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NUMBER GIRL @新宿LOFT 2019/7/27

18年ぶりにナンバーガールのライブを見てきた。感想は、生きてきてよかったとしか言いようがない。大げさだけど、大げさすぎない。自分の中でそういう存在。

忘れないためにブログに留める。
書いてる今は2日後なのに、筋肉痛がフラッシュバック現象。確かな年月を実感。

チケットは争奪戦だった。全部外れて諦めてたら、追加発表された新宿LOFT、しかも再結成1発目のライブが奇跡的に当たる。
たぶん、何十年分かの運を使い果たした。

ナンバガ再結成で狂喜した人は何万人もいるだろう。自分もその1人。
少し違和感を覚えるのは、当時は「みんな大好き」ナンバガではなかった。
自分の周りだけかもしれないが..
ナンバガが好きな俺こそがかっこいい、みたいなこじらせた人の、俺の、私のナンバガだった。

ナンバガがいかに好きだったかみたいな説明はまさに中二病だから控える。
好きに決まっている。高鳴る興奮を抑えきれず、前日辺りから、しつこめのツイートを繰り返しながら、新宿に向かった。

新宿LOFTは歌舞伎町にあって、風俗店が立ち並ぶ。この街で行き交う人々はまさにナンバガの曲の登場人物のような匂いを醸し出していた。
ナンバガといえば渋谷なのかもしれないが、新宿っぽさも強く感じる。

チケットはまさに宝くじだったので、開場・開演を待つ間も、待ってる人はだいたいの人が孤独だったはず。何かそれがよかった気がする。個人的な感覚だけど、みんな一緒にわいわいナンバガを待ってるより、俺の、私のナンバガが動き出すのをじっと待っていたかった。

新宿LOFT会場内はキャパ的にかなり満員だった。みんなライブを今か今かと待ってた。隣の人が小刻みに震えていた。うん。すごくわかる。

SEのマーキームーンが鳴って、メンバーが入場して..とか想像してたら、暗転、SE、入場はほぼ同時で、懐かしむ暇さえなくライブは始まった。

向井の第一声は、「おひさかたぶーり、ぶりのぶーり、新宿シティ 」みたいな感じ。
ZAZENBOYSっぽい..

とか思ってたら、中尾賢太郎のいなたいベースから、鉄風鋭くなって。
うぉー。会場狂喜乱舞。おのおののダンスが始まるが、激しいモッシュやダイブはない(絶対禁止の注意あった)。 見てるみんなも大人になったんだなあ。

ここから、一曲ずつ解説していったら終わりが見えないので、だれかに任せるとする。 セトリはこちら(拝借しました。まるでベストアルバム)

MCはほとんどなかった。
福岡市博多区から..からあの曲が始まると、さすがに胸に込み上げるものがあった。
例えばあの娘が..の曲もそう。

中尾賢太郎のベースはあの頃以上に強靭なビートだし、田淵ひさ子のキーボードみたいな独特なフレーズや垂直に跳ねながら弾く姿もあの頃を彷彿させた。向井はあの頃よりなんていうか余裕がある感じ。
アヒトは..
ナンバガといえば、ナンバガをナンバガたらしめてる要素は、やはりアヒトイナザワのあのドラムだと思ってる。あの直線的で過剰な尺のフィル。1発でアヒトとわかるあのドラム。。

アヒトもあの頃とほぼ変わらない感じがした。ややきつそうな部分もあったけど。
これだ。他の誰でもないナンバガのドラムだ!と思った。

そしてバンド全体としては、雰囲気が変わってた。あの頃の、解散前の殺伐とした雰囲気の緊張感みたいなのは当然ない。

でも、向井の眼鏡がずれて曇っていく姿や、
曲間のファンからの声(向井ー、賢太郎ー、チャコちゃーん、アヒトーと叫ぶ感じ)はそのままで胸が熱くなった。

改めて、これは単なる同窓会ではないなと思った。
4人がそれぞれのバンド活動を経た上での、2019年のナンバガが目の前にいた。
当然、今も昔もかっこいいまま。
そもそも、昔と同じことを期待するなら、YouTube見てたらいいし。

これはもっともっとライブをやってくれるんじゃないかとわくわくした。

ふりだしに戻るが本当に生きてナンバガを再び見れてよかった。またやってくれるなら、毎日楽しみに生きられる。まだまだ聞きたい曲もあるし。

京都音博でもチャンスある。
くるり、ナンバガを同日に見れる日が来るとは。音博ではダブっぽい曲に期待。

締め方が唐突だけど、このへんで。
またライブ見れたら書く予定。

#NUMBERGIRL #ナンバーガール

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