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【海外オフショア積立投資】ドミニオン社(Dominion) PIPステラテジーのご紹介

ドミニオン社に関してはこちらで会社紹介の記事を書かせて頂きました。ドミニオン社は手数料が安いのが特徴で積立と一括の投資の商品の2つしかありませんでしたが、資本保全のオプションのPIPストラテジーが2021年6月に出ました。

資本保全って聞くと、なんか投資したお金が守られそうって感じはしますが、その通りです。結論から言ってしまうと80%の資本(元本)が守られるようなオプションです。その80%の資本が守られるPIPストラテジーについて説明していきます。

PIPストラテジーの特徴

PIPストラテジーは今までの海外オフショア投資にはないオプションでして、資本保全の機能を契約後からでもつけられます。投資をしても一定の資本(投資金)が守られるのであれば、みんなそれやるよねという感じですが、メリットデメリットもあります。いつでも付ける付けないかが自由なのが最大の特徴です。

手数料:拠出金の1%
時期:変更自由
資産保全率:80%
その他:積立、一括どちらでも可能

15カ国以上で展開しているフィンテック企業のFNZ社と提携しており、リスク管理においては世界でも信頼の高い企業です。99.9%以上が自動で行われております。日本でも自動車保険で有名なチューリッヒ社や海外オフショア積立でも有名なスタンダードライフ社もFNZ社を採用しております。

仕組みとしては100%株式運用のオポチュニティズプラスファンド(Opportunities Plus Fund)と呼ばれるドミニオン社の自社ファンド6つとキャッシュファンドで(Cash Fund)のポートフォリオのバランスを市場を見ながら変更していく仕組みを取っております。

キャッシュファンドとは、現金資産を保有し、銀行の本来の機能である貸し借りでの利息や短期で償還可能な国債などを買取り資産を保全しつつ、確実に利益を稼ぐファンドです。株式投資に比べ市場が落ち着いているので、市場が荒れている時に資産を一時的に退避し、市場が戻るのを待ちます。

また仮に80%の資産保全ができなく、75%などになってとしてもAランク金融機関から24時間以内に資産を80%になるまで補填してくれます。

PIPストラテジーのメリット、デメリット

・PIPストラテジーのメリット
こちらは資産保全が出来る事が1番です。特に日本人が好みそうなオプションです。手数料が1%となりますが、香港IFA等に運用委託する手数料も同じく1%なので、資産保全に使うか運用に使うかという所でしょうか。もともと委託せずABCポートフォリオで運用している場合は、純粋に+1%の手数料です。

そしていつでも切り替えが自由というのが良いポイントです。市場が上昇傾向とわかる時はPIPストラテジーを外し、通常通り運用する事で手数料を節約できます。市場が不安定だったり暴落するなと思った時に使用する事で安心感も得られます。

またPIPストラテジーを使用する場合は、オポチュニティファンド一択での運用になりますので、自分でファンドを選択する手間がありません。

・PIPストラテジーのデメリット
資産保全のオプションをずっと付けている方は年1%の手数料を払い続けなければなりません。決して安いとは言えない手数料ですが、80%資産が守られるなら払っても納得出来る手数料です。

こちらはオプションのため切り替えを行う事で手数料の節約ができますが、切り替えをするためには市場の情報を常に追っていかなければなりません。この切り替えのタイミングなどが初心者の方ですとなかなか難しい判断です。

現時点ではドミニオン社の方で市場の通知機能がないので、今PIPストラテジーに切り替えた方がいいよ!というようなお知らせ機能があると嬉しいかなというのが個人的な感想です。

資産80%を下回った時の選択肢4つ

80%に資産が補填された後に以下の4つの選択肢があります。

・現金ファンド(キャッシュファンド)に退避
こちらは市場が悪い中でも無難な選択肢です。よく市場が悪い時は金(Gold)に資金が退避すると言われています。また現金での場合マイナスになりづらいので市場が落ち着くまで現金で資産を持つというのも1つの選択肢です。

・金融機関から80%に保全され、リスタート

この選択肢も個人的には嫌いではありませんが、今まで投資したファンドに希望をかけて愛着のままに資産を預ける選択肢です。市場が下がった=今後上昇するという希望もありますが、判断は難しいです。

一旦、思考と感情を切り離して考える必要がありますが、80%を元本を割らない程度であればこの選択肢は間違いではないです。

・通常のドミニオンでの運用に切り替える
オポチュニティファンズではなく、一般のドミニオン社が推奨する運用に切り替える選択肢ですが、こちらは今までの通りの運用になります。

ある程度年数が経過している状態になると思いますので、ドミニオン社が扱っているファンドも実績として数字が出てくるのでこちらに切り替えるのもありです。

・解約
契約年数、経過年数に左右されますが、解約も1つの選択肢です。その時の現状や他の良い商品がある場合はそちらに切り替えることも選択肢としてはあり得るの頭に入れておきましょう。

向いている人

向いている人は切り替えのタイミングにアンテナを貼っている方です。もしくは優良な紹介者の存在も大切です。

ドミニオン社の場合、最初の2年で積立したお金は投資に回らずほとんどが手数料でなくなってしまいますので、PIPストラテジーを希望される場合は3年後以降に検討すれば良いと思います。最初からPIPストラテジーを付けるのは個人的にもったいない気がします。

投資初心者の方は、3年目以降に検討。自分で運用してみたい方は市場の動きを見ながらご自身のタイミングでPIPストラテジーを利用するのも良いでしょう。

契約時に最初からPIPストラテジーで運用していきましょう!という紹介者(営業マン)は手数料体系の事を理解していない方か、後での手続きがめんどくさいから最初から付けてしまえというお客様の事を考えていない方ではないかと推測できます。勧められた場合は、しっかり理由を聞きましょう。

まとめ

PIPストラテジーを効率よく活用しようと考えるとタイミングなどは難しいですが、80%元本確保のオプションはとても面白いなというのが率直な感想です。このあたりも年数が経過し実績が出て来ると、この市場のタイミングでPIPストラテジー付けると得するみたいなモデルケースが出来上がると良いなと思います。

これからドミニオン社の商品を購入を検討されている方や購入されている方は3年目以降でどうするか、市場を見ながら判断すると良いでしょう。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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