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090:【旅行記;ルワンダ】week77

1日目(10 Jan 2024) 〔Day533〕

☆Kigali,Rwanda
曇 最高気温26℃ 最低気温17℃ 湿度88% 日の出6:00 日の入18:14

 18:00にキガリ国際空港に到着。空港のトイレが綺麗すぎてびっくり。続いてイルミネーションで飾られた美しい空港にびっくり。アフリカのシンガポールという噂はマジなよう気がする。それかクリスマス・年末年始の期間だけかな?

 さて、とりあえず空港はレートが悪いので、少額だけ南アのランドからルワンダフランに両替。1000RWF=約115円。
続いて、MTNという会社のsimカードをゲット。1週間1GBのプランが1000RWFだった。激安です。
 ホテルへ向かうために、ルワンダ隊員の友達から教えてもらった配車アプリ「YEGO」とタクシーの値段を比べます。大体8000〜10000rwfで中心地まで行けるみたい。ところが、空港内にあるタクシーは30US$と言ってくる。だから、YEGOで行くことに。しかし、彼らは空港内に入れないようだ。だから、外に出てタクシーやモト(バイクタクシー)が集まっているところで待ち合わせ。ところが、呼んだドライバーが来なかったので(アプリでは到着しているみたいなんだけど…)、その場にいたタクシーと交渉。15000rwfと言われましたが、10000rwfで行けました。たくさんタクシーがいるので、「それなら違うドライバーにお願いする」などと言えば値下げ交渉は可能です。本当にたくさんタクシーやモトがいるので、ライバルがたくさんだから彼らも必死。乗せたいばかりです。


 ルワンダは左ハンドルで、右車線走行。やはり違和感がありますね。街を走っていると、どこもイルミネーションで飾られていて綺麗。ほぼ毎日計画停電が起きている南アから来た身としては「こんなに電気を使い続けていいの?」と心配になりました。道も綺麗。『千の丘の国』と呼ばれるだけあって坂が多い。夜景も町を一望できて綺麗でした。
 ドライバーは地図を読むことが苦手らしく、だいたいの場所を伝えて向かってもらいました。しかし、目的地のゲストハウス「Fleur Guest House」の詳細はわからないみたいで迷っていました。Googleマップで道案内をしてようやく到着できました。

2日目(11 Jan 2024) 〔Day534〕

 朝食付きのゲストハウスなので、とてもありがたい。フルーツにツリートマトが出てきました。初めて食べました。どうやらタネを食べるみたいですね。回りの果実を食べてしまった。いずれにしても酸味が強くて少し苦手な味でした。
 午前中はキガリ虐殺記念館(ジェノサイドメモリアル)に行きました。ルワンダには約30年前にフツ族がツチ族を大量虐殺(たった100日間でおよそ80万人の命が亡くなった)するという悲しく残酷な歴史があります。きっかけはベルギーの統治のための策略だったようです。ここでは詳しく述べませんが、館内には掲示物や当時の映像、遺骨、亡くなった方の写真などがあり、かなりショックで、正直目を背けたくなりました。2階には世界で起きた同じような民族間の虐殺(ドイツのユダヤ人迫害、コソボ紛争、カンボジアのクメールルージュ)についてのブース。出口に向かう廊下には子どもたちの写真が。本当に辛くなりました。しかし、この歴史から絶対に目を背けてはいけないと強く思いました。
以下の言葉は館内で掲示されていました。深く考えさせられました。

There will be no humanity without forgiveness.There will be no forgiveness without justice. But justice will be impossible without humanity.
許しがなければ人間性は存在しないし、正義がなければ許しも存在しない。しかし、正義は人間性なしには不可能です。
Yolanda Mukagasana

when they said ‘never again’ after the Holocaust ,it meant for some people and not for others?
ホロコースト後に人々が「二度としない」と言ったとき、それは一部の人にとって意味があり、他の人にとっては意味がなかったのでしょうか?
Apollon Kabahizi

If you knew me and you really knew yourself you would not have killed me.
もしあなたが私のことを知っていて、あなた自身のことを本当に知っていたら、私を殺さなかっただろう。
Felicien Ntagengwa

 次に首都キガリの中心地を散策。高いビルも集まっていて、少し外れたところにはローカルな雰囲気で活気もある。ゴミもほとんど落ちていなくて綺麗。ここまでの急成長に驚きが隠せませんでした。
 その後、映画『ホテル・ルワンダ』の舞台でもあり、実際にジェノサイドの際に多くの人を匿ったホテル『Hotel des Mille Collines』へ。現在はとてもいいおしゃれで高級なホテルになっていました。そこのカフェでルワンダ名物のコーヒー(3000rwf=約345円)を頂きました。普段コーヒーを飲まないので詳しくはないですが、ルワンダコーヒーは酸味が強い印象でした。ホテルの前の道にルワンダ名物のマウンテンゴリラの銅像がありました。本物を見に行くツアーはとても高いので(たしか1500US$)、即諦めました笑

 夕方からは急に大雨が降ってきました。雨季のためか滞在期間中はずっとこのような感じの天気でした。
 Simbaというスーパーで物価調査をした結果、レストランでもスーパーの惣菜でもあまり差がないような感じだったので、違うSimbaのスーパーの横にあるレストランで夕食。チキンストロガノフとチップスとライスのプレートが5500rwf(約632円)!安い!美味しい!お腹いっぱい!大満足です!

