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子猫が増えた!

先日、唐突に子猫がやってきたことを書いた。青い瞳のシャムミックス。

そして昨日、先住猫たちがやってきてちょうど6年が経った。それで、その先住猫についても書いたところ。

しらじらしく先住猫について書いていたのだけど、じつはその前日から急展開があった

一昨日の土曜日、前回とはまた別の会場でおこなわれていた保護猫譲渡会。妻がなにやらNPO法人に電話をかけている。もうすぐトライアル期間の2週間が過ぎようとしているためなのかもしれない。

うちに来た子猫は6匹きょうだいのうちの1匹。ほかのきょうだいはどうしているのだろう。この日の譲渡会にはもっと月齢のおおきな子達を優先するということで、まだ生後2ヶ月のきょうだいたちは、譲渡会には出されずにいるらしい。

暇をもてあました妻と次男が、きょうだいたちを見物にいくという。譲渡会の会場ではなく、NPO法人の代表宅。長男は試験勉強。わたしは読みたい本があったので、留守番することにした。

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わかっていた。

子猫が1匹だけではものたりないということが。

青い瞳の子猫は、まだ先住猫たちとは完全にうちとけられていない。力加減がわからないようで、噛み癖がある。わたしたちにとっても、かなり乱暴者。だから、やっぱり一緒にいたきょうだいと会わせたほうが教育上いいんじゃないかと話していたところだったのだ。

いったん子猫をきょうだいたちのところに戻すのか、きょうだいたちからもう1匹ゆずりうけるのか、それとも借りてくるのか。トライアル期間のうちに、そんな話でもしてくるのだろうと考えていた。

この子猫が正式譲渡された暁には、きょうだいも迎えいれることになるかもしれない。妻の発言のはしばしから、それを検討することになりそうな予感はあった。だから別の子猫を見物にいくというのは、想定内のことだった。

・ ・ ・

数時間して、妻と次男が帰ってきた。

玄関先で話し声がする。なかなか入ってこない。

様子を見に出た。お隣さんと立ち話をしている。

子猫のか弱い声がした。妻の手にはキャリーケース。そのなかに、また別の子猫がいた!そもそもどうしてキャリーケースを持っていったのか(確信犯か)。

6歳の成猫2匹と、2ヶ月の子猫2匹。我が家には4匹の猫がいる状態になった。契約など諸々のペーパーワークは後日とのこと。今度は、どういうわけか先に猫のほうがやってきた。前例ができた場合の特例なのだろうか。妻の手にかかれば、魔法のように例外的に話が進むことは、これまでもなにかとあった。今回もきっと妻の魔法にちがいない。

こまかいことはさておき。こうしてもう1匹の子猫がやってきた。記録しておく目的もあって、二日連続でその新入り子猫にモデルをつとめてもらった。

昨日の絵のとおり、あらたに来た子猫は茶トラ柄だ。

じゃれあっている2匹の子猫をみていると、どうも先に来たほうが体もおおきくて力も強い。あとから来たほうが逃げているようにもみえる。フードの食べかたもずいぶんと違っていて、あとから来た茶トラの子は小食。もしかして6匹きょうだいで仲が良くなかった2匹がうちに来てしまったんじゃないか、なんて気がしてしまう。

この2匹をおなじケージに入れておくのはよくないように思えたので、急遽、何年もつかっていないビニール製のペットサークルを出してきた。下の写真の子猫たちの下敷きになっているのがそれ(畳んだ状態)。

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このペットサークル、じつは先住猫たちと旅にでたときに買ったものなのだけど、ファスナーが部分的に壊れている(猫たちの力は侮れない)。

でもまぁ、この子猫はまだまだちびっ子だ。もう1匹(青い瞳のほう)は頑丈なケージに入っているし、さらにペットサークルのまわりにも段ボールでつくったフェンスがある。きっと大丈夫だろう。そう判断して、茶トラの子にはペットサークルで寝てもらうことにした。

・ ・ ・

ひと晩めは無事に別々で寝てくれた。おなじようにふた晩めも別々に寝た。

しかし、そこは適応能力を日々アップデートさせる子猫のこと。あくる朝、茶トラくんは壊れているファスナーではないところをこじ開けて出てきていた。しかも外側の段ボールフェンスも乗り越えて、居間にいた。

さらにあろうことか、先住猫の成猫用フードをモグモグ食べていた。そこでまさかの先住猫”みゅー”との鉢合わせ。もう、コントのような展開だ。

その食べっぷりをみていると、小食だったのはもしかしてフードが好みにあわなかっただけだったんじゃないのか、なんて思えてくる。先住猫には悪いけど、ちょっと安心した。

青い瞳の子猫が来てから、里親トライアル期間が終わる2週間になる。ようやくなれてきて、先住猫と対面しても威嚇しなくなった。先住猫のほうもおちついて眺めるようにはなってきた。

しかし、その子猫が2匹に増えた。2匹の子猫たちをみた先住猫たちは、状況が理解できなかったのか(そりゃそうか)、あきらかに動揺していた。はじめはむしろ、先住猫のほうが避けていたような感じだった。

しかしそこはやはり先住の立場。突然やってきた若造たちにわがもの顔をされるのは納得いかないだろう。いまは、茶トラっ子には警戒心マックスだ。

先にきた青い瞳の子猫のほうは、トライアル期間をすぎたので、問題がなければ正式譲渡だ。しかし、あとからもう1匹の子猫もやってきた。どういうあつかいになるのか、よくわからない。トライアルが延長されたようなものかもしれない。

まだまだ目が離せない4匹になった我が家の猫たち。これからもちょくちょくnoteで報告するネタを提供してくれそうだ。


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