「心が震えるか、否か。」(香川真司)4/7発売に向けたミムラユウスケのnote

09年1月からフランクフルトやドルトムントに住み取材活動。Bリーグ開幕日16年9月22…

「心が震えるか、否か。」(香川真司)4/7発売に向けたミムラユウスケのnote

09年1月からフランクフルトやドルトムントに住み取材活動。Bリーグ開幕日16年9月22日~再び日本在住。 4月7日、執筆した香川真司「心が震えるか、否か。」発売。著書「千葉ジェッツふなばし熱い熱いDNA」。共著に内田篤人「淡々黙々。」や横浜ビー・コルセアーズ「海賊をプロデュース」

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『心が震えるか、否か。』制作秘話【香川真司「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!10日目。最終回】

『心が震えるか、否か。』のインタビューに応じてくださったみなさんの超一流の振る舞い ついに『心が震えるか、否か。』の発売日を迎えました。 紀伊國屋書店梅田本店やジュンク堂書店池袋本店などの大都市の書店ではすでに店頭に並んでおり、Twitterなどでも告知をしてくだっています。 連続更新の最終日となる今回は、この本の制作の過程における記しておかなければいけないお話をまとめます。 「自分の記憶には曖昧なところがある」と香川選手が考えていたことから、この本ではかなりの数の関

    • 日本のスポーツ選手のノンフィクションとして最長級となったこの本の楽しみ方と読み方について【香川真司「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!9日目】

      *トップ画像はUDN SPORTS提供 この本の読み方について一部の書店には並び始めていますし、スポーツナビ(←クリック)でも、すでに第1章の冒頭のエピソードが公開されています。それをご覧になった方も多いかもしれません。 今回は、普通の本とは少し異なる形で作られた『心が震えるか、否か。』の構成と読み方について紹介します。 この本は10個前後のエピソードで1つの章が構成されています。そして各章は香川選手が住んでいた都市の変遷と合わせてあります(詳細については6日目のnot

      • 伝説となったシャルケとのダービーのあとの香川真司を振り返る【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!8日目】

        *トップ画像はダービー翌日、ドルトムントに本社を置く「ルール・ナハリヒテン」紙の一面を、漢字とともに掲載された香川選手が飾りました。 シャルケ04とのレヴィアーダービー 「心が震えるか、否か。」はいわゆる「書き下ろし」で制作されました。 「書き下ろし」というのは、この本のために新たに書かれたことを意味します。世の中には数多の本がありますが、雑誌やwebなどにすでに掲載された文章をまとめる形で作られた本もかなりあります。 「生涯で唯一の本を作るつもり」で制作されたから、

        • 「弟」的存在の丸岡満から見た香川真司【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!7日目】

          *トップ画像はフィリンピンで行なった慈善活動での一コマ(UDN SPORTS提供) 丸岡選手メッセージ香川選手が2度目にドルトムントに所属した時期がまとめられた第5章。そのなかに「弟との出会い」というエピソードが収録されています。 「弟」とは、丸岡満選手のことです。 当時の丸岡選手はドルトムントU-23の所属ではありましたが、2人にはセレッソ大阪とドルトムントという2つのチームでプレーしたという共通点がありました。 そして、丸岡選手のコミュニケーションの高さは誰もが認

        『心が震えるか、否か。』制作秘話【香川真司「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!10日目。最終回】

          2018年ロシアW杯ベルギー戦翌日の香川真司が語ったこと【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!6日目】

          今回のテーマ先日の日本代表戦もかなり盛り上がっていましたが、「心が震えるか、否か。」でも香川選手の日本代表にかける想いは紹介されています。 この本は8つの章にわかれていて、各章は香川選手の所属したクラブの変遷とともに区切られています。以下のような感じです。 第1章 @SENDAI(仙台)  第2章 @OSAKA(大阪) 第3章 @DORTMUND 第4章 @MANCHESTER 第5章 @DORTMUND 第6章 @RUSSIA 第7章 @ISTANBUL 第8章 @ZA