 ただ、ルワンダの最高紙幣が5000rwfなので、地元の人にとってはきっと高価なんだと思います。ちなみに、ガソリンや外国から輸入した商品は日本やその他の国と大差がないので、彼らの収入に対して物価は高いのだと思います。モト(バイクタクシー)のドライバーは1回の乗車・市内移動で500〜1500rwfくらいらしいので。
 すっかり夜になりました。女性もスマホを触りながら一人で歩いている。とても治安が良いです。南アで暮らして長くなっているので、暗くなると身体が勝手に危機感を覚えてしまっていますが、みんな優しくてほんとに快適でした。

千の丘の国の夜景!美しい!

3日目(12 Jan 2024) 〔Day535〕

 ルワンダ南部のニャンザという地域にいきました。ますばニャブゴゴバスストップへ。交通の要所なだけあり、人混みに溢れ活気があり、首都の中心とは雰囲気が全く異なり、カオスな感じ。でも、これが本来の姿なのかなとも思いました。この地域で活動している同期隊員に情報を聞きました。チケットはVolcano というバス会社で片道約2時間半で1850rwf=約213円。安い!しかも、後8分後の8:30に出発するという!待ち時間が少なくてラッキー!待っているとサモサを持った人やいろんなグッズを持った売り子が窓をコンコンして声をかけてきます。中には勝手に窓を開けてくる人も。ちょっと注意が必要ですね。

 さて、定刻より遅れること13分。出発しました。優秀です!もっと遅れることは覚悟していましたから。満席になるのも早かったのかな?
 はしりはじめて10分程でのどかな田園風景が広がります。そして、相変わらず丘が多い!このことから、やはりアフリカではないような整った綺麗な街並みは首都キガリの一部のみ。いわゆる観光客が来るところだけを整えた感じです。アフリカの多くは、まだまだ見栄を張るハリボテ国家なのでしょう。ただ、今後間違いなく経済や人口の中心はアフリカに移っていくとは思いますが。
 南部に行くにつれてとうもろこし畑や田んぼ、バナナ農園をよく見かけるように。田んぼでは、みんなで手作業をしている姿も見かけました。一昔前の日本の風景を見ているようでした。

 バスが停車するたびに売り子がものすごい勢いで走ってやってきて、窓をコンコン。降りるお客に対しては何人ものモトドライバーが詰め寄っていきます。みんな生きるために必死なんですよね。
 無事、ニャンザに到着。ここへきた目的はキングパレス博物館の見学。昔の王宮なんだそうです。また、そこに立派な角を持つ牛(ロイヤルカウ)イニャンボがいるので見たいと思っていました。外国人は13000rwf=1495円です。伝統衣装を来たガイドが1時間案内してくれました。王国は各地に点在していたそうですが、このように博物館として残っているのはルワンダでもここだけのようです。イニャンボもここでしか見られないのだそうです!

 そして、もう一つの目的はルワンダの首都以外の様子を知ること。同期隊員がルワンダ名物「ルワンダビュッフェ」が食べられるローカルレストランを連れて行ってくれたり、イソコ(市場)を案内してくれたりしました。昨日連絡したにも関わらずありがとう。現地語のキニアルワンダ語でコミュニケーションをとる姿を見て、現地に染まる逞しさに感心しました!みんな頑張っているんだなと嬉しくなりました。
 水はジェリカンと呼ばれるタンクを持って水源まで行き手に入れているみたい。うさぎも売っていたので驚き。ちなみに、初めてグリーンバナナを食べました。黄色いバナナのようにフルーツではなく、主食やおかずとして食べられます。甘くなくて、芋のようでした。2000rwfでプレートに盛り放題。お肉は1回のみ。大満足でした!

