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可能性を育てる

いよいよ僕らの農作業が本格化してきました。今年から、人間本位の働き方から暦を大事にして、自然と調和した働き方にシフトしています。暖かくなってきて、体も動かしやすくなってきました。

福祉施設のメンバーの成長


今年一番の大きな作業は、野菜栽培で使う、ススキの刈り取りでした。僕らの農作業の一翼を担う、福祉事業所グリーンサムのメンバーに作業を手伝ってもらいました。彼らとの作業も今年で3年目。昨日は4人のメンバーが草刈機を使って、作業することができました。草刈機は危ないので、細心の注意を払いながらの作業になりましたが、休憩をとりながら僕を合わせて5人でススキ刈りをしました。わずか2時間弱で1年分のススキを刈れました。

挑戦させることで可能性が見えてくる

茶園の草取りから始まった僕らの農福連携の取り組みですが、年月を経るに従って、福祉事業所のメンバーの力量が上がってきたように思えます。今では草刈にお茶刈り、田植えに稲の収穫とできることと作業効率が随分と上がってきました。可能性のあることはやる気のある限りやらせてみるというシンプルな方針が皆を少しづつ成長させて行ってくれるように思えます。

可能性を見出しそれを育てる

働けるという思いと貢献しているということ、がそれぞれの自信を培っていると思います。彼らと一緒にいると、「障害」というのは極めて曖昧なグラデーションの中の線引きなのだと感じます。線引きの中に押し込めるという方法と可能性を引き出す方法。一人ひとりに潜在的に眠っている可能性を引き出すこと、それを引き出すために挑戦させることが大事なんだと僕は感じています。

僕を越えてくれることが喜び


人間的に穏やかだという消極的な理由で、今まで何度かリーダー的な役割を任せられることがありました。僕自身はあまり能力も高くなく、才能にも恵まれていなかったので、人の才能や可能性を見出していくことでチーム全体の力を上げていく方法を学ぶしかありませんでした。多くの優れた後輩が社会で活躍する姿を見るのが楽しみになりました。今一緒に働いている人たちもぜひ僕を越えて行ってほしいです。


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