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【超図解】キレイな資料を最速で作る方法(誰でも再現可能)

世の中には、パワポ術とか資料作成の本が溢れています。
Amazonの検索欄に「パワポ」と入れると、検索結果は600ごえ。
数々の有識者たちが、神業のごときパワポ術を無数に教えてくれます。
素晴らしいことです。

ただ・・・多すぎる。
何が多すぎるって、

  • パワポや資料作成の本が多すぎてどれを読めばいいかわからない問題

  • 1冊あたりに紹介されている技術が多すぎる問題。グラフの種類がこうで、図解の種類はこうで、ストーリーラインの作り方はこれで、あとはあれはこうで、これはこうで・・・

と、たくさん、本当にたくさんのパワポ術が披露されています。

私も、前職のコンサル時代に大量のパワポを作り、赤入れをくらい、「ああ、赤入れが止まらない。ダメ出しをゼロにして、さっさと帰宅して、酒とか飲んでダラダラしたいよ~」と思いながら、藁にも縋る思いで大量のパワポ本・資料作成本を読み漁りました。

それで、新卒1年目が終わり、パワポ本を10冊ほど読み終わったころですかね。見つけたんですよ。
「ここさえ最低限おさえておけば、内容はさておき、キレイな資料が最速で作れるな」というポイントを。

本をたくさん読んで、押さえどころを選び取る。
これ、私けっこう得意でして、『投資としての読書』という本を書いているくらいです。
先日noteで「仕事とキャリアを一変させる読書メモ術」を公開しましたが、あの術を使って、そしてスライドを数千枚書く中で「サクッとキレイな資料を作る方法」を見つけました。

「サクッとキレイな資料を作る方法」を見つけて以降は、資料をサクサク作成できるようになりましたし、見た目とか体裁の指摘はゼロになりました。
言い換えると「パワポの中身の議論」に集中できるようになりました。
実はこれ、大したことなさそうで、バカにできなくてですね。
見た目とか体裁が整ってないと、中身すら見てもらえないんですよ。本来議論したいことすら、議論させてもらえない。
しかも、パワポを作るのがウスノロすぎると、これまた火に油を注ぐ感じで、上司やクライアントを加速的にイライラさせてしまいます。
早く中身の議論をしてもらえるステージに上がるためにも、まずは「見た目とスピード」をさっさと改善するのをオススメします。

・・・大丈夫です。「資料の見た目とスピード」だけであれば、1ヶ月あれば改善可能です。
今回は、この点にフォーカスして書いていきます。


この記事の目的・想定読者

「読んでもらえる(=見た目が最低限整った)資料を速く作る方法」を知ってもらい、とりあえず今日明日からの業務で手を動かせる状態にすること。
これが、この記事の目的です。

想定読者としては、以下の課題感をお持ちの方です。

  • 気づいたら、文字ビッシリでぐちゃっとした資料に仕上がってしまう…

  • 本当は資料の中身をじっくり考えたいのに、作業に追われてしまう。細かい操作に時間がかかってしまう…

  • 時間をかけて作った資料が、読んでもらえない、読んでもらって伝わらず動いてもらえない…

なので、「私はパワポのスペシャリストだ」「資料の赤入れなんて、もう5年くらいくらったことない」という方は、そっと画面を閉じていただいて大丈夫です。

「資料づくりに時間がかかりすぎて、赤入れの修正(しかも体裁面)が多すぎて残業が膨らみに膨らんでいる」という方に少しでもお役に立てれば…
そんな目的感の記事です。

では、読んでもらえる資料とは何なのか?
構成要素を「外見の美しさ」と「内面の美しさ」に分解してみました。

外見というのは、資料の見た目がキレイであること、資料を作る操作がテキパキ速いこと、を意味しています。「資料の操作」も、資料の第一印象(お、この人は資料作るの速いな。なんか仕事できそうだし、資料読んであげるか、と思ってもらえる)を決める大事な要素です。
いくら内面がキレイでも、外見がよくないと相手にされない。
相手にしてもらう(読んでもらう)ためにも、まずは外見を隙なく美しくしておきましょう。

内面というのは、資料のロジックが美しいこと。冒頭に述べたように、この記事ではあまり「内面=資料のロジック」の作り方には触れません。
・・・が、ポイントをしぼって、最低限「すぐにできそうなこと」を後ほど書いておきます。

資料の「外見」を美しくするために

まずは、資料をキレイにする方法をご説明します。

「スッキリ」「ピッタリ」「イジりやすい」

  • スッキリ=少ない文字数で、必要十分な情報が伝わる

  • ピッタリ=「図形配置」「文字サイズ・フォント」「半角全角」「配色」が揃っている

  • イジりやすい=修正に手間がかからない

この三拍子が揃うと、資料は美しくなります。

「スッキリ=少ない文字数で、必要十分な情報が伝わる状態」を作るコツ

まずは、「スッキリ=少ない文字数で、必要十分な情報が伝わる」状態にするためのコツをお伝えします。

まずは、例題を見てみましょう。
以下のスライドを見てみて、良いところ・イマイチなところ、それぞれどう感じましたか?

一見すると、巷でよく言われる「1スライド、1トピック」「1スライド、1メッセージ」の原則を満たしていそうですが…

「あってもなくてもいい情報」が意外と含まれています。
そういう情報は削りまくりましょう。←こんな風に

次に、「意味の単位」でまとめてみましょう。
「意味の単位」とは、「要は一言でいうと、〇〇よね」の単位でまとめる、ということです。

窮屈ですね。余白を加えて、おきましょう。

もし目立たせたい情報があれば、太字にして、色をワンポイントで加えておきましょう。

以上、

  • 「1スライド、1トピック」に絞り込まれている

  • 「なくても伝わる情報」が一切書かれていない

  • 「意味の単位」で情報がまとまっている

  • 「余白」が確保されている

この4つの改善を加えるだけでも、資料はスッキリ見やすくなります。

ただ、これはまだ序章でして・・・
もっとキレイに資料を仕上げるコツ、爆速で資料を作るコツがあります。
演習用のパワポや、解説動画もつけていますので、もし気になる方は、ぜひ続きを読んでみてください。図解マシマシでお送りしております。

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