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自分の心に宇宙を描くお話

【自分の心に宇宙を描く話】
先日、小野雅裕さんの講演会「宇宙に命はあるか」に行ってきました。
そこで感じたことをつらつらと書き起こしていきます。
小野雅裕さんは、JPL(NASAジェット推進研究所)というところで火星探査ロボット「マーズ2020ローバー」の自動運転技術の開発を行っている人です。
*かなり刺激を受けてエモめな文章を書いてしまうかも知れません。

最近は、地球から火星がよく見えますね。
南の空に赤々と光っている星があればそれが火星です。

では、逆に火星から地球を見たら、どんなふうに見えるでしょうか。
火星の夕焼けは青いそうです。そんな火星の青い夕日が沈んだ後に見えるとても小さく淡く青い光が地球だそうです。

火星から見たらとてもちっぽけな地球に住んでいる
とてもちっぽけな存在だということに気づきました。
薄々気づいていながらもその事実に自覚的になれた感覚があります。

銀河系においてかなり小さな地球という星の
日本という世界の中でもとても小さい国の
東京というさらに小さい場所に蠢く人のなかの
ひときわ小さい存在が僕です。
(もはや銀河系レベルで考えた時に国家やホモ・サピエンスという括りで考えること自体おかしな話かもしれません)

そう考えた時に個人レベルで起こる様々なこと、
―例えば
カップ麺を作っているのを忘れていて、麺が伸び切ってしまった。
財布をなくしてしまった。
好きな子にフラレてしまった。

それも宇宙からみたら取り留めもなく小さなことです。
なにを悩んでいるんだ、と。
(好きな子にフラレるのは個人的ビックニュースですが笑)

だから自分には全く価値がないのか?
そういう話ではないです。

自分の小ささに気づいた時、自分の謙虚さを取り戻し、
他者に対して、愛を持って接することができるのではないか、
イマジネーションを働かせることができるのではないかということです。

他者比較して、自分が幸せになろうとすることも、
誰かの上に立つ名誉や栄光も、
大金を得ることも、
自分というレイヤーから抜け出せない以上
この宇宙からみたらくだらないことになってしまいます。

じゃあ、本質的な価値あることはなんなのか?
自分、他者、地域、町、日本、世界、宇宙というレイヤーがあった時に、
一つでも上のレイヤーを豊かにしていくことなのではないか。
純粋に1つでも上のレイヤーに対してを豊かさを残すことが本質的な価値であるのかもしれません。

しかし、このレイヤーは階段のように一段飛ばしで進むことができず、
まずは自分、次に目の前にいる他者、地域、町全体、日本、世界、宇宙と
1段ずつ、そして時には後退しながら進むしかないのだと思います。
だからこそ、まず自分の幸せのコップを満たしてあげることが大切なのだと思いました。
これは、そもそも僕が1年生にカンボジアで感じた疑問に対する解なのかも知れません。
僕は自分というレイヤーを無視して、もっと大きな何かを豊かにしようとしているのではないか?
あのときはそうは思わなかったけど、感覚的に思っていたのだと思います。

まずは「自分」というレイヤーを飛び越えていきたいなあと思います。

余談ですが、
純粋に夢を語る大人のかっこよさと小野さんの謙虚さを
お話の中からひしひしと感じ、この人が見ている世界は
宇宙なんだ、と感じました。

きっと宇宙から見た自分に自覚的だからこそあれだけ謙虚に、楽しそうに夢を語れるのだと思いました。
「自分の心に宇宙を描く」僕もああいう大人になりたい。

小野雅裕さんの「宇宙に命はあるか」という本が非常に面白かったので、
よかったら読んでみてください。ロマンがくすぐられる本でした。

#宇宙 #人生論 #日々の学び

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