ロックダウン in London

ボリスジョンソン首相のロックダウン宣言から1週間。

日本の報道を見ていると、街はゴーストタウンと報道され

その部分だけを見ていると、ロックダウンされると家から一歩も出られない、食料を溜め込まなくては、、、と思われる方も多いのではないかと思う。

きっと観光客で賑わう中心部のウェストミンスターやトラファルガー広場周辺はゴーストタウンになっているだろう。

私が住むロンドンの外れは穏やかだ。

一日一回の散歩は許されているし、スーパーも開いていて品物もちゃんとある。

私の家からスーパーまではおよそ徒歩20分。

そこにたどり着くまでに散歩をしている人々ともすれ違う。

どこで手に入れたのだろうと不思議に思うほどマスクをしている人が多い。

聞くところによると、学校で多くの日本人の子供達がコロナによる差別を受けたようだが、私は幸運なことにそれにまだあっていない。

スーパーでは、ソーシャルディスタンスのために2m開けなくてはならない。そのため、入場制限を行なっている。

今朝スーパーに行ってきたのだが、何週間も姿を見なかったトイレットペーパーも店頭に並ぶようになり、米もパスタも売っていた。卵は売り切れていたけど、、、。

だからと言ってコロナへの警戒を解いたわけではない。

ちゃんと手を洗うし、ハンドジェルで消毒もする。

何が言いたいかというと、ロックダウンの現状をしっかり見て欲しい。

一部だけを切り取って不安を煽るような報道はやめて欲しい。

ロックダウンをしても店は開いている。

でも遊び歩いていいわけではない。

未知のウィルスは、無自覚のまま自分自身が菌をばら撒き、大切な人の命を奪うかもしれない。


正直、今の日本を見ていると不安でしかない。

経済は生きていればきっと立て直せる。

命は一つしかない。失ってしまえばそこで終わってしまう。



私の大切な家族が、友達が、どうか無事でいられますように。

どうか一人でも多くの命が救われますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?