 帰りはキガリのニャブゴゴバスストップの前にある建物の中のレストランでローカル飯!本当に地元民しかいない。旅慣れていない人はあまり行かない方がいいかも…。

 メニュー表はなく、受付の人から3種類くらいのメニューを提案されます。とても優しい人でした。ビーフで注文しました。すると、ビーフが入ったスープ、豆、苦味のある野菜、チップス、米、グリーンバナナ、そしてルワンダ人が大好きという唐辛子(お好みでアレンジする用)。炭水化物が多くて、量もかなり多かったですが、なんとか完食。味自体は基本素材の味って感じで、少し薄かったです。スープが唯一味がついていた感じ。これで4000rwf(460円)。途中からスパイスが効いた辛い紅茶も出てきました。次食べたいか?と聞かれたら、もういいかなって感じです笑

4日目(13 Jan 2024) 〔Day536〕

 語学訓練で同じ班だった方がキガリ在住ということで、またまた急に連絡して会うことに。(ほんとすいません笑)
 キガリ市内のことやおすすめのコーヒーを教えてくれました。元気そうで嬉しかったです。この後、キミロンコマーケットに行くと言ったら、タウン近くのバス停(とても整っていた)まで連れて行ってくれて、しかもTap&GoというICカードをプレゼントしてくれました。乗車時に機械にカードをピッとかざすだけ。しかも300rwf(約35円)。ここまで進んでいるなんてすごい。支払い方法は現金、カード、MOMOというケータイを使って支払うシステムがあるようです。ただ、満席にならないと出発しません。ここは南アの田舎や多くのアフリカでも同じなんだろうな〜。時間よりも人とお金!

キガリの中心地。地元の人で賑わっている。


 キミロンコマーケットは観光地化されているようですが、それでもローカルな雰囲気で人混みもすごい!活気がある。そのエリアに入った途端、いろんな人に囲まれて「こっちの店に来てくれ!」、「俺が案内してやる!」と取り合いになってしまいました。こういう時は「大体ガイドしてやったんだから金くれ」って言われがちですが、結果そんなことはなくフレンドリーに優しく案内してくれました。最初に声をかけて、撮影許可も出してくれて、いろいろ気にかけてくれた人に最終的にはチップをあげました。
 やはり印象的だったのはキテンゲの色鮮やかで豊富なデザインの生地たち。目の前でミシンを使って目の前で仕立てている様子も素敵でした。1時間くらいで服などを仕立ててくれるみたいです。
 グリーンバナナやパッションフルーツなど南アでは見ない果物が見れて良かった。

 次にバスに乗ってキガリハイツとキガリアライアンスビジネスセンターへ。ただ、バスの中は人と人が密着するくらい混んでいる。満席になったら出発したい気持ちは分かるが、ここまでは少しやりすぎ。なので、目的地で降りれるか不安だったけど、みんなが代わりにドライバーに伝えてくれました。本当にみんな親切です。途中で近くにいた子どもたちも片言の英語ではありましたが「あれは〇〇だよ!」などと教えてくれたりもしました。ルワンダは英語もフランス語も話せる国ですが、体感としてほんの一握り。基本的にはキニアルワンダ語でした。
 目的地に到着して、2つのショッピングセンターを散策。外観は立派でしたが、中身はスカスカ。一瞬で見終わりました。まだまだこれからって感じですね。
 ここで、今朝同じゲストハウスで偶然会った同期隊員と待ち合わせていました。キガリ市内を眺められるカフェ兼本屋『Inzora roof top cafe』へ行きたかったので、そこでたっぷりと話し込んでしまいました。美味しいルワンダコーヒーと素敵な雰囲気のカフェ、そして見晴らしの良い景色がとても居心地良くしてくれました。雨が降っていなければもっと最高だったけど笑

 日が暮れてたので、先程のエリアに戻ります。というのもコンベンションセンターなイルミネーションが見たくて!
 まだまだ年末年始のイルミネーションも残っていたので、キガリ市内の夜景と含めてとても綺麗でした。大満足です!

 その後、その同期隊員の友達にキガリの数少ないアジアンレストラン「Asian Kitchen 」に連れて行ってもらいました。やはり、ややお高めに値段設定されていますが、それでも大体10000rwf(約1000円)くらいです。その友達とも話していたことですが、お互い海外赴任している2年間くらいは現地のものだけ食べて生活すると意気込んでいたのに、「それは無理だったね」ってなりました。住むというのは、やはり旅行とは訳が違う。「我々はやはり日本人で、自然と日本食やアジア料理を求めてしまうね」ってなりました。

5日目(14 Jan 2024) 〔Day537〕

 ルワンダ最終日。とは言っても、朝早くの便なので、帰るだけ!
 Kenya Airways でケニアで乗り換えて南アに帰ります。

 さて、20日間に渡るアフリカ旅も本日で終了!ジンバブエ、ザンビア、ボツワナ、ナミビア、ケニア、ルワンダと合計6カ国を巡ることができました。同じアフリカでも全然違う!本当に素敵な経験でした!学ぶこともたくさんでした!
 世界は広い!もっともっといろんな国を見たいです!人生1回じゃ足りません!笑


ここまで読んで頂きありがとうございます!
自分用の旅の記録ですが、参考になれば幸いです。
次回から、また活動&南ア生活日記に戻ります。
See you next time!!

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