医療×落合陽一 〜現代の魔法使いから見る医療の未来〜 を聞いてきた

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はじめに
・落合さんの印象に残った言葉

”どっちもできるスーパースターにならなければいけない”
”現場の声・ニーズを知っているのが最強。足で稼げ!”
”医療現場のデータがない。データを取る、それが0段階”

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こんにちは😃
地方医学生の”ゆうすきんたろう”@yusukintarnmです。

今回、Medical Future Fes(MMF)@mff-since-2013
という医療系学生の学生団体主催で
日本医師会館で行われたSummer Fes 2018という講演会イベントに参加してきました!
このイベント自体は、2日間開催で
様々な分野で活躍していらっしゃる講師の方々が、
講演やワークショップをしてくれるというイベントです。

自分は一身上の都合(下記に掲載)で、落合先生の講演しか聞くことができなかったですが、他の講師の方も魅力的な題目で、聞けなかったことが残念です。

ハプニング発生!!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー実はこのイベントに向かう電車の中に、Macが入ったリュックを電車内に忘れてしまい、めちゃめちゃ落ち込んだ状態で、講義の内容を正直言うと、しっかり集中して聞けませんでした…なので、かなり抜けているところがありニュアンスがずれているかも知れませんがご容赦ください。なお、夕方4時頃に再度問い合わせたところ、落し物として届けられていました😂各所にご心配をおかけしました…ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《公演の流れ》
・自己紹介
・研究分野の紹介
・ラボの紹介
・7/31に行われた平成最後の夏期講習の内容について
・瀬尾拡史さんと落合陽一さんとの対談

落合陽一さんとは?

活動が多岐にわたっていらっしゃいます。
http://yoichiochiai.comに詳しく記述されているので参照してみてください

研究分野の紹介

・網膜投影、ホログラムの話
http://pixiedusttech.com/air-mounted-eyepiece/
上記に動画が掲載されていて講演スライド中にも出てきました

ー医療・介護分野ではー
・VRを用いた遠隔操作車椅子の紹介
https://dot.asahi.com/aera/2018052800035.html?page=1
人口減少・高齢化社会による人材不足をテクノロジーで補う
 落合さんの著書”日本再興戦略”でも言われています

ラボの紹介

最近ツイッターでバズってたセミの筋肉に電極を当てて、その周波数を用いて
カノンを演奏させた学生さんの話をしていました
https://twitter.com/labDNG/status/1027555982296006656
これを作った方は、落合さんの話を聞く限り、変人というか天才というか
拾ってきた猫の死体を埋めて、骨だけにして標本を作るとか…
なんというか、天才ってスゴイですね・・・

”平成最後の夏期講習”

こちらは、先日行われた落合さんと小泉進次郎さん主催のイベントです!
ここでは、ポリ(政策)とテック(テクノロジー)を掛け合わせた”ポリテック”について専門家の方たちが討論されていました。
YouTubeに動画がupされていています!
幻冬舎の箕輪さんやデジタルネイチャーを編集した宇野さんも出席され
様々な角度から問題提起されていて面白かったので見てみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=fV37SGxMqZs
今回は、その中の安宅和人さんのプレゼン資料について解説して下さいました。

ポイントをまとめると、

・問題をテクノロジーで解決する企業(ベンチャー)がもっとできなければならない。
・世代間の認識/考え方のギャップ
→ミレニアム世代の一つ前の世代(80年代後半〜99年に生まれた世代)がヤバイ
 中途半端で、中国に対する認識が甘すぎる。
・世代を見分ける基準として
”進学に中国の大学が選択肢として入るか”

印象的だった言葉
”その人のグローバル感を知りたければ中国についてどう思うか聞けば良い”
→ヤバイ人は、中国に対しての危機感が低い

など医療に限らず、現代の問題についてもお話されていました。

瀬尾拡史先生(医師で8/19イベント2日目で講演)との対談

瀬尾先生@HirohumiSeo
が”現在学生で、将来 医療×ITで医療をアップデートしたい”という人達を代表して
落合さんに質問して下さりました。

Q.『医師として専門を極めるのが良いのか、プログラミングやテックについても同時並行で進めるのがいいのか?両方やろうとして、中途半端にならないか?』
A.『最初はディスられるかもしれないけど、3年間並行して続ければそれなりのものになる。両方やり続けてプロになるか、一つを極めてから次をやる。両方のやり方がある』
『今後はダブルメジャーが当たり前になってくる
今後はどっちもできるスーパースターにならないといけない。』
Q.『医学部を卒業した人がもし落合ラボで研究をしたいと言ってきたらどうしますか?』
A.『4月はPythonやって、5月はハードウェア、6月ソフトウェア……
そこからサーベイして、そうしていると何がやりたいかわかってくる。それで、9月くらいに研究テーマを決める』

他にも、医療に関わるコメントとして

落合さん)
『医療現場は杖などのように個別化されたもののニーズが強い。』
『そして、医療を変えるにはポリとテックも必要』
『医療×ITをやるにはプログラミングの知識はマスト
知らないやつの話は誰も聞かない。』

といったこともおっしゃっていた。

落合さん)
『テクノロジーで解決したいと思った事柄については、
データを集めるのが第0段階。
データさえあればコラボできる。
テクノロジーでどうにかならないかと言う相談を受けることがあるが、データはとっていないと言うことが多い。』

つまり医療者は良質なデータを抽出してコラボが理想なのかと感じた。
これからは、疑問に思ったことや気になることは、
細やかにデータを取る習慣をつける必要がありそう。

最後に、瀬尾先生のまとめの言葉が印象的だったので書きます。

必要なのは、正しく問題を発見すること。現場でいくつ問題を拾ってこれるか。ビジネスはまず考えない。目の前の問題に向き合うことが重要。

まとめ


ITと医療をコラボさせて、何かしたいと考える医療者に言えるのは、

☑︎テクノロジーに関する知識がセミプロレベルで必要
☑︎現場で問題を抽出できる強みがある
☑︎データを取らねば始まらない
医療とITのコラボについて考えているあなた!
プログラミングの勉強を始めなさい!

医学部の就職試験(マッチング)について書いた
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