起業家としての寄付への悩みとリアルな金銭感覚

ここ1ヶ月くらいソーシャルセクターの方や行政の方とお会いすること機会が多かったが、会社は成長しているものの起業家としてイクジットもしていない自分の立場としては凄く悩ましいことが多かった。 立場上、起業家として1円、1秒でも会社にフルベットしていく姿勢が評価される傾向にあるのが私達の職業上の立場である。実際に会社の評価額は大きくても会社に勤めている方よりも起業家の友人と深く話すと多くの人が借金をしながら生活していたりして、そこまで余裕がないことが大半である。その資本主義の仕組みもなかなか他の業界からは理解されにくいので、資産を多く持っていると思われていて100万円でも良いので出してもらえませんかとお願いされるケースも多い。(1円の重みを理解しているからこそ辛い)

そしてある日を境に突然資産が増えるケースがあるのがベンチャーのゲームである。そこからはもっと依頼が増えると聞く。もちろん資産も無尽蔵ではない中で気持ちとしては大半の方が社会に貢献したいと強く思っているがキリが無くなってしまうため、自分の寄付哲学や軸が必要である。 自分の力程度で変えられる問題は非常に小さいからこそ、自分が人生を通して"何を"変えたくて、どこの陽の当たらない場所を救えるのかを真剣に考え、フォーカスしないと、広く薄くなんとなくお金を払って何も成し遂げられず終わってしまう気がした。
今後の方針
・まず未上場段階の起業家にとって100万円などはかなり重みはあるので自分としてはできる範囲内で少しずつ寄付を続けていき勉強の期間とする。(金額は見栄を張ったりせず無理をしすぎない)
・イクジット後に関してもやはり無駄使いはしたくない。今のフェーズから少しずつ関心を持ち勉強するスタンスは持つ。しかし自分の投資、寄付の哲学を持ってなんとなく適当に出す資産家になってしまうので、何もない今から自分は何の世界のイシューを解決したいのかを明確にする準備期間と捉える。そして突然お金を持つタイミングが来た時に意味のある使い方をしているのだと納得した上で気持ち良く出したい。(お願いを断れず出すだけになりたくないし、断るときも明確なスタンスを表明したい)

まとめ
稚拙な文章と知識ですが未上場企業の起業家としての社会に対するアプローチとしての悩みを残しておく。まず多くの起業家は何かしらで世界をより良くする活動に貢献したいと考えている。しかし"1円は重い"と腹の底から理解していて、苦労してきたからこそ起業家の方々も結構な方がこういった依頼が来るたびに悩ましい気持ちになっており、より良いお金の使い方を勉強したいと思っている。そして自分も理解度が低いと感じている。 是非社会、日本、行政などに対する寄付や投資方針などを賢者の方からアドバイスいただきたいです!