お盆にはカレー

毎年この時期は夏バテと世間の圧と世間話から思い出される過去のいろいろや何やかんやで精神的にしんどくなりやすいこともあって、カレーを作ることに決めている。

作るのはチキンカレーだ。

半分は考えるのをやめる逃避目的なので、スパイスを揃えて玉ねぎを炒めるところからやる。とは言っても材料さえ揃えれば作るのはそんなに難しくない。面倒なだけで。
ネットで数年前にいいレシピを見つけてから、ほぼ毎年作っている。もはや儀式に近い。

みじん切りにした玉ねぎを炒めて飴色玉ねぎにし、すりおろした生姜とにんにく、トマトピューレを加えて炒めて、スパイスと塩を分量加えて練る。鶏肉を加えて炒めたら水を入れて煮込む。煮えたら仕上げに香菜と甘み少しを加えておしまい。
あとはてきとうに野菜でも切ればよくて、ご飯炊いてもいいし、パンやナンで食べてもいい。
フライパン一つで二皿分。

いろいろ刻んだりしてると、いろいろ忘れられる。スパイスや香菜の香りも、いろいろ忘れさせてくれる。食べる気がしない時期でも、スパイスカレーは食欲がわく。それはそのまま生きる気力になる。
だから毎年作っている。

雑念を振り払うのには、ほんとうに苦労する。
この時期を乗り越えるのは、毎年たいへんだ。

似たようにお疲れ様の皆様も、きっといるんだろうな。

みんなに幸あれ。

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