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088:【旅行記;ナミビア】week75〜76

1日目(31 Dec 2023)〔Day523〕

☆Namibia,Windhoek
晴れ 最高気温31℃ 最低気温13℃ 湿度25% 日の出6:10 日の入19:39

 18:00 前にHosea kutako 国際空港に到着。事前に連絡を取っていた方(知り合いの知り合いでJICAのこともよく知っている方)と無事合流。到着ゲートで自分の名前が書かれた紙を持って迎えてくれるのは初めての経験なのでVIPになった気分でテンションが上がりました。空港の周りにタクシーがいましたが高いそうなので、事前にサイト等で交渉して手配しておくのがいいみたいです。配車アプリ(LEFA、YANGO、In Drive)も使えるみたいだけど、近くにそのアプリのドライバーがいない可能性や到着時間が遅くて携帯会社が閉まってSIMカードが手に入らないかもしれないので。ただ、結果的にはSIMカードはゲットできました。MTCという会社のSuper Aweh というプラン。7日間3GB、700分通話、700通SMSで、N$72=約576円。宿のwifiもあるし十分!そして安い!

 宿に着く前にスーパーにやってもらい夕食をゲットし、Hartmann Suitesという宿へ。片道300ランド(南アの通貨が使える)で交渉していたので支払い、スーパーに寄ってくれたお礼にコーラをプレゼントしました。
 さて、隊員はウィントフックの治安上、宿泊可能な宿が決められています。そのリストから一番安い宿がここでした。それでも、ゲストハウスやドミトリーでも構わない人間からしたら、高いと感じるのですが。1泊5000円程。まぁ、日本のビジネスホテルくらいです。しかし、おかげで久々の個室。広々として快適でした。
 そして、今日は大晦日。スケールは小さかったですが、年越しのタイミングでちゃんと花火が上がりました!日本より遅れること7時間。無事新年を迎えました。あけましておめでとう!

2日目(1 Jan 2024)  〔Day524〕

 元日です!去年の南アのダーバンでも感じたことですが、お正月感はゼロ。南半球のため夏だし、国が違えば文化も違うわけなので当然ですね。
 ナミビアの人口は約250万人ととても少ないので、首都とはいえ街はとても静か。元日でもあることも相まって、車通りも少ないし、人影もほとんどない。
 実質ナミビア初日の今日はウィントフックの街を一望できるという高台にあるホテルHeinitzburgのカフェへ。見晴らしがよく、雰囲気も最高でのんびりできました!

 それにしても、ナミビアは乾燥しているので、日差しが厳しい!日焼け止めや日傘、サングラスは必須。これでも、一応雨季に当たる時期なんだけどね。
 続いて、ナミビア最大と言われるMaerua mallへ。お店はほとんど南アフリカにもあるファストフード店やスーパーばかりでした。やはり南部アフリカですね!そして、最大という割に正直規模は大きくはないと感じました。それと、元日は家で過ごす人が多いのか、お客さんもパラパラと営業時間も15時で閉まっていました。Checkersで夕食の惣菜を買っていたら、シャッターが閉まっていたので焦りました笑
 物価はほとんど南アフリカと変わらないかほんの少し高いように感じました。南部アフリカは南アフリカから輸入品が多いので当然ではあるよね。でも、ナミビアドルのレートは南アフリカとほぼ同じで、南アのお金も使えるので計算も楽ちん!

3日目(2Jan2024) 〔Day525〕

☆Namibia, Sesriem
晴れ 最高気温36℃ 最低気温18℃ 湿度14% 日の出6:12 日の入19:47

 今日から3日間のナミブ砂漠ツアー。約8000万年前に生まれた世界最古の砂漠とも言われています。どんな砂漠なのか楽しみです。
 6:45にトラックポートに集合なので、In Driveという配車アプリを使って向かうことに。早朝なので捕まるか心配だったけど無事見つかりました。(YANGOのドライバーは見つからなかった。)
 トラックみたいなバスで約4時間。「助手席に乗ってもいいよ」って言われたので、存分に景色の変化を楽しみながら向かうことができ、移動は苦痛ではありませんでした。きっと南アでの厳しい生活のおかげで長距離移動に耐性ができているのもあるかもしれません笑
 セスリムにあるNamib Desert Lodgeに到着。部屋の目の前には、たくさんのオリックスがいてテンションが上がりました。プールもついています!確かに日中は暑過ぎるのでアクティビティが遂行されていません。泳ぐかのんびりするかって感じです。

