も、積極的に歌っていきたいっておっしゃってました。

まああの日一番の衝撃は、上を向いて歩こうを今の20代のハリポタ共演者さんたちが知らなくて、良い曲だと泣いてたというお話があったのが、何より衝撃的でした_:(´ཀ`」 ∠):
…わかってたけど、私、しっかりおばさんになってたよ…いや、自覚はあったけどダメおしっていうか…うん…
まあこうなったら、味わい深く歳を重ねていくことにします(´ー`)

ピアニストのクリヤ・マコトさんの、軽快なピアノもすてきで、すごく楽しげに揺れる背中を見ながら、あー私、すてきなおじさまが楽しそうに飛んだり跳ねたり揺れたりするのを見るの、好きなんだなぁと漠然と思ってたりしました(*´-`)
スピッツの田村さんがぴょんぴょんしてたり、マサムネさんがぴょこぴょこタンバリン持って走ったりするの、最高にトキメキなのですよ…

…などと、いうのはさておき。
sakura gardenというクリヤさんのピアノソロ曲も、煙るような、でも爽やかな朝のような幻想的な雰囲気でした。
クリヤさんが東南アジア圏で演奏の最中に、湿気のせいで、ピアノの黒鍵を飛ばしたお話なども楽しくて。
飛ぶのか、黒鍵。

石丸さんに、家にピアノがある方は帰って黒鍵剥がさないようにと念をおされて帰宅し、とうに弾かれなくなった我が家のピアノを見つめてみました。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、幼い頃習ってたのに、結局全く弾けないままなんですよね、私。
頑張って家計をやりくりして買ってくれた親にも、弾いてあげられないピアノにも申し訳ない。
とりあえず、黒鍵はちゃんとひっついてるようですが。
なんだかちょっと自分みたいだなぁと苦笑しながら、ピアノも自分も、ちゃんと生かせる道を考えられたら良いなぁと思ったりしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?