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弾発股について

先日のお客様で、
立つ時に必ず、股関節がポキポキいう、
というお話がありました。

痛みはなく、日常生活にも支障がないということでしたが、原因が気になったので調べてみました。

「股関節 ポキポキなる」
と検索すると、
多く出てきたワードは
「弾発股(だんぱつこ)」。

以下、弾発股についての説明です。

弾発股とは股関節の周りの筋肉や腱が、股関節の骨に引っかかり、ポキポキとかゴリっという音がする症状です。
(中略)
弾発股を引き起こす原因の多くはオーバーユース(使い過ぎ)です。
スポーツで痛めることや仕事の都合上身体を酷使される方がほとんどです。
もともと股関節の形状に問題がある人も…
大腿筋膜張筋、臀部の筋肉が硬くなることでより股関節の動きが悪くなり大転子の部分で摩擦が強くなり痛みがましたりします。
骨盤を安定させている臀部の筋力不足により骨盤が外側に動き引き起こされることもあります。
(引用元:げんき堂整骨院HPより)

どうやら、股関節の前外側についている大腿筋膜張筋や腸脛靭帯が使い過ぎなどで伸張性・柔軟性が低下していたりすることで、立ち上がる時など股関節が動く際に大腿骨の外側にある大転子に引っかかってで音がなる、ということみたいです。

特に、股関節を内転・内旋位で屈伸すると症状が著明になるそう。

確かに私のクライアントも脚を閉じて立ち上がる際(股関節内転・内旋位)にポキポキなると言っていました。

これは外側型というそうです。

お恥ずかしながら、知りませんでした。

また、腸腰筋腱が腸恥隆起や大腿骨頭、小転子を乗り越えるときの引っ掛かりで音が鳴るケースもあり、これは内側型と呼ばれています。

もう一つ、関節唇の損傷、骨軟骨膿症、関節内遊離体など、さまざまな原因で起こる関節内型があります。

関節内型は痛みを生じますが、関節外側は滑液包炎を伴うとき以外、痛みを生じないことが多いそうです。

ですが、音が鳴る状態のまま放置していると、関節外の引っ掛かりが繰り返されることで痛みを生じてくることもあります。

対策としては、

まず原因を見極めることが大切です。

①音以外に痛みを伴うかどうか

②痛みがある場合

a.運動を中止して安静にして痛みが軽減するか確認する

b.運動を中断しても日常生活だけで痛みがある場合は一度整形外科を受診する

③痛みがなく音だけする場合

a.音のなる場所が外側(ズボンのポケット位置周囲)か内側(鼠蹊部周囲)かを確認する

b.外側であれば大腿筋膜張筋のストレッチやリラクセーション

c.内側であれば腸腰筋のストレッチやリラクセーション

このような段階で、痛みの有無、音がする部位を確認してストレッチなど行うと効果的かと思います。

お体のお悩みを持つ方の少しでも助けになれたら幸いです。






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