 夕方にDUNE Drive という夕日鑑賞ツアーに参加しました。まずはロッジの近くの広大な土地を巡ります。植物の特徴や生息する動物についてじっくり解説してくれました。Sociable weaver (シャカイハタオリ)という鳥の巣が大きくて驚きました。
 最後には丘の上に行き、広大なパノラマビューを鑑賞。自然の偉大さを全身で感じました。夕日は息を呑むような美しさ。ただただ感動。

 ロッジに戻り夕食タイム。オリックスの肉を初めて食べました。淡白な牛肉のようで美味しい。歯応えもしっかりしている。大満足です。ツアーで一緒だったドイツ人の女性と一緒に食べたんですが、この方も3週間ボランティアに来ており、キャリアの話や人生の話をして多くのことを学ばせてもらいました。出会いに感謝です。ちなみに、ドイツ人のお客さんがとても多かった。ナミビアはかつて南西アフリカとしてドイツの植民地だったということも多少関わっているのかな?

4日目(3Jan2024) 〔Day526〕

 いよいよお待ちかねのナミブ砂漠ツアー。早朝5:30に出発しセスリムにあるソススフレイのゲートへ(6:00 Open)。ここまで来ると朝日に照らされた赤い砂漠が一体に見渡せます。海岸近くの砂は白いけど、内陸に至るに間に鉄分が酸化して赤く変色するのだそうです。
 まずはDUNE45へ。45はゲートから45kmの地点にあるからみたいです。人気ポイントなので、たくさんの人がいました。


 続いて、Big Daddy Dune(ビッグ・ダディデューン)と呼ばれるナミブ砂漠で一番高い砂丘に登ります。ちなみに、向かいの砂丘はBig Mama (ビッグ・ママ)と言うみたい。2時間で頂上へ。日陰はもちろんないし、歩くたびに足が砂に埋もれたので、想像したより体力を奪われました。ただ、その分最高の景色が待っていました。ナミブ砂漠の「ナミブ」には現地の言葉であるコエコエ語で「何もない」や「広い所」という意味があるそうです。音もなく静寂で「まさにその通り!」と思いましたが、「何もない」というネガティブなイメージではなく、人間の手が入れられないほどの自然の偉大さとありのままの地球の姿を感じられる場所でした。

 その後、デッドフレイ(死の沼地)に向かいました。実はビッグ・ダディの麓にあります。下りは急斜面を一気に駆け下ります。行きはかなり時間がかかったのに、一瞬でした。それになかなか楽しかったです笑
 さて、目の前に現れたデッドフレイ。まさに絵画のような世界です。今は盆地ですが、かつて洪水によって浅い湖ができ、気候変動により干上がったのだそうです。内陸湖である故に塩湖となり、残留した塩で地面は白くひび割れています。そして黒くなった木々はあまりの暑さに分解されることなく化石になって、約900年もそのまま立ち続けているようです。不思議な世界観であり、青い空・赤い砂丘・白い地面・黒い木々のコントラストが美しい場所でした。

 帰りに泣いている女の子に遭遇しました。裸足で砂漠が暑すぎて歩けないみたい。親は先に行っちゃっているし。呼んでも聞こえていない。なので、お姫様だっこで運んであげました笑。裸足で歩きたくなる気持ちは分かるけど、お昼過ぎは火傷するし危険だよ笑
 その後、木陰でランチ。同じツアー参加者は昨日のドイツ人女性とドイツ人家族の3人。僕以外みんなドイツ人笑
 どことなく日本人とドイツ人は似ているねって話で盛り上がりました。働き過ぎる、時間に正確、食事や片付けの準備もみんな率先してやる。みんな優しくて居心地も良かったです!いつか彼らに会いにドイツへ行けたらいいなと思います!