          2018年ロシアW杯ベルギー戦翌日の香川真司が語ったこと【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!6日目】

          香川真司は、なぜ子どもが好きなのか? ーー友の証言で振り返る。【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!5日目】

          香川選手はどうして、子どもたちのために時間や労力を割くのをいとわないのでしょうか? コロナ禍をのぞき、オフシーズンには必ずといって良いほど、子どもたちとふれ合あうイベントを開催しています。 最終的にはその想いの強さは「心が震えるか、否か。」のテーマともつながっていくわけですが、香川選手が子どもたちを喜ばせようと行動する理由について、ヒントとなるような証言してくれた友人がいます。 香川選手の自主トレーニングの際にパートナーを務めることの多い岸正寿さんです。児童学の博士号を

          香川真司は、なぜ子どもが好きなのか? ーー友の証言で振り返る。【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!5日目】

          香川真司マンチェスター・ユナイテッド入団会見を振り返る【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!4日目】

          昨日のドルトムントのお話に続いて、今日はマンチェスター・ユナイテッドの入団会見でのお話です。 2012年7月12日の12時30分すぎに、マンチェスター・ユナイテッドの新入団会見はスタート。ファーガソン監督を先頭に、新加入のパウエルについで香川選手は入場してきました。 TVカメラが13台、選手のいるテーブルには23本ものマイクが用意され、つめかけた報道陣は日本とイギリスあわせて約100人におよびました。 それだけでも注目度の高さがうかがえますよね。 ちなみに、このときの

          香川真司マンチェスター・ユナイテッド入団会見を振り返る【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!4日目】

          香川真司がドルトムントで初めてゴールを決めた試合と、レバンドフスキ【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!3日目】

          前回はセレッソ時代(「心が震えるか、否か。」では第2章に収録)のチームメイトのお話を紹介したので、今回はドルトムント時代(第3章)のお話を。 2010年7月28日、香川選手がドルトムントに加入してまもない時期のことです。シーズン前の練習試合で、当時は3部リーグのディナモ・ドレスデンと対戦しました(結果は心が震えるか、否か。」では第2章に収録)のチームメイトのお話を紹介したので、今回はドルトムント時代(第3章)のお話を。 2010年7月28日、香川選手がドルトムントに加入し

          香川真司がドルトムントで初めてゴールを決めた試合と、レバンドフスキ【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!3日目】

          セレッソ大阪の同期が見た香川真司/【「心が震えるか、否か。」発売記念で毎日更新!2日目】

          「心が震えるか、否か。」の制作にあたっては、多くの著名人に取材をさせていただきました。 岡田武史さん、小栗旬さん、小菊昭雄さん、反町康治さん、中村憲剛さん、槙野智章選手、丸岡満選手、三浦知良選手、吉田靖さん(五十音順)をはじめとした方々です。 それ以外にも多くの方の話を聞き、本書は構成されています。そのなかには断腸の思いで、削らせていただいたパートも数多くあります。 多くの方にこの本を手に取ってもらうためにも、販売価格を抑えるためにページ数をしぼる必要がありました(とは

          セレッソ大阪の同期が見た香川真司/【「心が震えるか、否か。」発売記念で毎日更新!2日目】

          香川真司「心が震えるか、否か。」を通して届けたい想いとは?

          「幸いにも相談に乗ってくれる人はいたけど、あのようなケースでどうすべきかについてのアドバイスをくれる人はいなかった」 「心が震えるか、否か。」の取材のなかで、香川選手がそう語ったことがありました。2014年の8月にマンチェスター・ユナイテッドからボルシア・ドルトムントへの移籍直前の時期について振り返っていたときの話です。 最終的に、あのときは自分の頭で考え、後悔のない決断としてドルトムントへの復帰を選びました(参考までに復帰初戦のレポートです↓)。 長年にわたって世界の

          香川真司「心が震えるか、否か。」を通して届けたい想いとは?