可愛い酔っ払い

プレゼン前夜に社長と徹夜仕事をするのは、とっても我が社らしいことだ。

昨年夏にも似たようなプレゼンがありましたね、なんつって、二人して24時近くなってからせっせと企画書を作りはじめた。

社長は歩いて帰れるくらい事務所から家が近いので、だいたい深夜まで事務所に残って作業してる。

今日も「オレの方は3時くらいには終わるかなー」とか言いながらやってたなー。

ぼくも事務所で徹夜しようか少し迷ったけど、家族も心配してるし、帰ってやるか、ということで終電間際に事務所を出た。

さすがに酒飲んで帰ったら寝ちゃうので、いつも缶ビール買ってるコンビニには寄らずにすたすた地下鉄の駅へと歩いてった。

そしたら階段降りるところで、たぶん飲み帰りの女の子が二人、ふらふらと降りていくもう一人の女の子を上から見守って立ってる。

ぼくは、あー飲んでたんだな、くらいの思考でそのまますたすた階段を降りて行ったら、ふらふら降りていく女の子に呼び止められた。

「ちょっとお兄さん、私を駅まで連れて行って」

え?って思って振り向いたら、なんか可愛らしい若い女の子がふらふらしながら「お願い、連れてって」って言ってるじゃないか。

わ、わ、って思わず手を差し伸べそうになったりしてると、上の方から友人らしき二人が声をかけてくる。

「お兄さんどっちへ帰るの?西梅田?じゃあ全然違うじゃない。いいですから放っておいてください!」

そりゃそうだ!

こんなふらふらの女の子、男に連れて行かれたら何されるか分かんねぇぞ!

って、この際まぁ可愛いとか可愛くないとかそーいうことは置いといて、とにかく「連れて行って」と懇願してる女の子を放っておくのはいいものか?と少し悩んだけれど、その逆の連れて行く行為自体がヤバいんじゃないか?って理性がものすごく働いて、かわいそうだが放って自分ひとり駅へと歩みを進めましたよ。

その子は「行かないでー、わーっ!」って叫んでたけどね笑

帰って徹夜仕事もあるんだし、これで良かったんだ?良かったんだろうか?とか、帰るまでずっと不埒な自分は悶々としていて、困りましたよ。

たとえばあの女の子を助けてあげたとして(悪いことせずに)、それがドラマみたいな夏のロマンスのはじまりだったりしたんだろうか?って、ね。

しかしほんと、予想外に可愛い女の子だったな。

#yusukeumeoka20190805 #日記 #エッセイ #可愛い #酔っ払い #女の子 #プレゼン #前夜 #社長 #徹夜 #我が社 #企画書 #事務所 #終電 #家族 #酒 #ふらふら #お兄さん #悶々 #ドラマ #夏のロマンス

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3

シャイ・マイ・ペイス

ある人につけてもらったあだ名です。とても気に入っています。

新しい日記

1年ほどずっと続けてて、忙しさにかまけて、あと意味が分からなくなってしばらくお休みしていた日記を、再びはじめてみます。令和になりましたので。いい機会だと思って、再びはじめてみます。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。