 その後、セスリム・キャニオンへ。地面の下にある谷で、地層に水が流れていた跡もあり、水が流れていた様子が分かります。雨が降る時期には背の高さまで来るみたいです。谷に降りていくとカッコいい景色が広がっていました。ただ、午後は気温36℃で乾燥もしており、午前の疲労もあるので、観光時間は短かったです。暑さでバテバテでした。こんな状況なのに、バブーンもよくいられるなって思いました。1匹だけだったけど。

 夕食を食べていると、すっかり日も暮れて夜になりました。砂漠での星空は本当に美しかったです。

5日目(4Jan2024) 〔Day527〕

 午後、仲良くしてくれたドイツ人の皆さんに別れを告げ、そしていつかの再会を誓い、ウィントフックへの帰路につきました。
 到着すると夕立が。ナミビアでの雨もなかなか珍しい。

6日目(5 Jan 2024) 〔Day528〕

 市内散策。配車アプリYANGOをうまく使って回ります。とても安い!!
 時間があればヒンバ族の村に訪問したかったけど、その時間はないのでクラフトマーケットへ。ヒンバ族(の方々が商品を売っていました。N$50で一緒に写真を撮ってくれました。ヒンバ族とは「世界で一番美しい民族」として知られています。その由来は、一生に一度も身体を洗わないという風習にあるみたい。その代わりに「オーカ」という酸化銅を多く含む岩石を砕いた粉に牛乳から作ったバターを混ぜたものを身体全体に塗ります。この「オーカ」には強い日差しや虫、寒さ、乾燥などから肌を守る効果があり、洗い流すことなく日々塗り重ねていきます。世界一の美しさの秘訣は、あらゆる環境から身体を守る万能粉「オーカ」にあるようです。

 さて、クラフトマーケット付近はウィントフックの中心地でもあるため、人も車も多かったです。
 次にウィントフックのシンボルとも言えるキリストゥスキルヒェ(ドイツ語で「キリスト教会」の意)と近くにある独立記念博物館へ。目の前には初代大統領の立派な銅像もありました。ドイツ人観光客が本当に多い…。

 最後はJoe’s Beerhouseという美味しいゲームミートが食べられるレストランへ。とてもワクワクするテーマパークのような雰囲気。スプリングボック、オリックス、クドゥ、シマウマのゲームミートを食べました。ワニが在庫切れでチキンだったのが少し残念。どれも癖がなくて美味しかったです。味を比べられる舌があればいいのですが、残念ながら持ち合わせていない。でも、せめて感じたことはメモしておきます。

※焼き加減はミディアムでオーダー。
・スプリングボック:柔らかく食べやすい、淡白だがややジューシーもある。
・オリックス…身がしっかり詰まっている感じ、淡白
・クドゥ…やや硬め、淡白
・シマウマ…硬め、淡白

7日目(6Jan2024)〔Day529〕

 ナミビア最終日。出発までゆったり過ごした。空港までは配車アプリin Driveを利用。なんとN$170(約1360円)!安い!ちなみにYANGOはN$280くらいでした。複数アプリで比較って大事!
 さて、空港に到着。やはりドイツ人が多い!飛行機もドイツのフランクフルト行きの本数が多くて、次に南アのヨハネスブルク。アンゴラのルワンダ行きもあったけどチェックインカウンターに誰もいない笑
 手荷物検査でナミブ砂漠の砂が入ったお土産が没収されました。お気に入りのお土産だっただけにショックだ…。たったN$15だからと必死に自分をなだめてあげました笑
South African Airwaysという航空会社でLCCではないから、手荷物に預ければ良いのだけど、ロスバケ嫌だし、すぐに空港を出たいから基本預けるスタイルは取らない。これはバックパッカーのデメリットですね…。

 ちなみに、スターアライアンスグループだったので、ANA(全日本航空)のマイレージを貯めることができた〜。〔※後述:ケニア行きはKenya Airwaysとのコードシェアでグループが違うためマイル獲得ならず。だから、南アでチェックアウトが必要だったのか…。めんどくさかった〜。〕
 これから、南アのヨハネスブルクで乗り換え(ウィントフック17:45発→ヨハネスブルク19:30着)、ケニアのナイロビへ向かいます(ヨハネスブルク翌日1:15発→6:20着)!!
 そういえば、ヨハネスブルク行きの飛行機でヨハネスブルグ日本人学校の児童に会った。家族旅行からの帰りらしい。覚えていて声をかけてくれました。嬉しいね〜。あと、ウィントフックでタクシーをシェアしたドイツ人カップルにも会いました。まさかの行き先が同じ!世間は広い様で狭い!笑


ここまで読んで頂きありがとうございます!
自分用の旅の記録ですが、参考になれば幸いです。
次回はケニア編です。
See you next time!!

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