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2月もそろそろ終わりに近づいてきました。コロナウィルスのパンデミック(雑な表現)前は、2月はアメリカに出張していましたが、この3年間は国内でもっぱら、体と心の休息と事務作業のための時間になっています。

今年で40歳になるということもあり、そろそろ自分の力の限界を感じつつあって、コロナをきっかけに働き方をずっと変え続けてきました。コロナ前までのがむしゃらな生き方から、自然のリズムと心と体のリズムに沿った自然な生き方へ。ひいては返す波が疲れないように、心の波と体の波の幅を感じとりながら、自分にとっての自然な生き方をするように心がけています。

もっと頑張って、もっと努力して、さらなる高みをと常に改善と成長を求め続けられるようなところから逸脱して、僕は自然栽培を通して、自然には到底逆らえないということを学ばせ続けられています。自分がやろうとしている作業が天候に合わないことはもちろんですが、天候の状態によっては今まで頑張って育ててきた作物が一気にダメになってしまうこともよくあることです。その反対に天候が思いもよらないほどのいい結果をもたらしてくれることもよくあることです。人間の力と自然の力。自然の力が人間の営みを豊かにしてくれるポイントに、生き方の中心を持ってくることの必要さを感じています。

豊作と不作を予想して、どちらでも人間が対応できるように、天候の状態を読むことの方が大事だなと感じています。引くことを考えながら進み、新しい進むべき道を引きながら考える。うまくいかないことを無理して進めることをしないで、その時その時の環境に応じて、臨機応変に進んでいくという勇気と逃げる勇気。

うまく生きるということは、心と体という二つの自然とのうまい関わり方から生まれてくるものだと思っています。のらりくらりではないですが、体と心がしんどい時は無理しない。休めば再び、自然に元気になってくるはずなので、その時を待つ。自分の中の波を感じ取れるようになれば、それを他人に対しても許せるようになってくる気がします。


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